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MAFF TOPICS(2)

花のある生活

世界で高い評価の日本の花き


「2012年フェンロー国際園芸博覧会(フロリアード2012)」の品種コンテストにおいて日本産の花きが数多く受賞。
日本の花き生産技術と品質の高さが世界で認められています。

フロリアード2012 1席受賞品種より

ラナンキュラス「ビガー・ホワイト」

ラナンキュラス「ビガー・ホワイト」
長野県松本市の株式会社フラワー・スピリットの出品。花の大きさは13~13.5cmになる立体感に優れた品種
   トルコギキョウ「貴公子」

トルコギキョウ「貴公子」
千葉県東金市の佐瀬農園の出品。花弁の縁が特徴(八重フリル)のある品種
   シンビジウム「親王」

シンビジウム「親王」
徳島県美馬市の株式会社河野メリクロンの出品。花の直径は5~6cmで花立ちが良い品種

フロリアード2012ロゴ

2012年フェンロー国際園芸博覧会(フロリアード2012)
http://www.floriade2012.jp/

フラワーバレンタイン

フラワーバレンタイン
http://www.flower-valentine.com/
高い評価を得て数多くの品種で受賞
10年に一度オランダで開かれる世界最大の国際園芸博覧会「2012年フェンロー国際園芸博覧会(フロリアード2012)」が昨年の4月5日から10月7日までの186日間にわたって開催されました(本誌平成24年5月号参照)。

この博覧会の品種コンテストにおいて、日本産の花きの7品種が1席、4品種が2席、4品種が3席を受賞しました。1席は、全出品1788品種のうちわずか33品種、そのうち約5分の1を日本の生産者が受賞しています。また、日本産の花きは、品質や美しさなどの点で高い評価を受け、参加42カ国のうち唯一、オランダ王国政府代表賞である「フロリアード2012で最も美しい花々」を受賞しました。

フロリアード2012には、日本全国の花き生産者から出品がありましたが、花きは、誰でも品質の高い花を咲かせることはできません。生産者の日頃の研究、経験等から生み出された高い技術力が今回の受賞につながったのではないでしょうか。皆さんのまわりにも、このような生産者が活躍しているかもしれません。

癒し効果のある花き生活とともに
花には、ストレスを緩和し、リラックスさせる効果があるとの研究成果があります(※)。これによれば、花のある部屋は、ない部屋に比べ、「疲労」や「緊張・不安」などの気分が抑えられ、「活気」が増加します。仕事や勉強に打ち込んでいる方、毎日忙しく生活している方、普段の生活の中に、一輪の花や鉢植えなどを取り入れ、心の安らぎや華やぎを求めてはいかがでしょうか。

また、2月14日はバレンタインデーですが、欧米では、男女がお互いの気持ちを伝えあう日として、男性から女性に花を贈る習慣があるそうです。バレンタインデーだけでなく、特別な日には、心を動かす美しい花を贈ってみてはいかがでしょうか。さらに特別な思い出になる日になるかもしれません。

(※)「花きの視覚刺激がもたらす生理的リラックス効果」(千葉大学環境健康フィールド科学センター)

「フロリアード2012」における日本の1席受賞品種

「フロリアード2012」における日本の1席受賞品種