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農林水産省

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特集1 夏野菜を 食べよう!(1)

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暑さもいよいよ本番となって、本格的に旬を迎える夏野菜。
太陽の光をいっぱいに浴びて育ったみずみずしい野菜には、旬のおいしさや栄養が、ぎゅっと詰まっています。
赤、黄、緑と目にも鮮やかな野菜たちを、もっと食卓に登場させれば、今年の夏も、きっと元気に乗り切れますよ。

夏野菜を 食べよう!


そもそも、野菜は一日にどのくらい食べればいいの?

そもそも、野菜は一日にどのくらい食べればいいの?
厚生労働省が推進する健康づくり運動「健康日本21(第2次)」では、健康の維持・増進、生活習慣病対策として、成人では1日当たりの平均摂取量350gが目標値となっています(注)。たとえば、夏野菜で換算すると、左の写真のような分量になります。野菜はゆでたり炒めたりすることでかさが減るので、いろいろな調理法でたくさん食べたいものです。

(注)平成12年にスタートした「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」では、平成24年度を目途に野菜摂取量を成人1人1日当たり平均値350g以上(そのうち緑黄色野菜が120g以上)にすることが目標に掲げられたが、ほとんど変化はなかった。そこで、平成25年4月にスタートした「健康日本21(第2次)」では、引き続き成人1人1日当たり平均摂取量350gが目標値となった。

トマトのリコピン含有量の割合

資料:女子栄養大学  生物有機化学研究室調べ

「旬の野菜」を食べるとなにがいいの?
旬の野菜とは、私たちが住んでいるそれぞれの地域の自然の中で、最も適した時期に太陽と大地の恵みを受け育ったもの。新鮮で、栄養価が充実していて、出盛り期なので値段も手頃なのが魅力です。たとえばトマトは、1年中手に入る野菜ですが、リコピンという赤色色素の含有量を比べると、旬の8月が2月の約3倍も多いことがわかります。

監修/林 芙美
調理/今泉久美
スタイリング/小野寺祐子
文/久保木 薫、柳本 操
写真/多田昌弘、渡辺七奈、鈴木加寿彦