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農林水産省

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𠮷川農林水産大臣記者会見概要

日時 令和元年7月16日(火曜日)10時12分~10時23分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)アフリカ豚コレラに関する新規対策の実施について
  • アフリカ豚コレラに関する新規対策の実施について
  • 北太平洋漁業委員会(NPFC)第5回年次会合について
  • 全国的な低温及び日照不足による野菜等への影響について

 

大臣

  私の方から1点、報告がございます。アフリカ豚コレラに関する新規対策の実施についてでございます。豚コレラと同様に豚に感染する疾病でありますアフリカ豚コレラにつきましては、5月に北朝鮮、6月にはラオスで新たに発生が確認をされるなど、アジアでの同病の拡大にですね、歯止めがかかっておりません。我が国への侵入がこれまで以上に危惧されておりまして、また、ユーラシア大陸の西側地域で同病が確実に拡大をしておりまして、世界的な脅威となっております。これらの情勢を踏まえまして、今月末、7月30日、31日には第2回OIEアジア地域アフリカ豚コレラ専門家会合が東京で開催をされまして、中国等の発生状況の共有、水際対策のほか、バイオセキュリティ向上対策等について協議を行いまして、国際的なですね、協力関係を強化をしていくということとしております。現在の世界的なアフリカ豚コレラ対策の中心は、まずですね、水際検疫の強化、野生イノシシからの隔離、農場のバイオセキュリティの向上、生産者及び従業員の教育でございます。
  我が国におきましても、従前、検疫探知犬の増頭等による水際検疫の強化や、野生イノシシの囲い込み、捕獲及び経口ワクチンの散布、並びに飼養衛生管理基準の遵守指導等を徹底して実施をしてきたところでもございます。
  今般、これらの取組に加えまして、更にアフリカ豚コレラに対する対策を強化するために、検疫探知犬の13頭の更なる増頭、今現在40頭でありますから、13頭増頭いたしますと53頭ということになります。それから全国の養豚農場における野生動物侵入防護囲繞(いにょう)柵の設置支援、それからアフリカ豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針、飼養衛生管理基準等の適宜適切な見直しによりまして、総合的にですね、アフリカ豚コレラ対策を実施していくことといたしました。もう既に御承知かもしれませんが、国際線には消毒用のマットは全て終了いたしておりますが、今国内線もという国会でのお話もございましたので、国内線もですね、順次進めているところでございます。もう既にこれは、いくつか予算措置もいたしております。これらの対策によりまして、アフリカ豚コレラの我が国への侵入・発生を防止をいたしたいと思います。詳細はこの後、事務方より説明をさせていただきたいと思います。
  私からは以上でございます。

記者

  今、大臣から説明ありましたアフリカ豚コレラの対策について、探知犬の増頭や飼養衛生管理基準の見直しなど、いつ頃までに実施するという時期的な目処はありますでしょうか。

大臣

  探知犬の増頭につきましては、これは予算的な措置も必要でございますので、なるべく早いうちにですね、これを措置をしたいと思います。予算のあり方というのはいろいろな形がございますので、そういったことを今、早急に詰めをやっているということになります。
  飼養衛生管理基準の見直しに関しましても、至急まとめ上げていきたいと思っております。もしこれはですね、見直し必至ということになりますれば、家伝法との関連も出てまいりますので、そういったことも勘案をしながら大至急まとめていきたいなと思います。

記者

  もう1点ありますが、今日から北太平洋漁業員会、NPFCが都内で開催されます。厳しい資源状況のサンマの漁獲数量規制について話し合われる見込みですが、日本としてどういった形の議論を目指しているのか、お考えをお願いします。

大臣

  サンマはですね、近年不漁が続いております。日本の漁獲量は、一昨年は8.4万トンと過去半世紀で最も低い水準となりました。昨年もですね、約12.9万トンと引き続き低い水準に止まっております。その主な要因としましては、海洋環境の変化が挙げられますけれども、北太平洋の公海における外国漁船の漁獲が拡大をしている影響もあると考えております。このため、公海での管理強化が必要であることから、NPFCにおきまして、漁船の許可隻数の増加禁止など漁獲の抑制に取り組んできております。
  また、我が国は、一昨年からサンマの漁獲数量の規制につきましても提案を行ってきておりますが、残念ながら未だ合意できておりません。16日から、本日でありますけれども、開催されるNPFC第5回年次会合におきましては、本年4月に行われましたNPFCの科学委員会におきまして、加盟国が合意をした資源評価結果を得たことを受けまして、改めてですね、数量管理を行う枠組みの提案を行うことといたしたいと思っております。

記者

  天候不順の影響について伺います。全国的に長雨や日照不足などが続いてますけれども、野菜、果物の出回り、コメの生育などにどのような影響が見られるとみていらっしゃいますでしょうか。

大臣

  7月前半の気温につきましてはですね、特に東北南部から関東以西の太平洋側におきまして例年より低く、日照も少なく推移をしているところでございます。産地や卸売業者等の関係者からの聞き取りによりますと、この影響によりまして、キュウリあるいはナスではですね、生育の遅延や肥大不足が発生をしまして、出荷量の減少から価格が上昇しております。その他の主要野菜につきましては、これまでの良好な生育から、全般的に価格が平年を下回って推移をしていると承知をいたしております。7月11日に気象庁が発表をしました最新の1か月予報によりますと、北日本・東日本の気温・日照は回復に向かう予報となっておりますが、今後ともですね、生育状況の迅速な把握に努め、必要に応じまして、技術指導などを行ってまいりたいと考えております。なおですね、農林水産省といたしましては、農業技術の基本指針におきまして、各都道府県に低温・日照不足対策として排水対策ですとか、病害虫防除対策の徹底等を周知・指導をいたしているところでもございます。これからも注視をしてまいります。

記者

  先ほど出たNPFCの件だったんですけれども、今回、枠組みの提案をされるということで、大臣として、どのような結果を得たいと考えているか、期待を教えてください。

大臣

  交渉ですから、なかなか予断を許すことはできないと思いますけれども、漁獲枠のですね、導入に対して、先ほど申し上げましたけれども、しっかりと議論をさせていただいてですね、数量管理を行う枠組みというものを提案をいたしますので、そういった方向性に是非、各国が賛同していただきますように私としては、期待をいたしております。

報道官

  ほかにございませんでしょうか。よろしいですか。以上で終わります。

大臣

  ありがとうございました。

以上