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農林水産省

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四季の花

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1月  センリョウ


1月 センリョウ

イラスト:朝生ゆり子
文:藤沼裕司
緑葉と赤実の対比が美しい正月の縁起物
センリョウ科の常緑小低木で、本州中部以西から琉球諸島、台湾、さらにインド、マレーシアなど、暖帯から熱帯にかけて広く分布する。山林内の半日陰地に自生し、高さ50~80cm、地下節から枝分かれした数本の茎が伸び、株立ち状の草姿になる。庭木や鉢植え、切り花のほか、生け花やフラワーアレンジメントの材料として利用されるなど用途は広い。

葉は光沢をおびてつややか、長楕円形で縁には粗い鋸歯が入る。6~7月、枝先に黄緑色の小花をつけるが、観賞の対象にはならない。果実は花後、葉の上にまとまってつく。肉質で球形、直径5~7mm、晩秋に赤く熟する。黄熟する種類をキミノセンリョウという。

漢字では千両、めでたい名前にちなんでよく正月に飾られる。昔はこれにマンリョウ、アリドオシの3種の赤実植物を植え、「千両、万両、有り通し」として金運に恵まれることを願ったという。屋外では冬の冷たく乾いた風を避け、室内ではガラス越しの強い日差しに当てないように管理する。