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特集1 漁業の未来を担う 水産高校(4)

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のぞいてみました 水産高校の学園祭


「水高祭」と呼ばれることが多い水産高校の学園祭。
それぞれの学科の生徒たちが日々学んできたことの成果を発表する、年に一度の晴れ舞台です。
11月初旬に行われた静岡県立焼津水産高等学校の「水高祭」を紹介しましょう。
焼津港に停泊している遠洋カツオ1本釣りの実習船「やいづ」
焼津港に停泊している遠洋カツオ1本釣りの実習船「やいづ」。
焼津水高には「やいづ」のほか19tの実習船「リサーチ」、
小型実習船「リサーチII」「水高丸」の4隻の実習船がある

地域に貢献する水産高校

地域に貢献する水産高校

地域に貢献する水産高校

地域に貢献する水産高校

栽培漁業の実習助手を務める青木琴美先生

栽培漁業の実習助手を務める青木琴美先生

地域に貢献する水産高校

地域に支えられ、
地域に貢献する水産高校
焼津水産高等学校(以下、焼津水高)には、開発・機関・航海の3コースに分かれる海洋科学科、栽培漁業科、食品科学科、流通情報科の4つの学科があります。

開校して3年後に養殖科を増設し、漁労、加工製造だけでなく、早くから栽培漁業にも力を入れてきました。昭和3年、日本で初めてマグロ油漬け缶詰(ツナ缶)を製造したのも、焼津水高の生徒たちです。県の漁業協同組合と商品を共同開発するなど、水産業を基幹産業とする地域からの信頼も厚く、就職内定率は100%。ツナ缶の開発や実習船による海洋情報の提供、人材育成など、永年の功績が認められ、焼津水高は平成22年、全国の水産・海洋系高校のモデル校として内閣総理大臣より表彰されました。

そんな焼津水高の「水高祭」を最も楽しみにしているのが、やはり地域の人たち。当日は生徒たちが作った缶詰や加工品、鮮魚を求める人々の長い行列が、歩道にまで続いていました。

各科の研究発表の展示室でも、生徒たちが熱心に説明をする姿が見受けられ、充実した水高生活を送っていることが手に取るように分かります。将来を担う若者たちの勢いが感じられました。

焼津水高ではウナギを稚魚から育てている

  焼津水高ではウナギを稚魚から育てている

焼津水高ではウナギを稚魚から育てている。職人の手ほどきを受けた生徒が、育てたウナギをていねいにさばいていく。白焼きは毎年大人気。販売前から行列ができる

地域に貢献する水産高校

  栽培漁業科で教務主任の杉本裕幸先生が、マダイを活きジメする生徒たちを見守っていた



  栽培漁業科で教務主任の杉本裕幸先生が、マダイを活きジメする生徒たちを見守っていた

その場で活きジメされたマダイは1尾800円

  その場で活きジメされたマダイは1尾800円

その場で活きジメされたマダイは1尾800円

栽培漁業科ではマダイやトラフグ、ヒラメ、ウナギ、スッポン、アユ、コイ、金魚と、海水魚から淡水魚まで幅広い魚種を大量に養殖している

  栽培漁業科ではマダイやトラフグ、ヒラメ、ウナギ、スッポン、アユ、コイ、金魚と、海水魚から淡水魚まで幅広い魚種を大量に養殖している

栽培漁業科ではマダイやトラフグ、ヒラメ、ウナギ、スッポン、アユ、コイ、金魚と、海水魚から淡水魚まで幅広い魚種を大量に養殖している

ダイビングを指導する海洋科学科の西島靖真先生

  ダイビングを指導する海洋科学科の西島靖真先生

ダイビングを指導する海洋科学科の西島靖真先生

   
養殖施設の保守などにも潜水技術は必要だ

   
養殖施設の保守などにも潜水技術は必要だ

   
「私、船酔いしないタチなんです。だから実習船もへっちゃらでした」

  資源生産コース
「私、船酔いしないタチなんです。だから実習船もへっちゃらでした」

  教室では各科の研究発表が展示されていた。中には専門的で難しい研究テーマも

こちらはアユの塩焼き1本150円也

  カツオの1本釣り体験

こちらはアユの塩焼き1本150円也

  カツオの1本釣り体験。この機材をもって地域の小学校に出前体験会をしに行くこともある

資源生産コース

  資源生産コース
食品科学科で作ったツナ缶1箱6缶入り600円、海苔の佃煮1袋6本入り840円、ミカンの缶詰1袋5缶入り500円とお買い得。これらの加工品を買うために地域の人たちは長い行列を作る

  「ダブルスクールで調理師の資格を取りました。将来は料理をちゃんと作れるお母さんになりたい、うふふ」

資源生産コース    

静岡県立焼津水産高等学校

静岡県立焼津水産高等学校

静岡県立焼津水産高等学校
静岡県立焼津水産高等学校
日本屈指の水産基地にある有名校
世界有数の水揚高を誇り、遠洋漁業、水産加工業の基地として栄える焼津港のほど近くに学び舎をもつ焼津水産高等学校。大正11年の開校以来、水産業の担い手が数多く巣立っていきました。本館のある敷地内には2つの製造実習工場のほか、食品製造、運転性能、電気技術、機械設計、溶接・板金、水産海洋基礎実技などの実習室が完備している機関・製造実習棟のほか、40近い養殖池をもつ臨海実習場、小川港に面して建つマリン技術実習棟などがあり、実習施設が充実しています。流通情報科の3年生の生徒が中心となって設立した会社「フィッシュパラダイス魚国(うおこく)」は今年で9年目を迎えました。商品の仕入れから開発・販売まで、すべて生徒が行い、起業家精神を育成するこの取り組みは、地域から大きな期待が寄せられており、年に1度の開店日にはたくさんの地元客が訪れます。

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