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農林水産省

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特集1 青果物の流通 「新鮮」をお届けします!(3)

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日本一の青果市場

東京・大田市場(おおたしじょう)を訪ねて


東京都が開設している中央卸売市場で、青果物を扱っている市場は9つあります。
その中で青果物の取扱量が最も多いのが東京都大田区にある大田市場です。
そんな大田市場の早朝の卸売場の様子を取材しました。
わが国最大規模の青果物卸売市場、大田市場の活気あふれる早朝の様子
わが国最大規模の青果物卸売市場、大田市場の活気あふれる早朝の様子

東京青果の競売場(せり場)。大田市場青果卸売場の中で最も大きなせり場である

東京青果の競売場(せり場)。大田市場青果卸売場の中で最も大きなせり場である

せりは午前6時50分に開始。せりでは仲卸業者や売買参加者が指で合図を送りながら、せり落としていく

せりは午前6時50分に開始。せりでは仲卸業者や売買参加者が指で合図を送りながら、せり落としていく

買い出された青果物は慌ただしくトラックに積み込まれ、搬送されていく

買い出された青果物は慌ただしくトラックに積み込まれ、搬送されていく

場内をところ狭しと行き交う運搬用のターレット

場内をところ狭しと行き交う運搬用のターレット

その日の入荷情報が記載された黒板

その日の入荷情報が記載された黒板

大田市場内を案内してくれた東京青果総務部の木場祥文さん

大田市場内を案内してくれた東京青果総務部の木場祥文さん
わが国最大規模の青果物卸売市場
大田市場には青果物、水産物、花きの卸売場が開設されています。青果物と花きに関しては施設規模、取扱量ともにわが国最大の市場です。平成22年度に大田市場で取り扱われた青果物は1日当たり3,213トンに及びます。

市場内には多くの出荷団体の事務所があり、流通の情報化に対応する機能を備えているだけでなく、見学者のための展示室や見学コースが設けられています。最近では毎日のように中国や韓国などからの見学者が訪れるそうです。

大田市場で青果物を扱う主な卸売業者は東京青果株式会社、東京荏原青果株式会社、東京神田青果市場株式会社です。中でも東京青果株式会社は全国一の取扱量を誇っています。「東一(とういち)」の屋号を持つ東京青果のせりの様子を見学しました。

直接交渉で売買する相対取引のコーナー

直接交渉で売買する相対取引のコーナー
競売場前のサンプルコーナー。取り引きされる青果物はあらかじめ品定めできるようになっている

競売場前のサンプルコーナー。取り引きされる青果物はあらかじめ品定めできるようになっている

有機栽培など付加価値をつけた商品は「個性園芸」と呼ばれ、特別に相対コーナーが設けられていた 有機栽培など付加価値をつけた商品は「個性園芸」と呼ばれ、特別に相対コーナーが設けられていた

有機栽培など付加価値をつけた商品は「個性園芸」と呼ばれ、特別に相対コーナーが設けられていた

場内の仲卸売場。平成23年1月現在301店舗、172社が店を構えている 場内の仲卸売場。平成23年1月現在301店舗、172社が店を構えている

場内の仲卸売場。平成23年1月現在301店舗、172社が店を構えている

市場の24時間タイムテーブル

【column】「せり」って何?

せり売りは、売り主が多くの買い手に競争で値をつけてもらい、一番高い値をつけた人に売る取引方法です。多くの仲卸業者や売買参加者がせりに参加するため、せり落とす際には指を使って合図をします。

中央卸売市場のせり人になるには開設者から経験や能力の有無について認定を受ける必要があります。

卸売会社の営業担当者はせり人の資格取得を目指し、卸売会社で実務経験を積みます。近年、卸売会社の営業職にも女性の進出が目立ち、大田市場でも女性のせり人が活躍しているそうです。

ただ最近はせり取引は減少していると聞きました。直接話し合って値を決める相対取引が増え、大田市場では取引のおよそ8割が相対だといいます。