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プレスリリース

野上農林水産大臣の食料システムサミット・プレサミット(2日目)への出席について

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令和3年7月28日
農林水産省
野上農林水産大臣は、イタリア(ローマ)で開催されている食料システムサミットのプレサミット(2日目)に出席しました。
プレサミットでは、閣僚ラウンドテーブル及び食料システム変革に向けた各国のイノベーション推進に関する分野別セッションに参加し、持続可能な食料システムへの変革に向けた我が国の考え、取組内容を発言しました。
また、国連食料システムサミット(FSS)のカリバタ特使、国連食糧農業機関(FAO)の屈事務局長、イタリアのパトゥアネッリ農林政策大臣と会談を行いました。

1.食料システムサミット・プレサミット関係

(1)閣僚ラウンドテーブルへの出席

野上農林水産大臣は、アルギモン・ウルグアイ副大統領、ブロノー米国農務副長官、ホーファー・スイス連邦農業庁長官ほか、各国閣僚が参加する、閣僚ラウンドテーブルに出席しました。
野上農林水産大臣からは、5月に策定した「みどりの食料システム戦略」を紹介しつつ、日本が重視する、イノベーションの推進、バランスのとれた食生活、各国・地域のおかれた自然条件等に基づいた取組等の重要性について発言を行いました。
また、これらの点に関連し、EU、フランス及び東南アジア各国と合意した共同文書について紹介しました

閣僚ラウンドテーブル

(2)分野別セッション:食料システム変革に向けた各国のイノベーション推進

また、野上農林水産大臣は、ミン・ベトナム副首相、フセイン・エチオピア農業大臣、ムハイリ・UAE食料・水安全保障大臣などが参加する食料システム変革に向けた各国のイノベーション推進に関する分野別セッションに参加し、ロボット、AI、IoTなどを活用したスマート農林水産業の推進の取組や、その実証において4割の労働時間の削減効果が見られた事例などを紹介しつつ、イノベーションが食料システムの変革の鍵である旨の発言を行いました。

イノベーションセッション

(3)各国閣僚による演説

加えて、野上農林水産大臣は、110を超えるプレサミット参加閣僚が、それぞれの国の食料システムの変革に向けた考え・取組について発表する閣僚演説を行い、「みどりの食料システム戦略」を紹介するとともに、我が国が食料システムの変革に向け重要視する要素として以下の点を提唱しました。
  • 現状を打破し、未来への変革をもたらす鍵はイノベーションにあること。
  • バランスの取れた食生活及び食文化が重要であること。
  • 食料システムの変革には、万能の解決策はない。各地域、各国がその置かれた自然やその他の条件のもとで、最適解を見つけることが何より重要であること。
野上大臣閣僚声明


(4)カリバタFSS特使との会談

野上農林水産大臣は、カリバタFSS特使と会談を行いました。野上大臣からは、「みどりの食料システム戦略」などの食料システムの変革に向けた取組について紹介し、カリバタ特使からは、日本の食料システムサミットに対する取組に対し感謝の意が示され、9月の食料システムサミットの成功に向けての連携を確認しました。

カリバタ特使との会談

2.二国間会談等

(1)屈FAO事務局長との会談

野上農林水産大臣は、FAOの屈(チー)事務局長と会談を行い、食料システムサミット及び東京栄養サミット、並びに本年11月に我が国で開催されるGIAHS(世界農業遺産)国際会議における連携について議論しました。

FAO屈事務局長との会談

(2)イタリア パトゥアネッリ農林政策大臣との会談

野上農林水産大臣は、イタリアのパトゥアネッリ農林政策大臣と会談を行い、EUの日本産食品の放射性物質に係る輸入規制の早期撤廃の要請を行ったほか、伝統的でバランスのとれた両国食文化の普及、9月の国連食料システムサミット及びG20農業大臣会合に向けた連携を確認しました。

パトゥアネッリ農林政策大臣との会談

3.その他

ローマ和食関係者との意見交換

野上農林水産大臣は、ローマ現地の日本食関係者から、イタリア国内での日本食普及状況について話を伺い、日本産農林水産物の輸出促進について意見交換を行いました。

4.参考

<添付資料>
野上農林水産大臣ステートメント(PDF : 265KB)


令和3年7月20日付プレスリリース「野上農林水産大臣の海外出張について」
https://www.maff.go.jp/j/press/y_kokusai/kikou/210720.html

国連食料システムサミット特設HP
https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kanren_sesaku/FAO/fss.html

お問合せ先

(食料システムサミット・プレサミット関係及びFAOとの会談について)
輸出・国際局国際戦略グループ
担当者:池田、今井
代表:03-3502-8111(内線3505)
ダイヤルイン:03-3502-8497

(二国間会談について)
輸出・国際局国際地域課
担当者:古賀、東川、茂木
代表:03-3502-8111(内線3470)
ダイヤルイン:03-3501-3731

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