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農林水産省

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特集1 みんなで広げよう! 食育活動(6)

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学校給食で、広げよう! 食育

野菜を丹精する〝農家先生〞の苦労話に子どもたちの目はキラキラ。
食べ物への感謝の気持ちも芽生え、食べ残しも減ったそう!
砺波市学校給食センター【富山県砺波市】


子どもたちからは、農家の作る野菜に対し、「スーパーでも売ってるの?」「どんな料理に使うの?」といった質問が

子どもたちからは、農家の作る野菜に対し、「スーパーでも売ってるの?」「どんな料理に使うの?」といった質問が

会食で、生産者は「子どもたちに安全でおいしい野菜を」との気持ちに

会食で、生産者は「子どもたちに安全でおいしい野菜を」との気持ちに

特産のタマネギと主菜、副菜、汁物に使った献立は、いまや子どもたちの大好物

特産のタマネギと主菜、副菜、汁物に使った献立は、いまや子どもたちの大好物

富山県西部に位置する砺波(となみ)市は、田園に家々が点在する「散居村(さんきょそん)」の美しい風景で知られています。同市では、市民への「食育」に力を入れており、子どもたちに対しては、「砺波市学校給食センター」が、学校や地域の農家と連携し、さまざまな取り組みを行っています。

その柱となるのが、年に3回行われる、給食での農家との会食。子どもたちは、農家の思いを聞いて、食材への理解を深めます。

この取り組みがスタートしたのは、平成17年ごろのこと。以前から、給食センターでは、ふだんより多くの地元の農畜産物を使用したり、郷土料理を取り入れた「となみたっぷり献立」の日を年に数回設けて、子どもたちの食への関心や地元の農畜産物への興味を高めていました。

「そこに、農家から直接話を聞くのがいちばん効果があるんじゃないか、という意見が出たんです」と話すのは、給食センターで栄養教諭を務める濵屋佳美(はまやよしみ)さん。こうして、給食の食材を生産した〝農家先生〞を招くことに。毎回、一つの小学校につき、2名から3名の農家先生が訪れます。

農家先生から「みんなのため、虫がついたら1匹ずつ手でとっとんがや」といった話を聞いて、子どもたちは、「おいしかったです。これからも残さないようにする!」と、感謝の気持ちが生まれます。苦手だったピーマンやタマネギが好きになったり、積極的におかわりする子が増えているそう。

濵屋さんは、「今後も、学校給食から、地域を巻き込んだ食育を続けていきたいですね」と、微笑みながら語ってくれました。