MAFF TOPICS(1)
海外旅行のお土産には要注意
日本に病気・害虫を侵入させない!植物防疫官のお仕事
MAFFとは農林水産省の英語表記「Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries」の略称です。 MAFF TOPICSでは農林水産省のお知らせを中心に、暮らしに役立つさまざまな情報をお届けします。 |
植物防疫官とは、海外からの植物の病気や害虫の侵入を防ぐために、空港などで植物の検査を行う人たちのこと。スーパーで見かける果物でも、旅行のお土産にはできない物もあり、注意を呼びかけています。 |
![]() ![]() 文/村上裕一 |
これってウメ輪紋ウイルス? そう思ったらご報告を!
ウメ輪紋ウイルスは、サクラ属のウメ・スモモ・アンズ・モモなどに感染し、海外ではスモモ・アンズ・モモなどで果実が成熟する前に落果させるとして、大きな被害が報告されています。日本では、東京都、大阪府、兵庫県など10都府県でこの症状が発見され、多くのウメの木が伐採されました。ウメの場合、葉にドーナツ状の輪が生じ、モモなどでは葉脈に添って緑色が薄くなる症状が出ます。この様子は新緑の時期である5月から7月頃に最もはっきり見られますので、ウイルスを早期根絶させるために、みなさまからの情報提供をお願いしています。なお、ウイルスはヒトや動物には感染せず、感染した果実を食べても健康に影響はありません。このウメの葉っぱはおかしいなと思ったら、お近くの植物防疫所までご連絡ください。 怪しいと思ったら、こちらをチェック! https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/keneki/k_kokunai/ppv/ppv_information.html ![]() |