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農林水産省

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プレスリリース

農作業安全検討会「農作業安全対策の強化に向けて(中間とりまとめ)」について

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令和3年5月14日
農林水産省

「農作業安全検討会」での検討結果が「農作業安全対策の強化に向けて(中間とりまとめ)」としてとりまとまりましたので、お知らせします。

経緯

農林水産省では、農作業における安全対策の強化を図るため、本年2月に農業者・農業者団体、労働安全に係る有識者、農業機械関係団体等の関係者から成る「農作業安全検討会」を設置し、検討を進めてきました。この度、その検討結果が「農作業安全対策の強化に向けて(中間とりまとめ)」としてとりまとまりました。
今後、この中間とりまとめに沿った取組を進め、取組状況等については本検討会に報告し、取組の徹底や改善につなげていくこととしています。

中間とりまとめの概要

I.   はじめに 
農業は毎年300件前後の死亡事故が発生。就業人口10万人当たりの死者数も増加傾向にあり、他産業との差は拡大している。
労働安全が未だ十分に確保されていない状況に、農業関係者は強い危機感を抱くべきであり、農作業安全対策を幅広い観点から更に積極的に展開すべき。

II.   農作業環境の安全対策の強化
(1)   海外や他分野の現状等を踏まえ、逐次、安全装置の装備化等を進めることが必要
(2)   農研機構が運用する安全性検査の仕組みを見直し、受検率の向上を図ることが必要
(3)   既に法令で規制されている取組の徹底に向けた指導の強化等が必要。また、事故分析結果等を踏まえ、必要に応じてトラクター等の規制上の取り扱いについて、法所管省への確認が必要
(4)   農業生産基盤整備を行う際の安全配慮の徹底、優良事例の積極的な情報提供が必要

III.   農業者の安全意識の向上
(5)   事故が経営に及ぼす影響を、事例を通じて実感できるような研修が有効。また、研修受講を補助金の受給要件(クロスコンプライアンス)化することが必要
(6)   県段階、地域段階における農作業安全推進協議会等の設置促進が必要。また、積極的な取組の表彰等を通じて、安全対策の印象を前向きなものに変えていくことが必要

<添付資料>

(参考)農作業安全検討会資料

これまでの検討会の資料は以下のURLからご参照いただけます。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/#kentokai

お問合せ先

生産局技術普及課生産資材対策室

担当者:田中、町田、石川、岡田
代表:03-3502-8111(内線4773)
ダイヤルイン:03-6744-2182
FAX番号:03-3597-0142

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