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農林水産省

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野上農林水産大臣記者会見概要

日時 令和3年6月4日(金曜日)9時30分~9時35分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • (大臣から)令和2年度水産白書について
  • 規制改革推進に関する答申について

 

大臣

  本日、私から1点御報告がございます。本日の閣議におきまして、「令和2年度水産白書」が決定されました。今回の水産白書では、「マーケットインの発想で水産業の成長産業化を目指す」を特集のテーマとしまして、地域の強みを活かしたマーケットインの取組事例を手法ごとに紹介をするとともに、マーケットインの取組を推進するために何が必要であるかについて記述をしております。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による水産業への影響をはじめ、我が国水産業をめぐる動きや、水産物の安定供給と水産業の健全な発展を図るために講じている各般の施策について記述をしております。この白書によりまして、多くの国民の皆様に、我が国の水産業に関心と理解を深めていただけることを期待をいたしております。詳細はこの後、プレスリリースをさせていただきます。私からは以上です。

記者

  今週火曜日に、規制改革推進会議が総理への答申をいたしました。農林水産分野、15項目盛り込まれていますが、まず、この答申への受け止めをお聞かせいただきたいのとですね、特に農協改革について、今年は改正農協法施行後5年の見直しですとか、准組合員の事業利用規制のあり方検討の時期と重なります。答申を受けて、今後、農水省としてですね、この5年後見直しとか、准組合員に関する検討をですね、どう進めていかれるか、お願いします。

大臣

  先日1日でありますが、開催されました規制改革推進会議におきまして、規制改革推進に関する答申が決定をされまして、農林水産分野では農協改革の着実な推進ですとか、あるいは農地の違反転用の課題等ですね、15項目が盛り込まれたものと承知をいたしています。これらの項目につきましては、農林漁業者の所得向上や、農山漁村の活性化につながるものとなるよう、現場の声をよく聞きながら取り組んでまいりたいと思います。その中で、今、申し上げましたとおり、農協改革についてもですね、記述をされたところであります。農林水産省は、5月に開催されました、規制改革推進会議の農林水産ワーキング・グループにおきまして、「農協において、組合員との対話を通じて自己改革を実践していくため、自己改革実践サイクルが構築され、これを前提として、農林水産省が指導・監督等を行う仕組みを構築する」との考え方を説明したところでありまして、その内容が盛り込まれたものと考えております。農林水産省としては、今後、閣議決定する規制改革実施計画も踏まえて、必要な仕組みを構築してまいりたいと考えております。
  5年後見直しでございますが、平成27年の改正農協法附則におきまして、政府は、法律の施行後5年を目途として、改革の実施状況を勘案をして、農協制度について検討することとされているわけであります。このような中で、6月1日に、今ほど申し上げた答申が行われたところでありますが、今後、政府におきましてですね、規制改革実施計画を閣議決定していくことになるものと承知をしております。農林水産省としましては、いわゆる5年後見直しとして、今後決定する規制改革実施計画も踏まえまして、「農協において、組合員との対話を通じて自己改革を実践していくため、自己改革実践サイクルが構築をされ、これを前提として、農林水産省が指導・監督等を行う仕組み」を構築をしてまいりたいと考えております。

報道官

  他に御質問ございますでしょうか。よろしいですか。では、以上で終了します。ありがとうございました。

以上