プレスリリース
輸入小麦の政府売渡価格の改定について
農林水産省は、「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)第42条第2項」に基づき売り渡す輸入小麦の令和3年4月期の政府売渡価格を決定しました。1.政府売渡価格の改定内容
輸入小麦の直近6ヶ月間(令和2年9月第2週~令和3年3月第1週)の平均買付価格は、(1)米国・カナダ産小麦に対する中国の旺盛な買付け、(2)ロシアの小麦輸出税の引上げ、(3)2月中旬の米国中央部の寒波による小麦生育への影響懸念などによる国際価格の上昇により、前期に比べ上昇しました。この結果、令和3年4月期(令和3年4月~)の輸入小麦の政府売渡価格は、政府売渡価格の改定ルールに基づき、直近6か月間の平均買付価格を基に算定すると、5銘柄加重平均(税込価格)で51,930円/トン、令和2年10月期と比べて5.5%の引上げとなります。
なお、日米貿易協定及びTPP11協定に基づき、米国・カナダ・豪州産小麦については、マークアッ プの引下げが適用されています。
(単位:円/トン)
政府売渡価格 | 2年10月期 | 3年4月期 | 対前期比 |
5銘柄加重平均(税込み) | 49,210 | 51,930 | +5.5% |
注:5銘柄の内訳
カナダ産ウェスタン・レッド・スプリング(1CW) | 主にパン用 |
アメリカ産ダーク・ノーザン・スプリング(DNS) | 主にパン・中華麺用 |
アメリカ産ハード・レッド・ウィンター (HRW) | 主にパン・中華麺用 |
オーストラリア産スタンダード・ホワイト(ASW) | 主に日本麺用 |
アメリカ産ウェスタン・ホワイト(WW) | 主に菓子用 |
2.輸入小麦の安定供給確保のための相談窓口等
農林水産省は、消費者等に対して、輸入小麦の政府売渡価格の背景等の情報提供を行うととも に、専門の相談窓口を通じ、各種の相談を受け付けています。また、併せて小麦関連製品の小売 価格の動向把握に努めています。窓口設置場所:農林水産省政策統括官付貿易業務課麦類需給班
電話:03-6744-1253(直通)
インターネットによるお問合せ:
https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/seisaku_tokatu/boeki/mugi.html
添付資料
輸入小麦の政府売渡価格について(PDF : 414KB)お問合せ先
政策統括官付貿易業務課
担当者:伊藤、福田
代表:03-3502-8111(内線5012)
ダイヤルイン:03-6744-1253
FAX番号:03-6744-1390