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農林水産省

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特集1 花に思いをこめて(4)

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花はいつも身近な存在

日本の花の魅力を再発見


ここでは花きを取り巻くさまざまな話題をお届けします。

海外で人気の高い輸出量第1位のスイートピー。

海外で人気の高い輸出量第1位のスイートピー。

第2位のラナンキュラス。

第2位のラナンキュラス。

エキゾチックな雰囲気を持つグロリオサ

エキゾチックな雰囲気を持つグロリオサ。日本では高知市三里地区が全国一の生産地で、70%以上のシェアを誇っている

魅力ある農業部門
日本における花き生産は、経済や農業において重要な位置を占めています。

通年気温や天候に大きな変化がない国なら、その気候に合った花の品目しか栽培できませんが、四季のある日本では、折々の気候に合ったさまざまな品目を栽培することができます。さらに露地栽培、施設栽培を使い分けることで安定栽培が可能です。

海外でも人気の日本の花
高品質で多様性に富んだ日本の花々は、海外でも人気があります。特に人気があるのは、スイートピー、ラナンキュラス、グロリオサなど。年々輸出量を大きく伸ばし、ヨーロッパや米国、アジアで圧倒的な人気を博しています。今後もさらに輸出実績を伸ばしていくために、輸送中に発生しやすい病気や冬場に起こりやすい圧縮傷からかかる凍傷の予防法の検証が進められています。

中国をはじめとするアジア諸国の富裕層の増加は、花の輸出のチャンスの増加ともいえます。日本の高い栽培技術を生かし、たくさんの品目が輸出されることが期待されています。

切り花類の主要生産県ベスト10(産出額/平成22年)
日本の主要生産県を紹介しましょう。暮らしに彩りを添える花が生産されている場所に思いをはせてみてください。

切り花類の主要生産県ベスト10

さまざまな色、かたち!
「マム」に見る花のバリエーション
前ページの有限会社ジャパンフラワードリームで生産されているマム=菊の一部。

前ページの有限会社ジャパンフラワードリームで生産されているマム=菊の一部。


伝統ある花の市

伝統ある花の市
足をのばしてみませんか
伝統ある花の市
各地で行われるさまざまな花の市。毎年季節の到来を告げる風物詩として、大切に伝えられています。

江戸時代から続く「ほおずき市」
毎年7月9~10日の2日間、東京・浅草寺(せんそうじ)の「四万六千日(しまんろくせんにち)」の縁日にちなんで、境内で開かれる「ほおずき市」は、江戸時代から続く歴史ある市です。境内には、江戸風鈴を吊るしたほおずきを売る露店が約120も軒を連ね、夜遅くまでにぎわいを見せます。浅草寺の「ほおずき市」は毎年60万人の来場者を数える伝統の花の市です。

日本の夏の花「朝顔市」
東京・入谷(いりや)の「朝顔市」は、毎年7月6~8日に開催される夏の風物詩です。入谷鬼子母神を中心にして言問通りに、約120軒の朝顔業者が店を出します。江戸時代、自家受粉をして、変化に富んだ花の形や柄をもつ朝顔の栽培が流行したといわれています。そんな江戸情緒を感じさせる朝顔市には、毎年40万人を超える人が訪れ、夏の朝を彩る花の鉢を抱えて帰ります。

花を飾るアイデアがいっぱい
国内最大規模の花の展覧会
これから開催される花のイベントを紹介しましょう。花を見て癒されるだけでなく、育て方や切り花としての飾り方、日常使いのアイデアなども入手できることでしょう。

世界らん展日本大賞2012
蘭のある暮らしの素晴らしさを伝えるために、洋蘭をはじめ東洋蘭、日本の蘭など、世界各地のさまざまな蘭を一堂に集めた蘭の祭典です。第22回を迎える今回は、約3,000種、約10万株の蘭が展示される予定。また「蘭の花を育てる運動」の一貫として、蘭の育成記録と育成した蘭の展示も行います。今回は被災地である東北からも6団体が特別参加します。
日程/2012年2月18日(土)~26日(日)、一般公開は9日間
会場/東京ドーム(東京都文京区)
http://www.jgpweb.com/top.php

日本フラワーデザイン大賞2012
1977年に創設された、日本一のフラワーデザインを決めるコンテストです。「花が好き」をキーワードに全国からフラワーデザイナーが集います。体験レッスンではフラワーデザインの楽しさを実感できます。
日程/2012年2月24日(金)~26日(日)
会場/パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
http://www.nfd.or.jp/jfda/index2.htm

第14回国際バラとガーデニングショウ
世界のバラと美しいガーデニングを紹介する国内最大規模のバラとガーデニングの祭典。自然と共生しながら、新しい花の文化を提案するイベントとして開催され、海外からも高い評価を受けています。
日程/2012年5月12日(土)~20日(日)
会場/西武ドーム(埼玉県所沢市)
http://www.bara21.jp/index.html

花を長く楽しむためのコツ

花き産地から伝授された
花を長く楽しむためのコツ
花をより長く楽しむためには水を十分吸収できるように、水揚げすることが大切です。水揚げは下葉を取り除き、ある程度、茎を出してから行います。花の特徴に合わせて試してみましょう。

*水きり
一般的な方法なのでほとんどの花に応用できます。切れ味のよいハサミを使い、水の中で茎を斜めに2~5cm程度切り、しばらく水に浸けておきます。

水折り
キク科の花に適しています。水の中で根元から2~5cm程度のところを、手をひねって折ります。切り口がギザギザになり、水を吸い上げやすくなります。

湯あげ
カスミソウやストックなど花がたくさんついたものに適した方法。根元を2~10cm程度出して、切り口を熱湯に10~30秒浸けます。その際、新聞紙などで花を包み、花に直接熱気がかからないようにします。湯から出したらたっぷり張った水に最低でも1時間は浸けましょう。

燃焼法
バラやカスミソウなどに。根元2cmほどを炭状になるまで真赤に焼きます。炭状になったらすぐにたっぷりの水に入れます。吸い上げがよくなるだけでなく、細菌繁殖も防止できます。

逆さ水
トルコギキョウなどに有効。むだな葉を取り除いてから花を逆さにし、茎を斜めにして持ち、直接花に水がかからないように根元のほうから水をかけます。その後、濡れた紙で30分ほど花全体を包んでおくとさらに効果的。

根元割り
ウメ、サクラなどの枝物や吸水のよくない花に適した方法。根元に十文字または一文字の切り込みを入れます。根元をたたいて広げる方法もあります。

(出典・協力/愛知みなみ農業協同組合)