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四季の花

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10月  コスモス


10月 コスモス
イラスト:朝生ゆり子
文:藤沼裕司
繊細で優美、日本の秋を彩る代表的な草花
細く伸びた茎先に楚々とした花をつけ、そよ風に揺れる光景は秋の風物詩。メキシコ原産、キク科の一年草で明治時代中頃に渡来、すっかり日本の風土に溶け込んで広く親しまれている。サクラの花に似ることから和名は「秋桜」。庭植えや鉢植え、切り花で楽しむ。

草丈は50cm~2m、花の大きさは6~10cm。本来は秋になって日が短くなると開花するが、近年では日の長さにかかわらず、夏の初めから楽しめる早咲き品種も出回っている。花形はふつう一重、ほかに半八重や八重、筒状など。花色はピンクの濃淡に赤や白、黄、さらに赤白の複色や覆輪(ふくりん:縁が別色)などバラエティに富む。

丈夫で栽培は容易、こぼれ種子だけで毎年花を咲かせる。土壌はやせ気味のほうがよく、広い空地や無雪期のスキー場などに大群落をつくり観光の目玉にしているところもある。

ほかにも、コスモスより草丈が低く盛夏に花を咲かせるキバナコスモスや、花色からチョコレートコスモスといわれる近縁種もある。