特集1 「木づかい」のススメ(5)
木材の良さや木材利用の意義を教える活動
広がる「木育」の場
子どもの頃から木の香りをかぎ、木のぬくもりを肌で感じていれば、自然に森や木々に親しみが持てるようになるのではないでしょうか。 木材利用に関する教育活動である「木育」に取り組む団体や企業が少しずつ増え始めています。 |
![]() ![]() 東京おもちゃ美術館 所在地:東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内 開館時間:10時00分~16時00分(入場は15時30分まで) ※「赤ちゃん木育ひろば」は15時30分までのオープン 休館日:毎週木曜日、年末年始、特別休館日 入館料:子ども 500円(2歳以下は無料)、 大人700円(中学生以上) 問い合わせ先:NPO法人 日本グッド・トイ委員会 TEL.03-5367-9601 http://goodtoy.org/ttm/index.html |
楽しみながら体感することを大切にします
「木育」とは、木と関わることで、木に対する親しみや理解を深めることにより木を生活に取り入れたり、自ら森作りに貢献する人の育成を目指す活動です。そのためには乳幼児の頃から、五感で木と触れ合うことが大切です。いま「木育」を行う施設や活動が徐々に増えています。そのひとつ、NPO法人日本グッド・トイ委員会が運営している東京おもちゃ美術館を紹介しましょう。 東京おもちゃ美術館には、赤ちゃん(0~2歳児対象)と保護者が一緒に遊ぶ、「赤ちゃん木育ひろば」が設けられています。この部屋は内装に、多摩産など日本各地のスギをふんだんに活用していて木のおもちゃもたくさんあります。さまざまな木に触れて、肌触り、色、模様、匂いなどを体感しながら、親子でゆったり過ごすことができるスペースで、「赤ちゃん木育サポーター」が常駐していることも特徴のひとつです。 館内にはこのほか、総ヒノキ貼りの床に、木の玉がいっぱいの「木の砂場」、鳥かごをイメージした2階建てのセンターハウスなどがある「おもちゃのもり」や日本伝統のおもちゃや世界のおもちゃを集めた部屋などがあり、さまざまなイベントや企画展も開催されています。乳幼児から大人まで幅広く楽しめるミュージアムです。
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役立つ情報サイト 2
「木育」に関するさまざまな情報を入手できるサイトと関連図書をご紹介します。
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