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農林水産省

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特集1 世界遺産条約採択40周年 世界自然遺産を守る林野庁の取り組み(7)

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平成25年に登録審議予定

世界文化遺産推薦地 富士山


世界に誇る名山であり、日本の伝統や芸術の源となってきた
富士山の文化的価値を後世に伝えるために、文化遺産への登録を目指しています。

富士山

富士山地域の国有林野では、多くのボランティア団体などによって森林づくり活動が行われている

富士山地域の国有林野では、多くのボランティア団体などによって森林づくり活動が行われている

世界的にも希少なアカガシラカラスバト

林野庁関東森林管理局では毎年秋に国有林見学会を開催している

文化遺産推薦区域内の保護林。富士山大沢カラマツ・イラモミ・ウラジロモミ群落林木遺伝資源保存林

文化遺産推薦区域内の保護林。富士山大沢カラマツ・イラモミ・ウラジロモミ群落林木遺伝資源保存林
富士山憲章
静岡・山梨県が平成10年に制定した「富士山憲章」を、ぜひ皆さんの行動規範としてください。そして富士山を訪れた際には「ゴミは捨てない」「登頂記念の落書きはしない」「キャンプ場以外ではキャンプをしない」の3つの「しない」を徹底しましょう。

世界文化遺産として、よりふさわしい富士山にするために
一.富士山の自然を学び、親しみ、豊かな恵みに感謝しよう。
一.富士山の美しい自然を大切に守り、豊かな文化を育もう。
一.富士山の自然環境への負荷を減らし、人との共生を図ろう。
一.富士山の環境保全のために、一人ひとりが積極的に行動しよう。
一.富士山の自然、景観、歴史・文化を後世に末長く継承しよう。

富士山の世界文化遺産としての価値
平成24年1月、日本はユネスコ世界遺産センターに、「富士山」を世界文化遺産に登録するための推薦書を提出しました。 推薦書では「富士山」の世界文化遺産として、次の3つの価値が挙げられています。

●山頂への登拝や巡礼に代表される、「富士山信仰」という、山に対する固有の文化的伝統を表す証拠であること。
●その荘厳な形姿が、葛飾北斎や歌川広重の浮世絵をはじめとして、顕著な普遍的意義を持つ芸術作品の源泉となっていること。
●こうした信仰活動や芸術活動を通じ、神聖なる「名山」、日本及び日本文化を象徴する「名山」として認識されており、世界的な「名山」としての景観の顕著な事例であること。

景観を守るための森林管理
構成資産は、富士山域や富士五湖など25から成ります。構成資産の大部分が森林であり、特に静岡県側の森林のほとんどが林野庁が管理経営する国有林野です。富士山の景観は、適切な森林管理を行うことによって保全されています。

林野庁では、関係省庁や地元自治体等と連携し、観光客が多く通行する「富士山スカイライン」沿線などにおいて景観に配慮した森林管理を推進するなど、富士山の世界文化遺産登録に向けた取り組みに注力しています。

また、地元のNPO団体や自治体などが実施している森林ボランティア活動に対して、活動場所の提供や技術支援を行っています。