このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

プレスリリース

歴史的⾵致維持向上計画(第2期)の認定について

  • 印刷
令和3年3月29日
農林水産省
農林水産省、文部科学省及び国土交通省は、「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(平成20年法律第40号)(通称:歴史まちづくり法)」に基づき、令和3年3月29日付で、多賀城市、川越市、小田原市、美濃市、明和町、京都市、高梁市の歴史的風致維持向上計画(第2期)(通称:歴史まちづくり計画)について、認定を行いましたのでお知らせします。

1.歴史まちづくりとは

全国各地には、城や神社仏閣とその周辺の町家や武家屋敷等から成る市街地と、祭礼行事、民俗芸能、昔ながらの生業等の人々の伝統的な営みや活動とが一体となって、地域の個性とも言える歴史的な情緒や風情を醸し出すまちが多くあります。
これらを「歴史的風致」として地域固有の資産であると捉え、関係省庁が連携し、ハード・ソフト両面の取組による維持向上を図り、地域の活性化や歴史・伝統文化の保存・継承を支援しています。
今回の認定により、全国で歴史まちづくり計画に取り組む86都市のうち、第1期計画を完了し、第2期計画の取組を進める都市は25都市となります。

2.各認定都市の歴史まちづくり計画の概要

宮城県多賀城市(たがじょうし)

多賀城市では、特別史跡「多賀城跡附寺跡(たがじょうあとつけたりてらあと)」や松尾芭蕉(まつおばしょう)が歌枕を巡る旅で訪れた名勝「おくのほそ道の風景地」(壺碑(つぼのいしぶみ)・興井(おきのい)・末の松山)等において行われる保護顕彰活動や陸奥総社宮例大祭、板倉(いたくら)等の歴史的建造物を背景に行われる営農活動等が一体となって、固有の風情が感じられる4つの歴史的風致が形成されています。
第2期計画では、第1期計画の取組を踏襲しつつ、令和6年に迎える多賀城創建1300年記念事業に向け、多賀城南門等復元事業を推進するとともに、特別史跡を含む都市公園の利便性向上のためのガイダンス施設の整備により、特別史跡一帯がより魅力的な歴史公園となるような整備に取り組みます。


埼玉県川越市(かわごえし)

川越市では、商業都市川越の発展を象徴する重要伝統的建造物群保存地区「川越市川越伝統的建造物群保存地区」及びその周辺の旧城下町において、ユネスコ無形文化遺産に登録された「川越氷川祭(かわごえひかわまつり)の山車行事(だしぎょうじ)」が行われる川越まつりや、商業を発展させてきた組織活動、喜多院(きたいん)界隈をはじめとする門前の賑わいにみる3つの歴史的風致が形成されています。
第2期計画では、旧川越織物市場や初雁(はつかり)公園の整備事業等を位置づけるとともに、歴史的町並みの保存のための修景補助や歴史的建造物を繋ぐ街路の美装化に取り組みます。


神奈川県小田原市(おだわらし)

小田原市では、史跡「小田原城跡(おだわらじょうあと)」を核とした旧城下町に鎮座する松原神社(まつばらじんじゃ)・居神神社(いがみじんじゃ)・大稲荷神社(だいいなりじんじゃ)の例大祭や旧宿場町の名残を感じさせる建造物で営まれる水産加工業、政財界人などが建設した別邸を舞台に行われる茶の湯といった文化的活動をはじめとする7つの歴史的風致が形成されています。
第2期計画では、引き続き歴史的風致形成建造物の保存活用のための取組を行うとともに、小田原城跡の保存活用のための土塁の復元や遊歩道の整備、案内板の整備や散策マップの作成による回遊性を高めるための取組、伝統工法を継承する職人の育成等を重点的かつ一体的に推進することとしています。

岐阜県美濃市(みのし)

美濃市では、重要伝統的建造物群保存地区「美濃市美濃町(みのしみのまち)伝統的建造物群保存地区」とその周辺のまちなみにおいて、重要無形文化財「本美濃紙(ほんみのし)」をはじめとする手すきでの和紙抄造(しょうぞう)や美濃まつりなどの伝統的な活動が営まれ、固有の風情を感じられる5つの歴史的風致が形成されています。
第2期計画では、引き続き歴史的建造物の修理修景事業を進めるとともに、1期計画で保存修理事業を実施した重要文化財「美濃橋(みのはし)」周辺における小公園整備や道路の美装化、案内板設置に取り組み、歴史・文化を活かした景観整備と回遊性を高めるための整備に重点的に取り組みます。


三重県明和町(めいわちょう)

明和町では、国指定の史跡「斎宮跡(さいくうあと)」とその周辺の地区において、斎宮の顕彰と保存に関する活動、古代より伊勢神宮に奉納されたカケチカラ行事や多様な民俗行事等が続けられており、固有の風情が感じられる2つの歴史的風致が形成されています。
第2期計画では、平成27年に認定された日本遺産「祈る皇女斎王のみやこ斎宮」の構成文化財に関する取組を推進するため、歴史まちづくりに係る施策を一体的かつ重点的に推進する区域(重点区域)を第1期計画より拡大して設定した上で、史跡「斎宮跡」の公園における多目的広場等の整備や、回遊性の向上に向けた散策道やポケットパークの整備、歴史的な趣が残る伊勢街道沿いの町家をはじめとする歴史的建造物の保存・活用事業等を推進します。

(カケチカラ行事にて行われる掛穂奉納奉告祭(かけほほうのうほうこくさい))

京都府京都市(きょうとし)

京都市では、京都御所や二条城等とその周辺に広がる千年の時を超えて都であった町並みにおいて、京都三大祭(葵祭、祇園祭、時代祭)をはじめとする、四季折々の祭りや年中行事、ものづくりや商い、花街のもてなし、文化芸術活動などの人々の営み等により、7つの歴史的風致が形成されています。
 第2期計画では、新たに鞍馬街道・若狭街道等の京の街道に関わる歴史的風致と、人々の暮らしを育む河川・水路や京野菜等に着目した水・土・緑に関わる歴史的風致を追加し、市内に数多く残る歴史的な街並みや歴史的建造物の保全に係る事業、歴史的景観を保全・向上するための無電柱化・道路の美装化等の取組を推進します。

岡山県高梁市(たかはしし)

高梁市では、天守が現存する山城(やまじろ)としては全国で唯一である「備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)」と、その城下町で行われる祭礼と松山踊り(まつやまおどり)、また、重要伝統的建造物群保存地区「高梁市吹屋(たかはししふきや)伝統的建造物群保存地区」の赤く彩られた町並みで行われる祭礼や弁柄(べんがら)を使用した営み、市内各所で行われる重要無形民俗文化財の備中神楽(びっちゅうかぐら)や市西部で行われる渡り拍子(わたりびょうし)等、固有の風情が感じられる5つの歴史的風致が形成されています。
第2期計画では、引き続き歴史的建造物の保存・活用に取り組むとともに、新たに日本遺産に認定された「ジャパンレッド発祥の地~弁柄と銅の町・備中吹屋~」に位置づけられた構成文化財等を活用した情報コンテンツの作成や古民家再生による滞在型観光を推進します。

認定された計画の詳細は、国土交通省ホームページにて紹介しています。
https://www.mlit.go.jp/toshi/rekimachi/toshi_history_tk_000010.html(外部リンク)

お問合せ先

農村振興局農村政策部農村計画課

担当者:⼟地利⽤計画班 ⼩澤、加藤
代表:03-3502-8111(内線5534)
ダイヤルイン:03-3502-6004
FAX番号:03-3506-1934