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農林水産省

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齋藤農林水産大臣記者会見概要

日時 平成30年3月2日(金曜日)8時43分~8時53分 於:(参)議員食堂内
主な質疑事項
  • シラスウナギの不漁について
  • 国営土地改良事業「川辺川地区」の計画確定について
  • 高知県によるシラスウナギ特別採捕許可の期間延長について
  • 米の食味ランキングについて
  • 冬季五輪の女子カーリング選手のイチゴに関する発言について

 

大臣

私の方から今日はございません。

記者

シラスウナギの稚魚の採捕量が前年を下回る状況が続いていますが、3月になったということで、漁期も後半に入っているんですけれども、農水省として現状どのように捉えているかということと、何か対策など講じる考えがあるかをお聞かせください。

大臣

御関心の方も多いと思います。今年のですね、シラスウナギの漁期、これは11月から4月頃までなんですけれども、中国・台湾等を含めて東アジア全域で採捕が低調であります。依然として。このため、シラスウナギの取引価格もですね、1キログラム当たり300万円前後。昨年はですね、1月100万円前後でしたが、高騰しているというふうに聞いています。我が国のウナギ養殖業者の今漁期のシラスウナギの池入数量、これ今、暫定値ですけれども、2月末時点で4.2トン程度ということで、前年の同じ時期には15.7トンでしたので、前年を大きく下回っている状態が続いています。我が国のウナギ養殖はですね、11月から翌年1月末頃までの比較的早い時期に採れたシラスウナギを池入れしてですね、それで6か月程度育てて、夏の7月の土用の丑の日に出荷する単年養殖と、もう一つはですね、2月から4月頃の比較的遅い時期に採れたシラスウナギを池入れして、1年から1年半程度育てて出荷するという、周年養殖と言ってますが、この二つの方法がありまして、生産のですね、8割程度は周年の方の養殖ということになっています。したがいまして、今年の土用の丑の日に出荷されるウナギの多くはですね、前のシーズン、つまり平成28年の11月から平成29年の4月ぐらいまでにですね、池入れされた周年養殖のものがですね、出荷をされるということになるわけでありますけれども、昨年の漁期、前のシーズンの漁期は平年並みの池入れが行われているということであります。またですね、我が国のウナギの供給量のうちの約6割は周年養殖が主体の中国や台湾等から輸入された活鰻や蒲焼き等の加工品でありますので、更に、御案内のようにウナギの加工品は、冷凍のものも多く流通しているという実態にあります。こういうこと考えますと、今年のですね、夏の需要期に一定の供給というものは確保されるものと考えていますけれども、来年に向けて、シラスウナギの入手に不透明感がある中でですね、養殖業者や流通加工業者の出荷抑制というもので、価格が上昇傾向にあるというふうに承知をしております。養殖中のウナギや冷凍在庫をどのようにですね、販売していくかというのは、それぞれ経営の御判断だろうと思いますけれども、当省といたしましては、状況を注視をするとともに、今後のあるべき姿についてはですね、養殖業者や流通加工業者の皆さんと意見交換をですね、していきたいというふうに思っているところであります。

記者

熊本県の川辺川の利水事業についてお尋ねします。本日がですね、計画変更の確定がしたかどうか判明する期日だと思いますが、現時点で確定したかどうか確認をされているのかということと、あとこの計画、策定されてから30年以上にわたって地元を翻弄するような結果となりました。改めてではあるんですが、今後、この地域の営農に農水省としてどのように関わっていくのか、お考えあればお願いします。

大臣

国営土地改良事業の川辺川地区につきましては、以前も御質問いただいておりますけれども、かんがい排水事業をですね、廃止をして、そして農地造成事業及び区画整理事業の規模縮小をするために、土地改良法に基づく計画変更手続を実施をしてきたところでありまして、この度、2月27日付で計画を確定しまして、計画変更手続を終了いたしました。今後はですね、同意をいただいた変更計画に基づきまして、今、御指摘ありましたように、造成農地においてですね、安定した営農が行われるよう、水手当のための井戸掘削等の工事をですね、平成33年度の事業完了を目指してですね、速やかに進めてまいりたいというふうに考えております。

記者

先ほどウナギの関係で、高知県では当初決めた漁期を少し延ばしていますけれども、採れないということですが、一方漁獲を抑制することからすると、なし崩しで漁期を延ばしていくことに対しては疑問の声も上がっているようですけれども、この辺、大臣としては。あと他県の状況なんかもこれから注目されると思うんですけれども、どういうお考えでしょうか。

大臣

高知県がですね、シラスウナギ特別採捕許可の期間をですね、終了日が3月5日だったんですけれど、これを3月20日まで延長したということは承知をしております。シラスウナギの特別採捕許可というのは、都道府県知事による許可ということになっておりまして、水産庁といたしましては、毎年ですね、都道府県に対して、採捕期間の設定等の特別採捕許可の運用に関する技術的助言を行っていると、こういう手続きになっているわけであります。採捕許可の期間については、原則としてですね、毎年12月1日から翌年4月30日までの間で設定をするということになっておりまして、養殖用種苗の需要見込み量をですね、勘案する一方で、ウナギ資源の保護に必要な河川遡上量の確保の観点からですね、各都道府県が適切な期間を設定するというように通知をですね、我々してはさせていただいてるわけであります。これを受けて、都道府県知事は、自県内における諸事情を勘案してですね、採捕期間等を決定しているものというふうに私は理解をしておりまして、この我々の通知に沿ってですね、当然行われているという認識をしておりますし、状況はこういう状況ですから、しっかり注視はさせていただきたいと思います。他県も含めてですけど。

記者

二点あるんですけれども、一つ、食味ランキングでですね、魚沼産のコシヒカリが特Aでなくなったことに対しての受け止めを伺いたいと思います。もう一つですかね、韓国のイチゴに関してなんですけれども、カーリングの女子の選手がですね、あの話って結構、知的財産の保護といいますか、流出防止というのが非常に重要だと思うんで、その辺りの受け止め等お聞かせください。

大臣

食味ランキングにつきましては、御案内と思いますが、これは一般財団法人日本穀物検定協会がですね、実施しているものであります。したがって、ランキングでですね、魚沼産コシヒカリが特Aから外れたということも承知しているわけでありますけれども、このランキングは民間の団体によってですね、彼らの手法できちんと評価をされてるものでありますので、我々としていいとか悪いとかコメントする立場にないので、御理解いただければというように思います。
それから韓国の例のカーリングのイチゴの話ですけど、まず、銅メダルとにかくおめでとうございますということと、選手の一人の方がですね、韓国のイチゴはおいしいと発言されて随分それがキャリーされたわけでありますけど、日本のですね、農林水産大臣といたしましては、女子カーリングの選手の皆様にはですね、日本のおいしいイチゴをですね、是非食べていただきたいなというふうに思います。今回の御発言と切り離してですね、お話をしますと、一般論ですけれども、韓国で生産されているイチゴは、以前に日本から流出した品種を基にですね、韓国で交配されたものが主であるというふうに承知をしておりますので、むしろですね、我が国の優良品種の種苗の海外流出という問題に直面をするわけであります。なので、海外での知的財産権を確保してですね、仮に流出が発見された場合に、栽培や販売の差し止め請求等を行なうことができるようにするということが重要であるというふうに考えておりますので、農林省としては、こういう重要な品種について海外で植物品種の育成者権等を取得するということが大事なので、それを支援するためにですね、29年度の補正予算においても、この植物品種等の海外流出防止対策を行うとともに、30年度予算においても同対策費を計上してるところでありますので、これらの対策通じてですね、この韓国のイチゴの話もありますので、しっかりと対策を講じていくことの必要性を改めて認識をしたということであります。

報道官

委員会がございますので、これで終わります。

以上