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農林水産省

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江藤農林水産大臣記者会見概要

日時 令和元年12月13日(金曜日)10時32分~10時44分 於: 本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)栃木県における野生イノシシのCSF予防のための経口ワクチンの空中散布の実施について
  • (大臣から)ベトナム向け日本産りんごの新たな植物検疫条件での輸出解禁について
  • (大臣から)マリン・エコラベル・ジャパンのGSSI承認について
  • (大臣から)沖縄県への出張について
  • 台風第19号の被害額等の状況及び営農再開に向けた支援について
  • CSFに係る経口ワクチンの空中散布の実証実験について
  • 「食のオフィシェ」にかつて任命された者が金銭トラブルの報道をされていることについて
  • 首里城復元における木材の調達について

 

大臣

  私から4点、御報告がございます。
  1点目です。20日の金曜日に、栃木県の日光市足尾町の国有林において、自衛隊のヘリコプターを活用いたしまして、経口ワクチンの空中散布を実施することとなりました。日本の山岳地帯は、急峻でありまして、野生イノシシが生息していても、人の立ち入りが難しく、従来のやり方では、効果的に経口ワクチンを散布できない地域もあります。このため、今般は防衛省の協力を得て、ヘリコプターで空中散布をすることとなりましたので御報告いたします。
  2点目は、ベトナム向けの日本産リンゴの新たな植物検疫条件での輸出解禁についてであります。これまで、ベトナムへリンゴを輸出するためには、袋かけ、これが必要でしたが、植物検疫当局間で協議を重ねた結果、12月15日から袋かけなしで輸出が可能ということになりました。産地が取り組みやすい条件での輸出が可能となったことによりまして、輸出が拡大することを期待いたしています。
  3点目は、マリン・エコラベル・ジャパンのGSSI承認についてであります。日本発の水産エコラベルである「マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)」が、水産エコラベルの承認を行う国際機関である「GSSI、グローバル・サステナブル・シーフード・イニシアチブ」から本日、世界で第9例目である、そしてまた、アジアでは初めての承認が得られたという報告がありました。今回のMELが、国際的なお墨付きを獲得したことで、我が国の水産物の国際的な評価の向上、それから一層の輸出拡大に寄与することが期待されると考えています。
  4点目は、明日、14日、15日と2日間にかけまして、第43回全国育樹祭に出席するため、沖縄県に出張いたします。あわせて、早期復旧が求められる首里城公園と森林・林業・環境機械展示実演会を視察いたします。本年の全国育樹祭は、秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御臨席を仰ぎ、「うけつごう 豊かな緑と みんなの笑顔」をテーマに開催されます。この全国育樹祭を契機に、より多くの方々が森林に関心をもっていただくことを期待しております。
  詳細はいずれも、この後、プレスリリースをしますのでよろしくお願いいたします。私からは以上でございます。

記者

  台風19号に伴う災害から2か月となりました。全体の被害規模について教えてください。また、長野県ではですね、千曲川の堤防が決壊、リンゴ畑や水田が水没しですね、来年の営農再開の見通しが立たないとの声も聞かれます。政府としての現状の認識とどのように支援を強めていくお考えかお聞かせください。

大臣

  一連の豪雨災害での集計といたしまして、12月12日現在、4,342億円ということになってございます。そして長野県に限って申し上げますと、19号から2か月ということでありますけれども、19号関連では、3,181億円、長野県については667億円という被害が発生いたしております。今、記者さんからお話がありましたように、なかなかですね、マンパワーその他諸々が足りないということで、土砂の撤去等に大変苦戦をしていると、ボランティアの方々の御協力も仰いでおりますが、非常に現場には焦りがあるという報告は農政局の方からもしっかり聞いています。
  11月の7日にですね、支援策を打ち出したわけでありますけれども、4会場、長野県内ではですね、説明会もやらせていただきましたけれども、大体14都県で、これは長野県だけではありませんが、全35会場、延べ人数3,700名の皆様方に実施をしましてですね、御説明をしているところであります。
  内容につきましてはですね、150万とか、新わい化とかですね、様々施策を出させていただきましたが、だんだんと雪のシーズンが近づいてきているということもあってですね、支援策の内容については、御理解いただけたのではないかと思っておりますけれども、しっかり来年のことについて、大変、御不安が現場にあることは私としても重々承知をしておりますので、農水省としましても職員を派遣もいたしておりますしですね、それから、復旧のための重機等のリースについてもですね、市と農家が直接契約を結んでもらう直接施工の場合はですね、この重機のリース代についても支援することは可能となっておりますので、様々な手を使ってですね、当該自治体との連絡を密にしながら農地の復旧に全力を尽くしてまいりたいと考えております。

記者

  豚コレラワクチンについてお聞きします。10日に群馬県の相馬原駐屯地を御視察されてると思いますが、視察してみての感想、成果をお聞きしたいというのが1つと、あと、20日の栃木県への散布というのは、自衛隊のどこの駐屯地での部隊が担当されるのでしょうか。

大臣

  まず、先日の視察につきましてはですね、しっかりUH60も見せていただきましてですね、搭乗者が乗る機体の真ん中に、もともと穴があいてるそうなんですが、物を投下できるようにですね、そこにパイプを通して、そこから経口ワクチンをポンポン、ポンポン投げ込むというですね、そういうちょっとした簡単な改造をしている機体も見せていただきました。そして、駐屯地のトップの方にもですね、お話をさせていただいて、もともとは自衛隊の本来業務ではないということでありますので、しかし自衛隊の任務として、国民の生命と財産を守るというものがあります。しかし、災害派遣も含めてですね、困ったときには何でも自衛隊にお願いするということは非常に心苦しいとは思いますが、しかし正確に散布をする、例えば水源地であるとかですね、そういったところに間違って投下をすることがないようにする、そういったことを考えると、やはり優秀なオペレーション能力を持っている自衛隊諸君にお願いすることが最も適切ではないかという判断でお願いをしたんですという事情も説明させていただいてですね、心からの感謝の意を伝えさせていただきました。近日中にですね、皆様方、関係していただいた方、自衛隊のみではありませんが、農林水産大臣としてのですね、何らかの感謝のお示し、形を示すことも予定いたしております。
  それから、今度、空中散布でありますけれども、当初は私もですね、機体の中に乗せていただこうかなと思っておったんですが、私はいいんですけども、自衛隊の諸君がですね、やっぱり危ないと。もしものことがあったら責任とれないのでというお話が、何となく遠回しにあったので、こちらのほうからですね、そういうことであれば御遠慮いたしますということで、現場にお任せしたいというふうに思っております。
  陸上自衛隊北宇都宮駐屯地が、UH60JA型ヘリコプターを使って、取水口とかですね、イヌワシの生息地、これがありますので、イヌワシの生息地は避ける、取水口を避ける、民家周辺を避けつつ、約5,000ヘクタールのエリアに2,500個の経口ワクチンを空中散布する予定になっております。

記者

  ちょっと話は変わるんですが、元いばらき大使の藤原浩さんの問題についてお伺いしたいと思います。藤原さんはですね、農水省の「食のオフィシェ」という肩書を広く使っていたことが分かっていて、地域の皆さん、金銭的な被害も出ている中で、そもそも任命は適正だったのかというところと、被害に遭われた方への大臣のお考えをお聞かせください。

大臣

  非常にけしからん話だと思っています。22年にですね、当省が任命したということでありますが、27年に「食のオフィシェ」の制度自体が終わってますので、なくなってるわけでありますけれども、ああいう報道等を見てるとですね、今でも名乗ってる可能性が排除できないと思いますので、そういうことのないようにですね、御本人なかなかつかまるかどうかわかりませんが、こちらから申し入れはしっかりさせていただこうというふうに思っております。

報道官

  ほかございますでしょうか。

記者

  週末、首里城を視察されるということで、先日の閣僚会議では年度内に工程表を出される、また検討の場を作られるということ決まりましたけれども、木材の調達、あるいはどんな樹種を使うかを含め、まだまだ見通しが立ってないところがあると思いますが、現段階で大臣のお考えをお聞かせください。

大臣

  前回の改修につきましてはですね、外材等を使ったようなお話もお聞きをしました。しかし、宮崎県産材もですね、見えるところではないんですけれども、一部利用されたというところもあります。少し、これは官邸でのお話ではありませんが、独自の話を聞くとですね、かなり要求の水準が高い木材で、日本でもなかなか採取することが難しい、許可が要るようなものもあります。しかし、沖縄の方々がですね、大変心を痛められてることでありますので、日本がオールジャパンでですね、ウルシであるとか、木材の調達であるとか、そういったことについては協力をさせていただく必要があると思っております。この間、官邸での会議、私、別の用務があって出れなかったのでですね、ちょっとそのときの会話はないんですけども、また今週末、知事にお会いしますので、しっかり現場を見させていただいた上でですね、その現場を見るということは、これは農政ではありませんけど、やはり基本でありますから、現場を見させていただいた上でですね、できることを考えさせていただきたいと思っております。
  宮崎県産かどうかは100%じゃありませんという修正が入りましたので、修正させていただきます。

記者

  イノシシへの経口ワクチンの散布なんですけれども、開始の時期であったり、範囲であったりについて、今のところ、検討いかがでしょうか。

大臣

  今のところ公表できるのは20日の地域だけでありますが、これは、我々としてはワクチンベルト帯にしなければならないというふうに考えております。例えば、こう撒いていって、ここが抜けてて、こう撒いても、ここから出ていってしまいますからね。ですから、我々が考えている都道府県のトップの方々には内々にお話をずっと事務方がして、御了解もいただいておりますので、雪も降り始めますからですね、雪の中に埋まってしまっては、イノシシは掘って食べますけども、その前のほうがいいということもありますので、遅滞なく計画的に行っていきたいと考えています。

報道官

  以上で終了させていただきます。ありがとうございました。

以上