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農林水産省

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特集1 お米の魅力(4)

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消費拡大が期待される新規需要米

粉でも大活躍


製粉技術の進歩によって、米粉はこれまで主に小麦粉で作られていた加工品にまで幅広く利用されるようになりました。
米粉の特徴を生かした多彩な商品のいくつかを紹介しましょう。

小麦粉の代替としてだけでなく期待できる国産の米粉
日本ではパンや麺類の原料となっている小麦の大半を輸入に頼っており、世界的な食料需給の影響を受けることから、将来の安定供給に不安を残しているのが現状です。日本の食料自給率の向上のためにも水田を最大限に活用する必要がありますが、その有効活用方法のひとつとして、農林水産省では米粉用の米の栽培を奨励しています。

食料自給率向上や地産地消に貢献する加工品として注目されている米粉には、独特のモチモチした食感や低吸油といった魅力があります。

最近では、揚げ物などの専用粉が充実するとともに、加工品ではパンや麺のほか、プリンやシフォンケーキといったスイーツ類や、スナックやトルティーヤチップスといった菓子類など、幅広いジャンルにわたって米粉商品が開発されています。

米粉のスフレの「大人のプリン」

   米粉のスフレの「大人のプリン」

    
米粉のスフレの「大人のプリン」
埼玉県蕨(わらび)市の蕨商工会議所が、市内レストランのシェフ、料理研究家、蕨高等学校料理部と共同で開発した米粉の当地スイーツ。3層構造で、一番下は隠し味にビールを使用したほろ苦いカラメルソース、その上が卵と牛乳で作った濃厚なプリン、一番上がふんわりした米粉のスフレとなっており、材料はすべて埼玉県産を使用している。1個280円。
(問)蕨商工会議所中小企業相談所
TEL.048-432-2655
http://ameblo.jp/happywarabi
   

米の澱粉糖化液を使用した「金沢あめちゃんジャム」

    
米の澱粉糖化液を使用した「金沢あめちゃんジャム」
無農薬・無化学肥料で穀物や野菜を栽培している株式会社金沢大地の直営店「たなつや」の新商品。砂糖は一切使用せず、甘味料に米の澱粉糖化液を使用し、果物や野菜を加えてジャム仕立てにしたもので、イチゴ、サツマイモ、カボチャ、ブルーベリーの4種類を販売。すべて石川県産の素材を使用。大瓶(100g)630円、小瓶(50g)420円。
(問)株式会社金沢大地
TEL.076-257-8818
http://www.k-daichi.com/tanatsuya/
   

地元の素材にこだわった「米粉ルゥ&米粉カレー」

    
地元の素材にこだわった「米粉ルゥ&米粉カレー」
小麦粉は一切使用せず、新潟県産米粉を使って作られた、株式会社給材の米粉ルゥシリーズにはカレー(約7皿分:150g)、ハヤシ、(約6皿分:120g)コーンシチュー(約6皿分:130g)がラインアップ。野菜と肉にこだわりぬいたレトルト米粉カレーのパッケージは、新潟市にある日本屈指の高いマンガ家デビュー率を誇る日本アニメ・マンガ専門学校の生徒の力作。ルゥは各420円、レトルトカレーは各525円。
(問)株式会社給材
TEL.025-274-1858
   

米粉とおからを使った「ECI★TACO 米粉トルティーヤチップス」

   米粉とおからを使った「ECI★TACO 米粉トルティーヤチップス」    
米粉とおからを使った「ECI★TACO 米粉トルティーヤチップス」
地元で採れる新潟産の米粉を使った生パスタを開発した株式会社小国製麺の新製品。同社の生パスタや中華麺、うどん同様、新潟県産の米粉の生地に新潟県産大豆を使ったおからを練り込んだ米粉トルティーヤをチップスにアレンジ。噛めば噛むほど米粉の甘みとおからの香ばしさが口に広がる新感覚おやつ。1袋90g400円。
(問)株式会社小国製麺
TEL.0254-47-2121
   

「米粉の皮で包んだ餃子」

   米粉こんにゃく「米っ娘美人」    魚や肉にまぶして焼く「味付き米粉」
秋田県大潟村の新名物「米粉の皮で包んだ餃子」
米どころ秋田県産米粉の餃子の皮と秋田県産豚肉を使用した肉餃子、国産野菜を使用した野菜餃子。株式会社餃子計画では、これまで餃子の皮に米粉を使う場合は「形が作りにくい」「皮が破ける」などの問題があり、米粉の使用は30%が限度だったのを、米粉100%で作り上げることに成功した。野菜餃子1袋、肉餃子2袋、タレ付きのセットで2,260円。
(問)株式会社餃子計画
TEL.06-4805-7799(本社)
http://www.gyozakeikaku.com/
 
米粉こんにゃく「米っ娘美人」
国産のこんにゃく粉と埼玉県産の米粉を使った、柔らかくて食べやすいこんにゃくで、農家が作った埼玉県特産の農産加工品「埼玉イチオシ農産加工品」のひとつに選ばれている。真っ白で美しく、こんにゃく特有な匂いがほとんどない。通常のこんにゃくより味がしみやすいため、おでんや煮物などにもおすすめ。320g×3袋で630円。
(問)株式会社龍勢の町よしだ
TEL.0494-78-0555
 
魚や肉にまぶして焼く「味付き米粉」
穀物の製粉、焙煎、打豆加工の専門業者、福井県の株式会社高橋製粉所が開発した、魚や肉にまぶしてフライパンで焼くだけの簡単調理用米粉。県民生協では県内で取れる規格外の小魚を漁師から買い取って加工し、味付き米粉をまぶして商品化している。ひき肉に混ぜるだけで簡単につくねやハンバーグができる「米粉でつくんね」も発売を開始した。「味付き米粉」は60g×10袋で2,000円。
(問)株式会社高橋製粉所
TEL. 0776-54-5681
http://echizen-konaya.com/

お米のトリビア

食品以外にもパワーを発揮「ライスインキ」
食品以外にもパワーを発揮「ライスインキ」をご存じですか。
ライスインキとは、株式会社サンエー印刷が実用化に成功した、米ぬか油を原料としたインキです。同社によると、ライスインキ開発の主要コンセプトは「米ぬかは余って捨てられているので資源の有効活用ができること、大豆油が北米からの輸入であることに対して、米ぬか油は国産米から搾油されるので地産地消に適うこと、大豆油は大豆という食料自体を工業原料にしているが、米ぬか油は白米の副産物である米ぬかが原料なので、食料の確保に支障をきたさないこと」だったといいます。米の副産物を利用するという着眼点は画期的です。そのうえ従来の大豆油インキで普通に印刷しているものは、そのままの条件でライスインキに転換が可能で、ライスインキのための機械調整などは不要だそうです。インキメーカーからも一般販売をすることとなり、ライスインキの普及のため、情報提供などを行うグループ「ライスインキ・コンソーシアム」が生まれました。ライスインキ誕生の物語は同団体のホームページで読むことができます。

株式会社サンエー印刷 http://www.suna.co.jp
ライスインキ・コンソーシアム http://www.riceink.jp/