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農林水産省

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金子農林水産大臣記者会見概要

日時 令和3年12月28日(火曜日)11時0分~11時5分 於: 本省3階会見室
主な質疑事項
  • 大雪の被害状況等について
  • 原油価格の高騰への対応について
  • 生乳の需給緩和について
  • 今年の漢字について

質疑応答

  • 大雪の被害状況等について

記者

  2点ありまして、1点目は大雪関係でして、日本海側中心に広い範囲で大雪になっておりまして、農林水産関係の被害状況についてどのようになっておりますでしょうか。また、飲食料品の物流への影響、何かありましたら教えてください。

大臣

  まず、大雪による被害に遭われました方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。農林水産関係の被害につきましては、観測史上最大の大雪となった地域があることから、農作物や農業用ハウス等に被害が生じていることが見込まれます。このため、現在、情報を収集しているところであります。なお、地域によっては今後も大雪の可能性がありますので、交通障害や農業施設への被害、雪崩等に警戒するようにお願いしたいと思います。それから、物流についてのお尋ねでございますが、週末からの大雪によりまして、現時点では、飲食料品や花きの一部の商品におきまして、卸売市場等への到着が遅れた旨の報告を近畿や北陸を中心に数件受けています。農林水産省といたしましては、引き続き、大雪による飲食料品等の物流への影響について、情報収集に努めてまいりたいと思います。


  • 原油価格の高騰への対応について

記者

  もう1点だけ。昨日ですね、原油高騰の関係なんですけれども、政府が国家備蓄の放出について、10万キロリットル分、来年2月に入札していくスケジュールを発表しました。農林水産業への影響について、どのようになっておりますでしょうか。

大臣

  農林水産省としては、特に施設園芸農家・漁業者において、経費に占める燃料費の割合が高いことから、燃料等の価格が上昇した場合の経営への影響を緩和するための補てん金を交付する制度を着実に実施しているところであります。志布志国家石油備蓄基地の原油の放出に関しましては、今後、その状況を注視してまいりたいと思います。


  • 生乳の需給緩和について

記者

  生乳の関係で、年末年始の需給緩和で、生乳廃棄の可能性を指摘されておりますけれども、現時点で需給見通しをどうご覧になっておりますでしょうか。

大臣

  統計のデータが出ていないため、詳細を把握できるような状況ではありませんが、全国的に牛乳・乳製品の消費拡大の機運が高まっているものと承知しておりまして、これは皆さん方の御協力もありましたので、心からお礼を申し上げたいと思います。現状では、生乳廃棄という事態は生じていませんが、引き続き、緊張感を緩めることなく、業界と連絡を密にして対応してまいりたいと思います。PRには積極的にこれからもやっていきたいと思います。


  • 今年の漢字について

記者

  もう1点、今年最後ということで、大臣、今年1年を振り返って、漢字1文字で今年を振り返ると、どんな文字が当てはまって、それにはどういう思いがあるのかというのが、もしあればお聞かせください。

大臣

  私は、やっぱり責任の重さの「責」という字ですね。それはやっぱり、これだけ大変大事な国の基となる農林水産省の大臣を拝命したということは、責任の重さを非常に痛感していますので、その責任の一端をこれから果たしていければというふうに思っております。
  今年1年、大変お世話になりましてありがとうございました。また来年もどうぞよろしく。そして良いお年をお迎えください。


報道官

  大臣会見をこれで終了させていただきます。

以上