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農林水産省

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野上農林水産大臣記者会見概要

日時 令和3年9月7日(火曜日)11時0分~11時11分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • (大臣から)令和3年8月の大雨による農林水産関係被害に係る現地調査について
  • 緊急事態宣言の延長等による農林水産物・食品関連産業への影響等について
  • 豚熱の今後の対策等について
  • 令和3年8月の大雨による農林水産関係被害に係る現地調査について
  • 野菜の価格動向等について
  • 菅内閣の農林水産政策の評価等について

冒頭発言

大臣

  本日は、私から1点、御報告がございます。令和3年8月の大雨による農林水産関係被害に係る現地調査についてであります。農林水産関係の被害額は、現時点までの報告によりますと、全国で約591億円となっており、私を含め政務三役で被害の大きい県に入り、被害状況を確認してまいりたいと考えております。明日8日(水曜日)には、私が広域に及ぶ水田等の冠水による農作物の被害や、農地・農業用施設の損壊等が発生をした福岡県と佐賀県にまいりまして、知事や市長、町長、農業関係者の方々から直接お話を伺うとともに、被災現場を確認したいと考えております。詳細につきましては、この後、プレスリリースをさせていただきます。私から以上です。

質疑応答

  • 緊急事態宣言の延長等による農林水産物・食品関連産業への影響等について

記者

  まずは緊急事態宣言についてお伺いいたします。今月12日までとなっている緊急事態宣言の再延長の見通しが強いんですけれども、これまでに、長期化に伴ってですね、飲食店関係者をはじめとする不満の声がですね、大きくなっております。大臣の率直な受け止めと、今後の対策について、新しいことなどがございましたら教えてください。

大臣

  農林水産物・食品関連産業への影響についてでありますが、外食産業の令和3年7月の売上につきましては、令和元年同月と比較をしまして、ファミリーレストランでは約3割、居酒屋などでは約7割の減少となるなど、依然として厳しい状況が続いております。農林水産省では、新型コロナウイルス感染症による影響を注視しつつ、販売促進や販路の多様化に向けました新たな販促活動の取組への支援、また、在庫の滞留等が生じている品目の生産者や加工流通業者等の皆様に向けました、保管経費や在庫低減措置への支援、また、一時的に大幅な減収が生じた生産者等の皆様に向けました、経営安定対策や資金繰り支援のための無利子・無担保の資金の措置、また、輸出等のですね、新市場の獲得に向けました、商談やプロモーション等による販売力の強化や、品目の切替等を図るための生産・加工施設等の整備への支援など、様々な支援策によりまして、引き続き、農林水産業及び食品関連産業の影響に対応してまいりたいと考えております。


  • 豚熱の今後の対策等について

記者

  豚熱について伺います。豚熱は、2018年の9月9日に岐阜県で26年ぶりに発生してから、もうすぐ3年となります。現在もワクチン接種農場で発生が続いていますが、受け止めと今後の対策についてお聞かせください。

大臣

  今、お話あったとおり、来たる9月9日でですね、我が国において豚熱が26年ぶりに発生をしてから3年となるわけでありますが、ワクチン接種農場におきまして、豚熱発生が未だに続いているという状況でありまして、遺憾に思います。こうした状況を踏まえまして、農林水産省としましては、農場における飼養衛生管理の徹底を促すとともに、野生イノシシのサーベイランスや経口ワクチンの散布等により、野生イノシシ対策の強化を図っているところであります。さらにですね、本年5月に決定をした、家畜伝染病対策の強化方針に基づきまして、畜舎ごとに担当の飼養衛生管理者を選任することの義務付け、また、事前の埋却地等の確保、また、家畜の伝染性疾病の発生に備えた対応計画の事前策定等を内容とします、飼養衛生管理基準等の改正を行うこととしております。新たなこの飼養衛生管理基準等はですね、10月1日から順次施行を予定をしておりまして、都道府県や生産者の方々におかれましては、新たな家畜伝染病対策をしっかりと実行に移していただくとともに、決してワクチンを過信せずですね、飼養衛生管理を徹底をしていただいて、飼養豚の異状を確認した場合は早期通報が重要でありますので、早期通報の徹底に取り組んでいただくように、お願いをしたいと考えております。


  • 令和3年8月の大雨による農林水産関係被害に係る現地調査について

記者

  冒頭の大雨の現地調査の件ですけども、このタイミングで福岡、佐賀に入られるねらいを改めてお聞かせいただけないでしょうか。

大臣

  大雨の被害でありますが、佐賀県は約147億円、それから、福岡県が約88億円と、大きな被害が発生をしております。この被害についてですね、関係の皆様から現地で直接お話を伺うとともに、被災現場を直接確認をして、現地の被害状況を詳しく把握するために、現地調査を行うこととしたわけであります。その結果も踏まえまして、また、農林水産省で必要な指示を行いたいと考えております。


  • 野菜の価格動向等について

記者

  野菜の価格についてなんですが、先月の雨の影響で、一部の野菜が高値との傾向になっているのに加えて、このところの雨の影響も懸念されるところだと思うんですが、現状の価格への受け止めと今後の見通しを教えてください。

大臣

  主要な野菜の価格につきましては、梅雨明け後の天候に恵まれたことからですね、出荷量が増加をしまして、多くの品目が安値傾向で推移をしておりましたが、8月中旬頃の全国的な長雨に伴う気温の低下ですとか、日照不足等のほか、北海道における7月頃の高温、少雨の影響により、生育が不良となりまして、一部の品目で価格が上昇しております。特に、長雨の影響を受けたレタスですとか、高温、少雨の影響を受けたばれいしょでは、現在、東京都中央卸売市場の価格が、平年より3割程度上昇しております。一方、長雨の影響で一時的に価格が上昇しましたきゅうりやなす等は、既に平年並みの価格まで落ち着いてきているほか、長雨の影響が少なかったキャベツについては、引き続き安値で推移をしております。今後、天候が良好に推移してくれば、レタスの生育も回復をして、9月後半頃にはですね、価格も落ち着いてくると見込まれておりますが、ばれいしょについては、生育が十分に進んでいないためですね、少なくとも9月中は高値が続く見込みであります。引き続き、野菜の生育状況、価格動向等を注視をしてですね、消費者の皆様へ適切な情報発信に努めてまいりたいと考えております。


  • 菅内閣の農林水産政策の評価等について

記者

  菅総理の総裁選不出馬の件でちょっと伺いたいんですけれども、3点ありまして、一つは菅総理の農林水産政策に対する評価及びまだ引き続き課題と考えられるところをどう見てらっしゃるかっていうことと、それに合わせて、次の総理に対しての農林水産業政策への要望、期待みたいなところがありましたら教えてください。それと、今回、総裁選と、今後、衆院選もあるかと思われますけれども、それによって、農林水産業政策の滞りみたいなところが起きるのか、その辺どう見てらっしゃるか、ちょっとお伺いしたいです。よろしくお願いします。

大臣

  昨年9月のですね、菅内閣発足以降、新型コロナウイルス感染症によります影響への対応ですとか、あるいは、高病原性鳥インフルエンザや豚熱などといった緊急性の高い課題に緊張感をもって対応してまいりました。また、人口減少に伴う国内市場の縮小や、農林漁業者の減少・高齢化、あるいは国内外で重要性が高まっております気候変動問題などの構造的な問題への対応にも、精力的に取り組んでまいりました。特に、輸出促進につきましては、昨年11月には「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」、また、本年5月には「輸出拡大実行戦略フォローアップ」を取りまとめたところでありまして、本年1月から7月までの農林水産物・食品の輸出額は、対前年で31パーセント増となります、6,740億円となるなど、着実に成果が現れてきているところであります。引き続き、2030年輸出額5兆円目標の達成に向けまして、必要な対策を継続していくことが重要と考えております。また、本年5月には「みどりの食料システム戦略」を取りまとめたところでありまして、今後、この戦略の実現に向けまして、法制化も含め検討を加速化していきたいと考えております。やはり、農林水産省の使命はですね、農林水産業を強くして、美しく豊かな農山漁村を次世代に継承をしていくことでありまして、そのための課題というものは今後も変わらないと考えております。これまで申し上げたような、農林水産行政の諸課題に継続して取り組んでいくことが重要と考えております。


報道官

  他に御質問ありますでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。

以上