ヒエのつなぎで食感アップ
ヒエソバ
ヒエの実を粉にし、ソバ粉に混ぜて練った麺。今では健康食そのものだが、昔は保存している雑穀やソバ粉の調整の意味もあって、さまざまな粉をブレンドして使っていたという。ほのかな香りと、もちもちっとした食感が特徴だ。(料理/軽米(かるまい)町ミル・みるハウス TEL.0195-47-1030) |
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香り豊かな小麦粉麺
じゅうね入りひっつみ
小麦粉を練り、手で伸ばすようにちぎって、醤油仕立ての鍋の中に入れる料理を「ひっつみ」という。県内で様々な味のひっつみが作られているが、これは小麦粉にじゅうね(えごま)を混ぜて練ったもの。ゴマを混ぜたような色の、ヒラヒラ薄いひっつみはお汁の味がよくしみこんでとてもおいしい。(料理/軽米町ミル・みるハウス TEL.0195-47-1030) |
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お正月に欠かせない郷土料理
まめぶ
久慈市山形町のお正月には欠かせないのが、「まめぶ」という汁物料理。小麦粉を練った生地で黒砂糖と山グルミをつつみ、小さく丸めたものを醤油仕立てのお汁に入れていただく、甘くてしょっぱい不思議な味。まめぶは小さくて丸い「毬(まり)のような麩」が変化したものと言われている。(写真提供/岩手県流通課) |