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農林水産省

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四季の花

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11月  洋ギク


11月 洋ギク

スプレータイプのポットマム“セザンヌ”

イラスト:朝生ゆり子
文:藤沼裕司
カラフルで賑やかな欧米育ちの花
キクは中国原産の多年草。日本や中国から欧米にもたらされて改良されたのが洋ギクで、伝統的な和ギクと区別して扱われるほど変異をとげた。秋咲きの品種が多いが、近年、日照時間や温度の調節により開花させた株が周年出回るようになった。

主に切り花にされるスプレーマムと、矮性で鉢植え用のポットマムが代表格。前者は1茎に放射状に多数の花をつけ、それらが同時に咲くのでボリューム感がある。パステル調のやわらかい色彩の品種が多い。日本では1970年代以降、本格的な栽培が始まった。後者はアメリカで育成され1960年に導入された。その後矮化剤の使用により、茎の長い品種やスプレーマムなども、鉢植えされるようになった。ほかにアメリカの改良種で、丸みをおびた草姿になるクッションマムは花壇や鉢植えで楽しむ。

日本のキクの清楚で慎ましやかな風情に比べ、洋ギクはカラフルで賑やか、花形も変異にとみ、奔放な趣さえたたえているのが特徴。