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農林水産省

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𠮷川農林水産大臣記者会見概要

日時 平成31年2月19日(火曜日)9時22分~9時37分 於: 本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)農業用ため池の管理及び保全に関する法律案の閣議決定について
  • (大臣から)豚コレラの現状と対応について
  • 豚コレラの現状と対応について
  • 農業用ため池の管理及び保全に関する法律案について

 

大臣

  私から2点報告がございます。1点目は、本日の閣議におきまして、「農業用ため池の管理及び保全に関する法律案」が閣議決定されました。本法律案は、昨年の7月の豪雨災害等、近年の災害の発生状況を踏まえ、農業用水の確保を図るとともに、農業用ため池の決壊による水害等の災害を防止することを目的とするものでございます。農林水産省といたしましては、本法律案により、農業用ため池が有する農業用水の供給機能の確保を図りつつ、防災・減災対策の強化を図っていく考えでありまして、速やかな御審議をお願いしたいと考えているところでもございます。
  2点目でありますけれども、本日、19日、新たに、岐阜県瑞浪市の監視対象農場におきまして、豚コレラの陽性事例が確認をされました。岐阜県においてはですね、速やかにこの防疫措置を開始すると聞いているところでもございます。この原因究明のために、すでに疫学調査チームを現地に派遣をいたしております、まずは今回の事例の早期の封じ込めを図るため、岐阜県等関係自治体、関係府省庁、関係機関と連携をして、迅速なですね、防疫措置を実施してまいりたいと思っております。また、先週末より、岐阜・愛知両県において、幹線道路の消毒を実施しておりますけれども、引き続き、各農場に対して、飼養衛生管理基準の遵守を徹底をしてまいりたいと思います。豚コレラのまん延防止に万全を期してまいりますが、詳細につきましてはですね、この後、事務方からブリーフィングをさせていただきたいと思います。私からは以上でございます。

記者

  豚コレラの疫学調査でですね、現在までに判明している部分について教えていただきたいのと、もう1点、野生のいのししに対してですね、ワクチン入りの餌をまく、拡大防止策の検討についてですね、大臣のお考えについて改めてお伺いしたいと思います。

大臣

  疫学調査チームの調査状況でありますけれども、愛知県におけるこの発生事例ですね、8例及び9例目につきましては、最初にですね、この愛知県で発生が確認された6日以降、「拡大豚コレラ疫学調査チーム」が現地調査を実施をいたしております。病原体の侵入経路等について、あらゆる可能性を想定いたしまして、検証を急がせているところでもございます。これまでに得られた疫学調査チームからの報告を検討するために、今月、2月22日金曜日にですね、「第5回拡大豚コレラ疫学調査チーム検討会」を開催をすることにいたしております。この検討会で得られた知見等を今後の防疫対策に活用してまいりたいと思っております。
  更に2点目でありますが、野生いのしし対策としてのワクチンの使用に関してでありますけれども、この野生いのししの豚コレラワクチンの使用経験がいままではございません。よってですね、知見が乏しい部分もございますが、一方、欧州におきましては、餌に混ぜたワクチンを、ドイツやフランス等の一部地域で使用したことがあることからですね、今般の野生いのししの対策のオプションのひとつとして、まずは検討いたしておりますのは、使用方法ですね、時期ですとか、回数、範囲等。更には効果の判定手法ですね、等について、情報収集ですとか、分析を行っております。その上で使用した場合のメリット・デメリットも整理していくといった検討を行っているところでございますが、この検討結果を踏まえてですね、我が国への応用の是非を判断をしてまいりたいと思っております。そんなに時間をかれられないかなと、このようにも思っております。

記者

  岐阜県でまた新たな事例というふうに大臣、仰られたんですけれども、7例目が1月の29日だったかな、それ以来ということになるかと思うんですが、8例目も少しありましたけれども、また岐阜県で再び発生してしまったことに対してですね、率直な受け止めについて伺えないでしょうか。

大臣

  この農場のですね、わりかし近いところで、野生いのししが豚コレラにかかっていたということが確認をされていた地域でもあります。この約3km圏内に今回発生した農場がございました。ですが、それらの因果関係というのは、調査チームが入っておりますので、その野生いのししだということを確定するわけには今はまいりませんけれどもですね、そういったことも考えられます。更にですね、飼養衛生管理の遵守を徹底をするために、岐阜県におきましては、34の農場に対してですね、徹底をして、今、チームを作って、指導もさせていただいているところでございまするけれども、そういった、この農場はですね、間もなくこの調査チームが入って指導をという状況の時だったもんでありますから、この陽性の反応が出たということでもございますので、更にですね、この飼養衛生管理の遵守のためのですね、徹底したチームを派遣をしての指導というものをしっかりと行っていく。更には、もちろん岐阜県とも連携をしながらこれをやっていかなければなりません。いずれにいたしましても、この野生いのししからの感染なのか、ルートも含めてですね、しっかりと、調査チームを今、派遣をいたしておりますので、そういったところの結果を受けながらですね、更なる対策が必要だということになれば、また対策を打ち出していくということになっていくんだろうと、このように思っております。

記者

  関連して豚コレラについてなんですけれども、今、岐阜県については、全ての農場についてですね、専門家、国とチームを組んで回っておりますけれども、愛知県等についても拡大、広がっている状況ですが、そういった全ての農場を回るような検討についてはいかがでしょうか。

大臣

  愛知県につきましてもですね、愛知県は198の養豚場があると聞いております。岐阜県はですね、もちろんのこと愛知県もですね、今、県側といろいろな対応策を協議をしておりますので、必要ということであればですね、愛知県のそういった農場に対しても、チームを送り出してですね、飼養衛生管理の順守について、いろいろとこちらからも、指導もしてまりたいなと、こう思っております。私といたしましては、愛知県もその必要性が十分にあると考えておりますのでですね、チームを作ってですね、愛知県にも派遣はしたいなという思いは持っております。

記者

  それは愛知県から要請があれば、国としてもやると考えてよろしいでしょうか。

大臣

  愛知県から具体的な要請は、まだございませんけれども、いずれにしましても、愛知県とも連日、いろいろな情報交換等々、情報を共有するための情報交換等を行っておりますので、そういう中で判断をしていくことになろうかと思います。

報道官

  ほかにございますか。

記者

  先ほど豚コレラの野生いのししへのワクチン接種の関係なんですけれども、そんなに時間もかけられないというお話もありましたが、どういったことを考えられて、いつぐらいが目途と考えていらっしゃいますでしょうか。

大臣

  目途ですか。

記者

  はい。

大臣

  どういったことを考えているかということは、先ほど申し上げさせていただきましたが、この目途に関しましてはですね、今、先ほど、縷々(るる)説明をいたしましたように、日本では初めてということにもなりますので、そういったいろいろな状況を把握をしながらですね、しかしながら、時間をあまりかけてられないということもありますので、いつ頃という目途は私の方から申し上げることは今、まだできませんけれども、今、速やかにですね、こういったことも実施ができるという状況になれば、速やかに実施をしていくということになっていくだろうと思います。
  いずれにしましてもですね、メリット・デメリットを整理を、今、早急にしていきたいなと、こう思いますので、そういった調査状況が出た時点でですね、対応方を速やかに考えるということになると思います。

報道官

  ほかにございますか。よろしいですか。

記者

  ため池法案のことで、今回改めて、新しい法案を制定したということで、その法案の目的と、今後のスケジュール感などあれば教えてください。

大臣

  この、ため池法案はですね、先ほど申し上げましたように、昨年の7月の豪雨災害等、近年の災害の発生状況を踏まえてですね、農業用水の確保を図る、更にはこの決壊による水害等の災害をですね、防止することが最大の目的だと、このように私は思っております。農業用ため池の所有者等による届出を義務付けるとかですね、具体的な内容でありますけれども、適正な管理の責務を明文化すること、更には、防災上重要なですね、農業用ため池を指定した上で、ため池の形状を変更する場合には、許可を要することといたしておりまして、また、必要があればですね、防災工事の施行に関する命令及び代執行を行うことができるということにもいたしております。所有者が不明で適正な管理が困難な場合につきましてはですね、市町村が管理権を取得できる制度を創設するなどの措置を講ずることといたしております。いずれにしましても、このため池の管理というものは、これから最も大切な部分にもなってくると思いますので、いろいろな観点から検討した結果、今申し上げましたようなですね、内容にさせていただいたところでもございますので、都道府県、市町村とも十分な連携がこれから大切ですし、また必要な部分でもあろうと思いますし、1日も早くですね、今日、閣議決定されましたので、法案の審議をお願いをさせていただきながら、しっかりと対応していきたいと思っております。

報道官

  よろしいですか。それでは本日は以上で終わります。

以上