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農林水産省

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江藤農林水産大臣記者会見概要

日時 令和元年12月27日(金曜日)9時43分~9時52分 於: 本省会見室
主な質疑事項
  • TPP11協定等の発効による今後の国内対策について
  • 本年のCSF対応を振り返って
  • 本年一年の感想を漢字一字で表すと
  • ツマジロクサヨトウ対策について

 

大臣

  今日最後の閣議となりましたので、閣議後の記者会見は今日で最後ということになると思われます。就任以来3か月ちょっと経ちましたけれども、皆さん方にはいろいろとお付き合いいただきまして、ありがとうございました。良いお年を迎えられますように、来年もよろしくお願いいたします。

記者

  TPP11の協定発効から間もなく1年となりますが、今後の国内対策についてお伺いできればと思います。

大臣

  TPP11が発効、それから日EU・EPA、そして日米ということでありますので、RCEPが残っているというのがありますが、日英もあるかもしれませんけれども、大所の貿易関係の経済連携協定は大体出揃ったのかなということです。これまでにもう既に1兆3千億円を超える国内対策を行ってまいりましたが、今回の補正でですね、体質強化対策で3,250億円を計上させていただきました。それには今後の時間の経過とともに変わる例えば関税率、具体的に言えばですね、変化とか、それから国際市場、いわゆる食の市場の大きくなっていく、それから国内の食に対する市場、小さくなっていく、そういったことを踏まえてですね、この時代の流れに負けないような国内の農業の体質強化をするための予算も十分に確保できたのではないかと思っています。しかし、予算を確保しただけでは当然、不十分なので、これがどのように現場でですね、実行され、実装されてどれだけの効果を上げていくのか、ということは、しっかりこれから見ていかなければなりませんので、気を抜くことはできないというふうに思っています。

記者

  この後対策本部も開かれますが、CSFへの対応をですね、振り返られて、今思い返されるということをちょっと教えていただければと思います。例えば関東に飛び火したときには、岐阜かどこかで講演された際には、渋谷のど真ん中に爆弾を置かれたような気持ちだったみたいな御心境も仰られていたようですが、当時のワクチン接種を決断した思いとかですね、あるいはイノシシ対策はまだ道半ばですけれども、そのへんを踏まえまして今の御心境を教えてください。

大臣

  あの頃はですね、私は党内にいたときから、インフルエンザ、それから家畜疾病予防対策本部の本部長をしておりましたので、大臣ではありませんが、極めて深くこのことにはコミットしてきました。そして、なんといっても口蹄疫等の経験を現場でしてきた人間でありますので、もう発生当初からほかの方々よりも強い危機感を持っていました。そして、皆様方御存知のように閣僚になったその日の記者会見でですね、「私の責任で決断をする」ということを申し上げておりましたので、その時には既にワクチン接種はオプションに入っていたということで理解していただいて結構であります。そして、今、渋谷の話もされましたけれども、なんといっても埼玉県の周りにはですね、大変な数の、200万頭を超える飼養豚がいるという状況でありますので、これはもういよいよまずいと。ですから、あの日は茨城、それから千葉の視察に行っておりまして、東京に帰ってきたのは20時半くらいでしたけれども、土曜日で、全員休みでしたが、幹部職員は全員集まっていただいて、50人ほど集まっていただいてですね、すぐにワクチン接種に踏み切る方針だということを幹部職員に伝えました。いろんな意見は省内でもありましたし、何度も申し上げておりますように、𠮷川大臣の時代に徹底していた飼養衛生管理基準の徹底というものはですね、決して間違った指導ではなかったですし、早期出荷対策等の対策も講じてきたことも間違いではなかった。それについて否定的なことをいうつもりは今の段階でもありませんが、しかし、物事というのはですね、時間の経過とともに状況は変わりますし、時に、あるタイミングで劇的に変化する、というタイミングがあの14日であったのかなというふうに思います。その後、党内への説明、党内への御理解をいただく努力、その他もしてですね、その後は農林水産省一丸となって、それから発生している都道府県の現場の方々ともですね、意思の疎通をできるだけして、並行して飼養衛生管理基準の徹底をお願いしてきたわけでありますけれども、今まで、まだ止まっていないということについてはですね、残念でもありますし、責任も感じているということであります。ようやくワクチンもこの年末に向けて必要な数とは申しませんが、とんでもないことが起こらない限りは対応できるだけの本数は揃いましたし、いわゆるリスクの高いと言われているイノシシに罹患していることが認められない地域での接種も始めておりますので、それから風評被害についてもですね、枝の価格、それから店頭での価格に影響は見られませんし、発生したところのブランド豚にもですね、有名なお店で相変わらず販売をされているという現状もありますので、良かったという気持ちはかけらもありませんが、緊張感をなくすつもりもありませんけれども、その時、その時でできる限りのことはしてきたのではないかと思っています。

記者

  以前、お聞きそびれてしまったんですけれども、大臣、今、豚コレラのお話もありましたし、台風19号もありましたけれども、この1年、大臣に就任されてですね、振り返って、漢字一字でですね、今年、大臣の御感想振り返ると、どういうふうに表現できるか教えてください。

大臣

  そういうことは前もって聞いておいてもらわないと。
  闘技場の「闘」ですかね。やはり日米の貿易交渉もこれは闘いですよ、国益をかけた。CSF、ASF水際対策も含めて、これも闘いですし、そして台風が起こって、それは闘いとは言わないかもしれませんが、しかし現場ではですね、農地が荒れ、土砂に埋もれ、それを撤去する、そういうことはやはり現場の方々の生活、生業を再建するために日々、闘われておられました。役所の中もいろんなことがですね、一度に押し寄せてきたというのもありましたので、その字が適当かなと、なんとなくそう思いましたけれども。

記者

  一年間ありがとうございました。
  ツマジロクサヨトウ対策でトウモロコシ、対策が始って3か月ぐらいだと思うんですが、1年が終わるということで、これまでの対応状況は改めてどうなのかということと、来年の見通し等お願いします。

大臣

  ツマジロクサヨトウが出たのは、8月8日が対策の発表で、発生は7月3日。あれから3か月、4か月経っているわけでありますけれども、この対策はですね、いろいろ日米の貿易交渉とタイミングが重なったということで、いろんな報道がされましたけれども、あくまでも国内の畜産農家はですね、必要な飼料等が手に入らないようなことが起こらないように、あくまでも国内の畜産農家の不安を解消するために行った対策であって、必要があればですね、過不足がないように急いで入れられるようにですね、配合飼料メーカー等に支援策のようなものをですね、用意させていただいたという内容でありますので、その後現場での対応等もですね、一生懸命やっていただいてですね、そんなに大きく拡がらなかったことはですね、私は良かったと思っています。
  そして、トウモロコシを買ったのかという質問はされていませんけれども、必要があればですね、買うわけでありまして、今、23日現在で複数の事業者から申請がalic(独立行政法人 農畜産業振興機構)に対しても、上がっておりますから、その数量、内容については商取引のことでもありますので、具体的にどれぐらいの量かということについては、コメントはできませんけれども、必要があればですね、この年末にかけても買い入れることはあるのかなという状況でございます。

報道官

  ほかにございませんでしょうか。よろしいですか。では以上で終了します。ありがとうございました。

大臣

  それでは、皆様、良いお年を。

以上