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農林水産省

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東日本大震災からの復旧・復興に向けて

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農業・水産業の支援など、さまざまなサポートを継続中!

「復興応援キリン絆プロジェクト」 [キリングループ]


東日本大震災からの復興では、民間企業がさまざまな形の支援を行っています。今回紹介するキリングループは、平成23年7月に「復興応援  キリン絆プロジェクト」をスタート。農業・水産業の支援や、元日本代表選手によるサッカー教室の開催などに取り組んでいます。

プロジェクトでは、JA南三陸へ計70台の農機具を寄贈した
プロジェクトでは、JA南三陸へ計70台の農機具を寄贈した

復興応援キリン絆プロジェクト。笑顔で結ぶ。人を、日本を。



文/吉塚さおり
写真提供/キリン株式会社

キリングループは、宮城県のキリンビール仙台工場、岩手県の小岩井乳業小岩井工場など、東北地方に複数の工場を持っています。これらの工場は、地元住民に支えられ、長年にわたり、グループの中心的な生産拠点となっています。

平成23年3月に発生した東日本大震災では、津波により、キリンビール仙台工場も大きな被害を受けました。しかし、地域の人々の応援・支援により、早期の出荷再開にこぎつけたのです。

「これまで受けてきたご恩をお返しするつもりで、被災地のみなさんといっしょに復興に取り組みたいと思ったんです」。そう話すのは、キリン株式会社CSV推進部の絆プロジェクト担当者。平成23年7月、キリングループは、3年間60億円の予算を組み、「復興応援キリン絆プロジェクト」をスタートしました。

このプロジェクトでは「絆を育む」をテーマに、3つの柱を立てて、支援活動に取り組んでいます。

一つ目の柱は、「地域食文化・食産業の復興支援」です。被災農家の農業機械の購入や、カキなどの養殖施設の復旧を後押しするなどしました。さらに、生産面だけでなく、販売支援などにも取り組んでいます。

二つ目の柱は、「子どもの笑顔づくり支援」です。「キリンSCJ『絆』奨学金」により、農業を専攻する高校生の就学をサポートしたほか、協和発酵キリン株式会社卓球部のメンバーが中心となり、小中高生を対象に卓球教室を開催しました。

三つ目の柱は、「心と体の元気サポート」。元サッカー日本代表選手が先生になるサッカー教室「JFA・キリンスマイルフィールド」を、平成25年までに計521の小学校で開催しました。

キリングループはこれら以外にもさまざまな支援活動に取り組んでおり、社会的にも高く評価されています。「日経新聞社総合企業ランキング2013年版」では、社会貢献や環境への配慮などを評価する社会指標において、1位を獲得しました。

「支援活動を継続して地域活性化につながる取り組みを進めていきます」と、絆プロジェクト担当者の言葉にも力が入ります。

被災地を元気にする、キリングループのプロジェクト

支援した農機具を使って栽培した「『気仙沼茶豆』収穫祭」をJAと共催


支援した農機具を使って栽培した「『気仙沼茶豆』収穫祭」をJAと共催


資金援助などで支援!
生産から食卓までの農業支援
平成23年から24年にかけて、JAグループと連携し、被災農家による農業機械の購入をサポート。中古農業機械のリユースなどの費用として、計386台分の資金を援助しました。

また、平成25年からは、農産物のブランド育成や6次産業化による販路拡大を支援しています。宮城県ではJA南三陸に協力し、「気仙沼茶豆」の販売促進活動を支援。キリンシティなど、キリングループの店舗で取り扱うほか、電子レンジで加熱すればすぐ食べられる新パッケージを導入しました。

福島の食材を使用した弁当は昨年12月の発売以降2000食以上を販売


福島の食材を使用した弁当は昨年12月の発売以降2000食以上を販売


農業経営者を育成して支援!
東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト
平成25年4月から、将来の農業の担い手・リーダー育成のためにスタートしたのが、「東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト」です。

同プロジェクトでは、公募で選ばれた岩手、宮城、福島の農業法人経営者30名が、東京の市民大学「丸の内朝大学」の「農業復興プロデューサーカリキュラム」受講生と連携し、6次産業化にチャレンジ。

また、同じくキリングループが支援している、福島大学の「ふくしま復興塾」とコラボして、福島県産の食材を使った「福島に“つながる”弁当」などを生み出しました。

数量限定商品「一番搾り とれたてホップ生ビール」は、岩手県遠野産のホップを使っています。同じく期間限定商品の「小岩井 オードブルチーズ【桜こあみ】」では、岩手県三陸産の桜こあみを原材料としています。また、平成25年に期間限定で販売した「キリン 氷結 和梨」には、福島県産の和梨の果汁を使用しました。
農水産物を使って支援!
東北産農水産物をグループの商品に使用
キリングループでは、東北産の農水産物を積極的に商品に使用することで、支援につなげています。

数量限定商品「一番搾り とれたてホップ生ビール」は、岩手県遠野産のホップを使っています。同じく期間限定商品の「小岩井 オードブルチーズ【桜こあみ】」では、岩手県三陸産の桜こあみを原材料としています。また、平成25年に期間限定で販売した「キリン 氷結 和梨」には、福島県産の和梨の果汁を使用しました。

(注)農業支援は、公益社団法人日本フィランソロピー協会、水産業支援は、公益財団法人日本財団、農業関連の高校生の就学支援は、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、スマイルフィールドは公益財団法人日本サッカー協会との協力のもとに実施されています。