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農林水産省

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特集1 青果物の流通 「新鮮」をお届けします!(5)

卸売市場以外の流通

増えてきた農産物直売所やインターネット販売


消費者の食に対する安心や安全を求める機運の高まりを受けて、
産地情報や生産者の取り組みが分かる直接販売が注目されるようになりました。
生産者から直接商品の情報が得やすく、対面販売による安心感が人気のようです。
岩ノリを手摘みできる漁場の前で
「道の駅」などの農産物直売所:http://www.ohrai.jp/gt/market/
マルシェ・ジャポン:http://www.marche-japon.org/

顔が見える関係が魅力
近年、全国各地の道路沿いに数多くの「道の駅」が設置され、その主要な施設として農産物直売所が人気を集めています。農産物直売所は地産地消の具体的な取り組みのひとつであり、各地域に自ら生産した農産物やその加工品を直接消費者に売る場所があるということは、地域資源を活用した新たな産業の創出を促し、6次産業化の拡大にもつながっています。

農産物直売所は現在、全国で約1万6,816施設に達しており、直売所当たりの参加農家数は、全国平均では約86戸。農業協同組合が運営している直売所の場合には平均約280戸の農家が参加し、小規模の農家でも所得を得ることができます。

生産者にとっては消費者の声を直接聞くことができるため、消費者ニーズに対応した生産が可能となり、また消費者にとっては、生産者との「顔が見える関係」を通じて生産状況などが確かめられ、新鮮さや安心感、価格の安さなどに魅力を感じている人も多いようです。

宅配サービスの増加
農産物直売所のように、消費者がわざわざ現地に足を運ばなくても、生産者の顔が見える購入方法に「産直」があります。「産直」は「産地直結取引」「産地直売」「産地直送」などの略で、生産者や農業協同組合などの生産者団体と、個人消費者や生活協同組合などが直接やり取りすることで商品を売買するシステムです。

インターネットの普及に伴って、全国各地の青果物をインターネットによる通信販売で購入することができるようになりました。通販サイトには生産者の取り組みや産地情報だけでなく、その産地ならではの調理方法や商品に付随する知識が盛り込まれていることも多く、消費者にとって身近な情報を得られるチャンスとなっています。

生活協同組合や民間企業の宅配サービスについても同じことがいえます。消費者のライフスタイルに合わせた品揃えや鮮度を保つ配送に努めるだけでなく、契約農家の情報や消費者の役に立つ情報を掲載したパンフレットなどを配布したり、消費者と生産者の交流イベントなどを開催することもあります。