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農林水産省

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金子農林水産大臣記者会見概要

日時 令和4年7月22日(金曜日)10時44分~10時55分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • 乳価の引き上げと需要への影響について
  • 飼料の価格高騰対策について
  • 全国農業協同組合中央会の要請について
  • 滋賀県琵琶湖地域が世界農業遺産に認定されたことについて
  • 大雨等による農林水産業への被害状況等について

質疑応答

  • 乳価の引き上げと需要への影響について

記者

  2日前でしたか、大手販売メーカーに販売する牛乳の生乳価格を11月出荷分から1キロあたり10円上げるという決定が関東地方の話ですけれども、なされました。毎年、年末年始にかけて牛乳需要が低下する中で、今年、牛乳余りが値上げによって問題にならないかというところと対策について教えていただきたいのと、酪農家に対する飼料価格高騰の影響というのは相当なもので、今政府が行っている飼料価格高騰対策は激変緩和的な側面が強く、今後、不十分になるのではないかという声もありますけれども、追加での支援などの検討はあるのかという2点に関してよろしくお願いいたします。

大臣

  今、お尋ねの件について、決着したことは承知いたしております。飼料価格の高騰や円安の進展等によりまして、生乳の生産コストは上昇している一方、生乳の需給状況は緩和傾向で推移していることから、こうした様々な生産要素や酪農乳業の経営動向を踏まえまして、生産団体、乳業メーカーの間で交渉がなされ、決定されたものと受け止めています。
  今後の対策については、乳価の引き上げは11月でありまして、それまでの間に、在庫の低減や消費拡大に取り組み、生乳需給の改善を図っていくことが重要であると考えています。乳価の引き上げに伴い、今後、牛乳等の小売価格への転嫁が検討されていくものと考えておりますが、小売価格の上昇による需要への影響につきましては、現時点で予断を持ってお答えすることはできません。今後の需給状況を注視しつつ、必要な対策を検討してまいります。


  • 飼料の価格高騰対策について(1)

記者

  飼料価格の高騰対策というところに関してはいかがでしょうか。

大臣

  配合飼料価格安定制度は、配合飼料価格の上昇による畜産経営への急激な影響を緩和する仕組みとなっています。今般のウクライナ情勢等により4月に決定した「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」におきまして、異状補てん基金に435億円を積み増すとともに、異状補てんの発動基準を引き下げて生産者の負担を軽減する対策を措置いたしました。加えて、高い配合飼料価格が長期間継続し、生産コストが上昇したことにより、経営が悪化した場合でも、畜種ごとの経営安定対策が措置されています。既に金融対策等を講じているところであり、これら一連の対策をまず着実に実行してまいりたいと思います。


  • 全国農業協同組合中央会の要請について

記者

  先ほど、JA全中の生産資材高騰対策に関する緊急要請がありました。大臣の改めて要請への受け止めと今後の対応についてお願いします。

大臣

  先ほどお話がありましたように、JA全中から御要請を受けました。令和5年度予算については、現在、概算要求に向けた検討を行っておりまして、食料安全保障の確立など、農林水産行政の推進に必要な予算をしっかりと確保してまいりたいと思います。また、生産資材価格の高騰につきましては、今年の4月に取りまとめました「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」に加えまして、肥料価格高騰対策として、総理から今月中にも予備費を措置するよう指示があったことを踏まえまして、早急に検討を進めてまいります。現在、検討中でございます。


  • 飼料の価格高騰対策について(2)

記者

  関連で、飼料の高騰対策についてもお尋ねしたいんですけれども、現状の配合飼料価格安定制度だと、基準となる輸入原料価格が高止まりするほど農家への補てん金が小さくなるという課題がありまして、これJA全中の要請でもこうした仕組みへの運用改善の要望も出ていましたが、今後、ここはどのように対応されるかを教えてください。

大臣

  中身をよく検討させていただきたいと思うんですよね。今まで作った仕組みの中では確かに、飼料だけではなくて、漁業でもみんなそういう5中3(最高年と最低年の数値を除外した分の平均値)を取り入れており、いろいろなものがありますので、そういった中でどこまでどういう対応ができるかということと、現状の価格がどういう状況になるか、そういったものを見極めながら考えていきたいと思います。


  • 滋賀県琵琶湖地域が世界農業遺産に認定されたことについて

記者

  先日ですね、滋賀県琵琶湖地域の伝統的な農林水産業が世界農業遺産に認定されましたが、大臣はこのことをどのように評価していらっしゃいますでしょうか。また、国として今回の認定を施策などにどのようにいかしていくか、あるいは地域への期待などもあればお考えをお聞かせください。

大臣

  このたび、滋賀県琵琶湖地域が世界農業遺産に認定されたことは、多様で地域性に富む我が国の農林水産業の魅力が世界に認められたという点で、大変意義深いものと考えています。農林水産省におきましては、本認定を契機といたしまして、地域のブランド化が進み、地域の活動が活発になるよう海外も含めた情報発信や次の世代への継承の取組を支援してまいりたいと思います。また、地域の皆様におかれましては、自信や誇りをもって地域づくりに取り組んでいただき、琵琶湖地域の伝統的な漁業と周辺の独自な生態系を将来にわたって受け継いでいただくことを期待しています。


  • 大雨等による農林水産業への被害状況等について

記者

  先週から続く大雨の被害の状況についてお伺いできますでしょうか。あと、それに関して何か対策等があれば併せてお願いします。

大臣

  7月14日以降の農林水産関係の被害につきましては、現時点で広い範囲で湛水被害のあった宮城県をはじめ19道県から農作物約6600ヘクタール、排水機場などの農業用施設約200か所、林道施設50か所、漁港施設6か所などの被害があったとの報告を受けています。農林水産省としては、被害への対応として、現時点で延べ46名の職員を被災地に派遣いたしまして、技術的指導、排水ポンプの貸し出しなどの支援を行っています。引き続き、現地との連携を密にしまして、農林漁業への影響を最小限にするように対応してまいります。
  支援策につきましては、湛水被害を受けた地域については、排水ポンプの貸し出しなどにより、まず、農地の排水支援を行った上で、農作物や農地・農業用施設などの被害状況を踏まえて適切に今後対応してまいりたいと思います。


記者

  被害を受けた農作物とか、何か具体的にあるものがあれば、教えていただけますでしょうか。あと被害額ももし数字が分かれば。

大臣

  いや、まだそれは出ていないのではないかな。これからじゃないでしょうかね。米の被害を受けたところもあれば、大豆の被害を受けたところも、地域地域によっていろいろ作物が違いますので、その全体的なものを把握するのは、まず各県でまとめていただいて、その後、それを農林水産省に御報告いただくということになると思いますので。細かいところをお知りになりたいのであれば、まとめた表がありますので、後でいただいてください。


報道官

  よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。

以上