プレスリリース
令和2年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量の検証について
令和2年度の国家貿易による輸入枠数量について、バターは、家庭用の欠品が解消したことを踏まえ、高水準となっている在庫数量を適正化するため、輸入枠数量を2万トンから1万4千トンに見直します。他方、脱脂粉乳については、輸入枠数量750トンに据え置くこととします。1.令和2年度の輸入枠数量
国家貿易による輸入枠数量については、1月に翌年度分を示し、5月及び9月に検証を行うこととしています。令和2年度の輸入枠数量は、1月にバター2万トン及び脱脂粉乳4千トンを示し、5月の検証で脱脂粉乳を4千トンから750トンに引下げました。2.直近の需給状況
バターは、学校の休校等による生乳廃棄を避けるために生産量が増えた一方、新型コロナウイルス感染症により外食需要や土産物需要が減退したことから、令和2年7月末の在庫は3万9千トン(前年同月比141%)と高水準となっています。脱脂粉乳は、生乳廃棄回避のために生産量が増えた一方、はっ酵乳の消費が好調で、同在庫は8万5千トン(同119%)となっています。
3.バターの輸入枠数量の検証
バターについては、家庭用の欠品が解消したことを踏まえ、高水準となっている在庫数量を適正化するため、新型コロナウイルス感染症による生産増加量と消費減少量を合わせた6千トンを削減し、輸入枠数量を2万トンから1万4千トンに見直します。4.脱脂粉乳の輸入枠数量の検証
脱脂粉乳については、既に5月の見直しにおいて日米貿易協定に基づく750トンのみとしていることから輸入枠数量は据え置くこととします。5.参考
令和2年5月27日付けプレスリリース「令和2年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量の検証について」https://www.maff.go.jp/j/press/seisan/c_gyunyu/200527.html
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