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農林水産省

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特集1 青果物の流通 「新鮮」をお届けします!(2)

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青果物市場のしくみ

生産者から消費者へ


青果物が実際にどのような経路をたどって消費者の元に届くのか、市場のしくみを解説しましょう。
市場流通のしくみ


卸売市場とは
青果物だけでなく、水産物、食肉、花きなどの生鮮品は卸売市場を通して売買されます。卸売市場は開設される都市の規模や卸売場の面積によって、中央卸売市場と地方卸売市場に分けられます。中央卸売市場を開設するには農林水産大臣の認可が、地方卸売市場を開設するには都道府県知事の許可が必要です。全国に、中央卸売市場は74市場、地方卸売市場は1,185市場設けられています(平成22年農林水産省総合食料局流通課調べ)。

農林水産大臣の認可や知事の許可を受けた地方公共団体や株式会社などが卸売市場を開設し、青果物の流通に日々取り組んでいます。

卸売市場の機能
1.集荷・分荷機能
国内外から多種多様な青果物を大量に集荷し、需要者のニーズに応じて、迅速かつ効率的に必要な種類と量を仲卸業者、売買参加者へ販売します。
2.価格形成機能
せりや相対(あいたい※)取引によって、需給バランスや品質の優劣などを考慮しながら、公正な評価による透明性の高い価格を形成します。
3.代金決済機能
販売代金の精算や出荷者への支払いを迅速かつ確実に行います。
4.情報受発信機能
卸売予定数量、販売価格などを公表し、需給に関わる最新情報を収集・提供します。
※相対とは、せりを行わず、売買当事者間で取引価格や取引量を決める直接取引のこと。

青果物卸売市場の種類と開設者の認可等について

青果物卸売市場の種類と開設者の認可等について

【column】プロを対象とした市場(しじょう)と消費者向けの市場(いちば)の違い

卸売市場で生鮮食料品を購入できるのは仲卸業者と売買参加者だけで、個人の消費者は買うことができません。いわば卸売市場はプロ向けの公設市場なのです。

一方、「公設」と名がついていても、消費者が利用できる市場があります。代表的なところが沖縄県那覇市にある「公設市場(こうせついちば)」です。那覇市では戦後、自然発生的に作られた闇市を公的に管理するという意味で整備された経緯があります。「公設市場」という名称ですが、卸売市場ではないため、直接消費者が買うことができます。

そのほか、全国各地の漁港の近くや駅の周辺に市場が設けられていますが、これらも卸売市場とは異なる、大型専門マーケットのような存在です。