このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

金子農林水産大臣記者会見概要

日時 令和4年5月31日(火曜日)8時44分~8時50分 於: 参議院議員食堂
主な質疑事項
  • (大臣から)令和3年度「森林・林業白書」及び「食育白書」について
  • (大臣から)職員第1食堂における有機農産物の使用について
  • 訪日観光客の受入れ再開に伴う影響等について
  • 農林水産業・地域の活力創造本部について

冒頭発言

大臣

  本日、私から2点、御報告がございます。
  1点目でありますが、本日の閣議において、令和3年度の「森林・林業白書」及び「食育白書」の2つの白書が閣議決定されました。森林・林業白書では、令和3年の木材不足・価格高騰への対応とともに、グリーン成長のカギを握る木材の需要拡大と木材産業の競争力強化について記述しています。食育白書では、新型コロナウイルスの感染拡大下における食育の取組を紹介するとともに、「食と環境の調和」に関する国民の意識や先進事例について記述しています。詳細は、この後、プレスリリースいたします。また、政府といたしましては、毎年6月を「食育月間」として、国民の皆様に食育について理解を深めていただくための様々な取組を推進しております。今年の6月18日及び19日には、愛知県におきまして、「第17回食育推進全国大会」の開催を予定していますので、御紹介いたします。これらの取組を通じまして、森林・林業及び食育について、多くの国民の皆様に関心と理解を深めていただけることを期待いたしております。
  2点目でありますが、明日6月1日に、農林水産省の職員第1食堂がリニューアルオープンいたします。この食堂では、有機農業に対する認知度向上を図るため、有機農産物をふんだんに使ったメニューを提供していくことといたしています。まず、この食堂を有機農産物を使用するモデルケースとして他省庁に情報提供を行いまして、他省庁の食堂における有機農産物の使用を促してまいりたいと考えております。以上でございます。

質疑応答

  • 訪日観光客の受入れ再開に伴う影響等について

記者

  政府は6月10日から訪日観光客の受入れ、団体ツアー客に限ってですけれども、再開する予定です。外食産業への影響をどう見ていらっしゃるか。また、期待もあれば教えてください。あと、今実証事業中なんですが、コロナ感染者が出たみたいですが、飲食店などへ注意喚起することなど、何か考えていることがあれば教えてください。

大臣

  来月10日から添乗員付きのパッケージツアーに限りまして、外国人観光客の受入れが再開されることは承知しております。外食産業の客足及び売上は、依然として厳しい状況が続いています。飲食業を振興する立場といたしまして、訪日観光客の再開を追い風に1日も早くコロナ以前の状況に戻ることを期待しております。飲食店における基本的な感染対策については、邦人と外国人によって違いがあるものではありません。これまでも政府では、基本的な感染対策を農林水産省、厚生労働省、消費者庁との連名で、訪日外国人向けに多言語の形で周知してきました。訪日外国人の受入再開に向けては、関係省庁や都道府県と連携をとりまして、基本的な感染症対策の周知を図っていきたいと考えています。


  • 農林水産業・地域の活力創造本部について

記者

  農林水産業・地域の活力創造本部についてお尋ねします。岸田総理が昨日の予算委員会で、本部を改組するという考えを示されましたが、政府として今後のねらいであったり、対応について教えてください。

大臣

  昨日の予算委員会におきまして、総理から「農林水産業・地域の活力創造本部」及び食料安全保障の強化に向けた体制に関して、「名称はともかくとして、是非、この組織を改組する形で、今後、食料安全保障の強化についてもしっかりと検討し、政府一体となって取り組んでいきたい。」との御発言がありました。私といたしましても、食料安全保障の強化に向けましては、総理のリーダーシップの下、政府一体となって取り組むことが不可欠であり、総理がおっしゃったとおり、「農林水産業・地域の活力創造本部」を改組いたしまして、しっかりと取り組んでいく必要があると考えています。なお、詳細につきましては、事務局である内閣官房と今後調整を進めてまいりたいと考えています。


報道官

  よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。

以上