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農林水産省

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特集1 あふちゃんといっしょに学ぼう! 新しい農業・農村政策(6)

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水田フル活用と米政策、どう見直されたのか教えて!



水田フル活用は
水田で麦、大豆、飼料用米、米粉用米などを生産する農業者へ、交付金を直接交付します
国土が狭く、農地面積も限られている日本では、主食である米の安定供給、食料自給率・自給力の向上などを図るためには、水田を最大限に有効活用することが重要です。

そこで、まず需要に合った主食用米の生産を進めつつ、飼料用米や加工用米といった多様な米の生産振興を図ります。さらに、小麦や大豆など、需要の多くを海外からの輸入でまかなっている品目について、作付けを拡大します。

具体的には、水田で麦、大豆、飼料用米、米粉用米などの作物を生産する農家に対して、交付金を直接交付(水田活用の直接支払交付金)することにより、地域の特色ある農産物の産地づくりを支援し、水田のフル活用を図ります。

水田活用の直接支払交付金   食料自給率アップにつながるのね!

栽培面積は、19haから35haへと、拡大中

栽培面積は、19haから35haへと、拡大中

鉄粉でコーティングした稲の乾燥種子を直播

鉄粉でコーティングした稲の乾燥種子を直播

「飼料業者とのつながりで、販売ルートが確保できてかった」と福田裕さん

「飼料業者とのつながりで、販売ルートが確保できてかった」と福田裕さん

水田活用の直接支払交付金を生かして!
農機具代や肥料代は、交付金でカバー 飼料用米の収量を増やしてやりがいもアップ!
亀和田・北赤塚営農組合【栃木県鹿沼市】
栃木県鹿沼市の亀和田・北赤塚営農組合では、飼料用米の栽培に特化した取り組みを行っています。

組合設立当初は、飼料用のデントコーンを栽培していました。しかし、草丈が高いため見通しが悪く、小学生の通学路として、安全面や防犯面から問題があるということに。そこで、飼料用米に切り替えました。

販売単価は食用米に劣るものの、育苗などが不要で低コストな、鉄コーティング湛水直播栽培(たんすいちょくはんさいばい)を行いカバー。品質も収量も、通常の移植栽培と同等レベルになっています。

「交付金は、地代や肥料の購入費、農機具の整備代といった経費にあてています。安定した収入が望めるのも、この制度があるからこそ。やりがいにもつながっています」と、福田裕組合長。

栽培した飼料用米は、地元の養鶏農家も利用。産まれた卵は、「かぬまの真珠卵」の愛称で、黄身の白さを生かし、洋菓子店で利用されています。


米政策は
生産者や集荷業者・団体が、どのような米をいくら生産・販売するか、決められるようになります
これまでは、行政ルートにより、生産数量目標を個々の農家に提供していました。しかし、それでは現場に近づくほど、一律的な配分とならざるを得ないため、生産数量目標と実際の販売実績・販売力とのギャップが発生していました。

そこで、農林水産省は、今後全国ベースの需給見通しの情報に加え、産地別の需要実績や販売進捗・在庫などの情報も提供していきます。

こうした中で、定着状況を見ながら、5年後(平成30年産から)を目途に、行政による生産数量目標の配分に頼らなくても、需要に応じた主食用米の生産が行われるように環境を整備。

生産者や集荷業者・団体が、需要に応じてどのような米をいくら生産・販売するか決められるようになり、経営の自由度が拡大します。

生産のイメージ