WOOD JOB!(ウッジョブ!)
みんなに、もっと“木づかい”してほしいから ―
農林水産省は、映画『WOOD JOB!(ウッジョブ!)~神去なあなあ日常~』を応援します!
林業をテーマにした、三浦しをんさん原作のベストセラー小説「神去なあなあ日常」が映画化され、2014年5月に公開されます。ふとしたきっかけから山奥の村で、林業に従事することになった青年・勇気の成長を描く本作品は、原作の執筆時から、林野庁がバックアップ。そこで公開に先がけ、映画の見所から、林野庁がサポートするに至った背景などを、林農林水産大臣のコメントを交えつつご紹介します。 |
「みなさんもっと木を使ってください」と林大臣 「日本の林業の発展は、若い人たちの頑張りにかかっている」と熱く語り合い、意気投合した、林大臣と矢口監督 映画 『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』 2014年5月10日(土曜日)より全国東宝系ロードショー 監督・脚本:矢口史靖 原作:「神去なあなあ日常」三浦しをん( 徳間書店刊) 出演:染谷将太 長澤まさみ 伊藤英明 優香 西田尚美 マキタスポーツ 有福正志 近藤芳正 光石 研 柄本 明 文/塚田有香 |
『舟を編む』や『まほろ駅前多田便利軒』などで知られる直木賞作家・三浦しをんさんの人気小説『神去(かむさり)なあなあ日常』を、『ウォーターボーイズ』『スウィングガール』でおなじみのヒットメーカー、矢口史靖(しのぶ)監督のメガホンで映画化した『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』。染谷将太さん、長澤まさみさん、伊藤英明さんなど出演陣も豪華で、公開前から話題を呼んでいます。 今作のテーマは、ずばり林業。主人公・勇気は都会育ちで、高校を卒業したばかりの18歳。ひょんなことから山奥の村で1年間の林業研修プログラムに参加することになります。ところが着いた先は、携帯もつながらないほどの山の中。仕事も過酷で、危険と隣り合わせだと知った勇気は逃げ出そうとしますが、地元で生きる人々との出会いを通して、林業の魅力に次第に惹かれてゆきー。 原作は2009年に発売されたベストセラー。林業に生きる人々のドラマと山村の暮らしを生き生きと描き、多くの読者から支持されました。林農林水産大臣もそのひとりです。 「原作は本当に面白かったですね。主人公の勇気が林業に馴染んでいく様子と、彼の恋心の話がうまくミックスされて、最後まで一気に読んでしまいました。勇気は大変な仕事を経験しながら、次第にたくましくなるのですが、映画ではその成長がどう描かれるのか、とても楽しみにしています」 主人公が参加する研修は「緑の雇用」がモデル
実はこの小説、執筆の時点から林野庁と深い関わりがありました。三浦しをんさんが同作を執筆するにあたり、森林・林業を所管する林野庁を取材していたのです。また、映画化が決定した際には、製作サイドから林野庁に、「協力し合えることはないか」と提案が。林野庁も、この作品が林業や木材利用への関心が高まるきっかけになればと考え、コラボレーションが実現。映画に関連して、森林・林業に関する情報提供などを行いました。主人公が参加する林業研修プログラムも、林野庁が実施している「緑の雇用」という人材育成事業がモデルとなっています。林大臣はこの映画に期待を込めて、「もともと日本人は、森を大切に思う心を持っています。海外では森林の伐採が問題になっている国もありますが、木を植え、手をかけて育て、伐採して生活に役立てるという良い循環を続けてきたからこそ、今の日本の森があります。つまり森を守るには、人の手が必要不可欠であり、林業の果たす役割が大切なのです。この映画を観た若い人の中から、林業に興味を持つ人が1人でも多く出てきてくださるといいですね」と話します。 木を積極的に使うことが森を守ることにつながる
映画の公開に先駆け、林野庁ではタイアップポスターを作成。健全な森林を育てるには、積極的な木材の利用が必要であることを広く理解してもらうためです。その木材の需要拡大を促す対策の柱の一つが、2013年4月にスタートした木材利用ポイント事業です。これは木造住宅を新築・増築したり、木材製品を購入したりするとポイントがもらえる制度です。林大臣も、「林野庁ではこれまでも、国産の木材で作った製品を積極的に使うことで元気な森林づくりを目指す〝木づかい運動〞に力を入れてきました。『森を守る』というと、木を伐きらずに保全することだと誤解されている方はまだまだ多いですが、『木を使うことが森を守ることにつながる』というメッセージが、この映画を通して、より多くの人に届くことを願っています」と、木材利用の大切さを強調しました。
©2014「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」製作委員会 |