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農林水産省

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江藤農林水産大臣記者会見概要

日時 令和2年1月14日(火曜日)9時47分~9時58分 於: 本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)ドイツ出張について
  • ドイツ出張について
  • 沖縄県で発生したCSFの状況及び今後の対応について

 

大臣

  本日は私から1点、御報告がございます。
  明後日、16日木曜日から19日の日曜日まで、ドイツへ出張する予定でございます。今回の出張では、「ベルリン農業大臣会合」に出席をし、飢餓の問題をはじめとする世界的課題に対処するため、農業生産基盤の強化の必要性について各国に呼び掛けるということを考えております。また、主要各国の農業大臣等との会合もバイで行うことも現在調整中でございます。この他、ベルリンでは、「ASFに関するハイレベル国際会議」に参加をし、ASF対策における国際的な連携の重要性について訴えたいと考えております。詳細につきましては、この後、プレスリリースしますのでよろしくお願いします。
  私からは冒頭は以上でございます。

記者

  先ほど冒頭発言にありましたベルリンの国際会議ですが、出席なされて、食料安保、またASFについて、大臣としてどのようなメッセージを各国にお伝えされようと思っているのか教えてください。

大臣

  一つは、人口がこれから世界的な規模で大きく増えるということについては、ある意味日本の農業についても、世界の食料マーケットにとっても、ビジネスチャンスという側面はあるかもしれませんが、その一方で栄養失調に苦しんでいる方々が世界中にはたくさんおられる。そして、世界の耕地面積はどちらかといえば減少する傾向にあるという危機的な状況であって、国はやはりそれぞれの国の国民に対して、食料を十分に供給する食料安全保障という観点はとても大切でありますので、飢餓への対応と、それから世界の食に対するアプローチ、その両面を考えなければならない。そして近年続発する世界的規模の天候不順、それとか山火事とかですね、干ばつ、そして日本なんかを襲った大雨、台風、そういったものに対する自然災害への対応、そしてCSFやASFなどのいわゆる疾病、家きんに対する疾病に対する対応、そういったものについて、情報を共有することによって、国際連携によってこれをまん延拡大を防ぐというようなこともメッセージとして発言したいと考えております。

記者

  沖縄でのCSFの発生確認から明日で1週間となりますが、これまでの沖縄における対応の評価と、今後の対応方針を教えてください。

大臣

  大変一生懸命ですね、やられておられると思います。私どもとしても、最初に申し上げましたようにですね、しっかりその沖縄県と連携することが、農林水産省としても大切だということを申し上げてきました。ですから、当初リエゾンの派遣1名から3名。そして、農林水産省の課長級も派遣しましたし、それから獣医師の数もですね、当初、27名だったものが200名台、延べ人数ですけれども、御要請に基づいて増やしております。電殺機の数もですね、16台にまで増やしております。非常に御経験がないとですね、なかなか特に家畜のなかでも、豚を電殺する、埋却する作業は大変ですので、大変な御心労、御苦労はあるかと思いますけれども、果敢に取り組んでいただいております。もう既にですね、54例目を1月10日に開始をして、12日に終了をしたということでありますから、残りの53例目の関連農場の殺処分も実施をしているところでありまして、1月14日の8時時点、今日の朝の8時ですね、1,761頭中、1,499頭の殺処分が終了をしたという報告をいただいております。これは85%にあたります。とういうことでありますから、大変、御苦労は多いかと思いますけれども、大変よく頑張っていただいておりますし、この連休中にもですね、疑似ではないかという報告が農林水産省にも上がってまいりました。幸い陰性でありましたけれども、そういったようにですね、沖縄県内の主要農家の方々は積極的に自分の豚舎を回ってですね、疑わしいというものについて、しっかりと報告をしていただいているということは、大変前向きな努力をしていただいていることについてはですね、いいことで、評価をしたいというふうに思っております。とにかくですね、今のところ、南部、北部には出ておりませんけれども、全県的なまん延拡大、拡がらないように、我々で最初に申し上げましたようにですね、沖縄県に対してはできる協力は何でもしていくというふうにやっていきたいと思います。
  あとですね、アグーについて、当初から私、大変懸念を表明させていただきましたけれども、これも県で調整中でございますけれども、沖縄県は交付金の一部を利用してですね、冷凍精液等は積極的に種の保存のために持ってらっしゃるということでございます。しかし、さりながらですね、私の地元宮崎県で、口蹄疫が発生したときに、一番大事に考え、緊急的に対応したのは、種雄牛のですね、隔離をする。種の保存、種の保存ということが大変大切でございます。長講釈になりますけど、アグーはもともと琉球王朝から端を発してですね、先の大戦でほとんどいなくなってしまい、欠けてしまったものをですね、戦後大変な沖縄県民の方がですね、御努力をされて復活をされたという、大切な大切な沖縄の固有種といってもいいものでありますので、もともと起源は違いますけれども、ですからこれをですね、沖縄県の方々と相談をして、然るべき場所に、隔離移転することを今、検討を始めています。まずその移動させることだけについてもリスクがゼロではありませんので、移動させるアグーの種豚、母豚についても、検査が必要となることも考えられますし、移動させるところはですね、養豚をやっているということであれば不適切ではないかと思います。隔離するということであればですね、それらの施設も必要となりますので、鋭意調査をこの連休中も進めてまいりましたが、移動に関する費用、それから移動先での施設についてもですね、国が全額を助成してですね、沖縄県に協力をしたいというふうに考えております。

記者

  今の関連になりますけれども、アグーの種豚の隔離についてなんですが、これは県外も含めて検討されているということでしょうか。

大臣

  沖縄はですね、離島がたくさんございますので、やはり他の県に移動させるということはですね、発生県から他県へということでございますから、家伝法上、不適切、適切ではないというふうに考えております。しかし、今回、沖縄で出たということでありますから、海を隔てれば安心だということはですね、言い切れません。やはり人の移動をですね、車両の移動、そういったものについてもしっかり管理をしなければなりませんが、とにかく県の方々の御意見を伺った上で、これは実行するならすることになります。我々から命令でやることではありませんのでですね、しかし、しっかりと意見交換してですね、私としては、財務の方にですね、それにかかる経費についてしっかり国で見れるように根回しの方は先にやっているということでございますので、御要望があればすぐに対応したいと思います。

大臣

  今、メモが来たのは、「世界の耕地面積は、森林伐採などによって、若干増加傾向にある」ということだそうですけれども、諸説あるので、砂漠化が進んでいますから。

記者

  もう1点なんですけれども、ワクチン接種について、沖縄県のですね、10km圏内の農場における調査を行った上で、判断するというような姿勢を示していますが、改めて農水省としてですね、ワクチン接種の必要性をどのようにお考えか教えていただけないでしょうか。

大臣

  自治事務でございますので、まず沖縄県でですね、県での養豚農家の方々としっかり意思疎通をして、ワクチン接種プログラムを作っていただくということが、まず一義的に大切になると思います。ですが知事のお考えとしてもですね、野生イノシシ等への浸潤がどれくらい進んでいるのか、それから10km圏内の今お話があった関係農場、それから周辺農場に対する浸潤状況の確認がまず一番大事であるというふうに御発言されていると承知をいたしております。ですから、我々としてはですね、もう150万ドーズ、これ回転備蓄も含めた分のうち141万ドーズはもう既に配布済みで、残り9万ドーズしかありませんけれども、しかしメーカーさんの方ではですね、もう250万ドーズがもう完成品としてできあがっておりますので、これについては、必要があればすぐにですね、手に入れることは可能でありますから、御心配はいらないと思います。ですから疾病小委員会の先生方にもですね、今回、ワクチンベルトの外の発生というある意味、非常に危機感の高い状況、他県で沖縄県以外でも発生してもおかしくない、新たなケースの発生ということでありますから、要請があった場合にはですね、スピード感を持って対応できるように農水省としても準備を進めているというところでございます。

報道官

  ほかよろしいでしょうか。では以上で終了します。ありがとうございました。

以上