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農林水産省

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四季の花

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3月   パンジー


3月 パンジー

イラスト:朝生ゆり子
文:藤沼裕司
冬枯れの庭に彩りを添える早春花壇の主役
ヨーロッパに野生していたスミレから改良された一年草。寒さに強く、秋遅くから咲き始め、冬枯れで寂しくなった庭に彩りを添える貴重な花。その後も初夏まで長く楽しめる。庭植えや鉢植え、切り花として利用される。

19世紀始めイギリスで改良が始まり、各国にもたらされてさらに改良が進み、花が大きく彩りも豊富になった。日本へは幕末に入り、サンシキスミレ、コチョウソウの名で親しまれた。昭和40年代には日本の種苗会社の育種が盛んになり、国産品種が世界的に高い評価を得、今では日本で育成された品種が広く海外の花壇を賑わせるまでになっている。

花の大きさにより分けられ、巨大輪径8cm以上、大輪6~8cm、中輪5cm前後、ほかに花径1~2cmで小輪多花性のグループがあり、一般ではこれをビオラといっているが、最近ではこの区別が困難な中間型も増えている。性質は強健で花期は長く、花色や模様は多彩でバラエティに富む。配色を考え、群植を大きくするほど、この花のよさを引き出せる。