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農林水産省

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MAFF TOPICS(2)

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2014年 春の農作業安全確認運動を実施

事例集を活用して農作業事故を防ごう


農林水産省は毎年、農作業事故が起きやすい春と秋の2回、「農作業安全確認運動」を実施しています。農作業中の事故のほかにも、トラクターと自動車との追突事故も起こっています。車を運転するわたしたちも、トラクターの特性を理解したうえで、十分注意をしましょう。

こちらは「2014年農作業安全確認運動ステッカー」。農機具などに貼り、安全意識を高めてもらう

こちらは「2014年農作業安全確認運動ステッカー」。農機具などに貼り、安全意識を高めてもらう

自動車とトラクターの接触事故が多い道に設置した標識。このような標識を見かけたら、速度の遅い農耕車に注意

自動車とトラクターの接触事故が多い道に設置した標識。このような標識を見かけたら、速度の遅い農耕車に注意

農耕車に注意

「低速車マーク」(写真中、三角形のもの)は、蛍光&反射仕様。農機具販売店などで購入でき(取り付け金具を含めて、およそ4,000円程度)、簡単に装着が可能

「低速車マーク」(写真中、三角形のもの)は、蛍光&反射仕様。農機具販売店などで購入でき(取り付け金具を含めて、およそ4,000円程度)、簡単に装着が可能


文/黒井尚志
農作業事故の実例をDVDで紹介
農作業中の死亡事故は、毎年400件前後と、横ばいで推移しています。とくに65歳以上の高齢者の割合が多く、全体の約8割を占めています。死亡事故は農業機械作業中の発生がもっとも多く、死亡事故全体の約7割を占めます。なかでもトラクター関連の事故が多く、転倒や転落など、重大な事故があとを絶ちません。

農林水産省では農作業事故を減らすため、全国的な規模で事故の聞き取り調査・分析を行い、昨年度から事例集を作成し、地域における安全意識を向上させる取り組みを支援しています。今年度は研修会等で活用できるようDVDも作成しました。

〝低速車マーク〞を見かけたら、スピードダウンを心がけて
自動車に比べて速度が遅いトラクターに、後方から車が追突する事故が起きています。

わたしたちが車を運転する際、特に夕方から夜にかけては、前を走るトラクターが見えづらいので追突に注意が必要です。

そこで、平成25年度以降に製造・販売されたトラクターには、三角形の〝低速車マーク〞が装着されるようになりました。これは、後方の自動車がトラクターに気づきやすくする反射板で、後方から確認できる位置に取り付けるものです。非装着のトラクターにも反射板を購入して後付けすることも可能です。〝低速車マーク〞を見かけたら、まずはスピードダウンを心がけましょう。

農作業死亡事故の年齢別発生状況

トラクターはゆっくり走るから、気をつけようね


農作業安全対策
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/
事例集「こうして起こった農作業事故~農作業事故の対面調査から~」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/23taimen.html
(※事故事例集には被害の説明として、事故による傷跡など、一部刺激の強い写真も掲載しています)
DVD「農作業事故 ここがポイント!」
http://www.youtube.com/watch?v=cCyS2svcep4&feature=youtu.be