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農林水産省

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特集2 新・日本の郷土食(3)

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全国各地で見つけた! 夏の暑さを吹き飛ばす「ひんやり料理」


暑さで食欲をなくした時でも、すっと口に入るように味や仕上げに工夫を凝らした、
夏ならではの郷土料理。冷や汁以外にもたくさんあります。。


秋田県 あさづけ
お米で作る和スイーツ

 
山形県 だし
ご飯が進むお漬物風
あさづけ

写真提供:あきた郷味風土記[ふるさとあきたの食百選]
TEL.018-860-1764
秋田県に伝わる、うるち米を使ったひんやり甘いお菓子。数時間水に浸したうるち米をすり鉢かミキサーで細かく砕き、鍋に移したら水を加えてとろ火にかけ、砂糖を加えて半透明になるまでゆっくり煮込む。とろみが出たら冷ましてから酢を加え、好みでキュウリやみかんの缶詰などを加えていただく(昔は枝豆やカブなど野菜を多く使ったらしい)。甘酸っぱい夏のデザートだ。

だし

写真提供:山形県秘書広報課
TEL.023-630-2088
山形県村山地方に伝わる料理で、キュウリやナスなどの夏野菜を細かく刻んで醤油や酒などに漬けたもの。大葉やミョウガ、ショウガ、ネギなどの香味野菜を加えることが多い。オクラや昆布を入れて粘り気を出すことも。大きな鉢に盛り、白いご飯や冷や奴などにかけて食べる。めんつゆに混ぜてそうめんやざるうどんのたれにしてもおいしい。


千葉県 水なます
南房総の夏の漁師めし!

 
静岡県 がわ
ガワガワとかき混ぜて作る
水なます

写真提供:南房総市商工観光部観光プロモーション課
TEL.0470-33-1091
獲れたてのアジやイワシ、イサキ、タカベなどの身を包丁の背でたたき、汁椀に入れたら水で溶いた味噌をかけて食べる、夏の漁師の冷たい味噌汁。たたくときにショウガやネギ、ゴマなどの薬味を加えるとおいしい。同じ南房総の郷土料理「なめろう」と似ているが、濃いめの味噌味が特徴。白いご飯にかけて食べたりもする。東京湾を囲む三浦半島の漁師にも同様の食べ方がある。

がわ

写真提供:静岡県広報課
TEL.054-221-2233
静岡県御前崎(おまえざき)地方に伝わるカツオを使った漁師めし。水で溶いた味噌に細かくたたいたカツオの身と氷を入れて食べるのだが、上にみじん切りにしたタマネギやキュウリ、ショウガ、大葉、ネギ、カイワレなど野菜類をたっぷりのせることと、細かくたたいた梅干をアクセントにするのが特徴だ。ユニークな名前はたくさんの具を「ガワガワ」とかき混ぜる様子に由来する。


新潟県 糸カボチャの酢の物
シャキシャキした夏の味

 
香川県 なすそうめん
だしを含んだナスが絶妙
糸カボチャの酢の物

写真提供:新潟県新潟地域振興局
TEL.0254-92-4512
新潟県奥阿賀(おくあが)地方に伝わる夏の料理。糸カボチャは茹でると果肉が糸状にほぐれるキンシウリのこと。固めに茹で、水にさらしながらほぐした糸カボチャに輪切りのキュウリや玉麩を加え、酢と砂糖を1:2の割合で混ぜ、塩少々を加えた合わせ酢で和える。味も食感も西洋カボチャとは異なる糸カボチャは、酢によくなじみ、暑い夏にシャキシャキ爽快に食べられる一品だ。

なすそうめん

写真提供:香川県農政水産部農業経営課
TEL.087-832-3404
香川県三豊(みとよ)地方で生産される大ぶりの三豊ナスを軽く油で炒め、だし、砂糖、醤油を加えて油揚げと一緒にしばらく煮込んだら、最後に小豆島のそうめんを入れ、柔らかくなったら出来上がり。夏には別鍋で茹でたそうめんを冷ました煮汁に合わせ、冷製で食べたりもする。仕上げにゴマ油とショウガ汁を垂らすのが特徴だ。「なすそうめん」は北陸地方や三重県など、各地にも伝承されている。