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農林水産省

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野上農林水産大臣記者会見概要

日時 令和3年5月18日(火曜日)9時30分~9時33分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • 高病原性鳥インフルエンザ等への今後の対応について

 

記者

  鳥インフルエンザについて伺います。先週、家きん疾病小委員会と疫学調査チームから今期の発生を踏まえた提言が出されました。また、自民党でも家畜伝染病予防対策についての取りまとめがなされました。来期も、また発生する可能性があるとの指摘もありますけれども、これらの提言を受けた今後の対応方針について、お聞かせください。

大臣

  お話ありましたとおり、先日、家きん疾病小委員会と高病原性鳥インフルエンザ疫学調査チーム検討会の合同会合を開催をしまして、今シーズンの鳥インフルエンザの発生状況や、また、疫学調査等の結果を踏まえまして、現時点での考察ですとか、来シーズンに向けた提言を取りまとめていただきました。提言ではですね、農場や家きん舎内へのウイルス侵入の防止ですとか、あるいは早期通報について触れられており、具体的には、手指消毒設備の設置や手袋・長靴の用意等の飼養衛生管理基準の遵守を改めて徹底をするとともに、従業員一人一人が遵守できるように、飼養衛生管理マニュアルは図示をする、あるいは多言語化を図るということ、また、防鳥ネットの設置等の野生動物対策を徹底すること、さらには、鳥インフルエンザの特徴や通報基準を周知することなどについて提言をいただきました。また、自民党のですね、家畜伝染病予防対策検証プロジェクトチームからもですね、今後の家畜伝染病予防対策において、確実に実施するべき点も取りまとめいただいたところでございます。これらに対しまして、私からはですね、事務方に対して、高病原性鳥インフルエンザですとか、豚熱の発生予防の徹底とまん延防止措置の迅速化に向けて何ができるのか、昨今のですね、発生事例ですとか、現行の規定を検証するよう指示をしているところでありまして、いただいた提言も踏まえてですね、防疫指針や飼養衛生管理基準の見直しに早急に着手をしたいと考えております。

記者

  それらの見直しはいつ頃にされる予定でしょうか。

大臣

  いただいた提言も踏まえてですね、飼養衛生管理基準ですとか、防疫指針の見直しの方針につきまして、近く省内対策本部において決定をしてですね、改正作業に早急に着手をしたいと考えております。家畜衛生部会の諮問ですとか、パブリックコメント等の手続も勘案しながらですね、鳥インフルエンザの次期のシーズンが始まる前に対策を取れるようにですね、対応を進めてまいりたいと思います。

報道官

  他に御質問ございませんでしょうか。よろしいですか。では、以上で終了します。ありがとうございました。

以上