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農林水産省

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プレスリリース

第36回FAOアジア・太平洋地域総会(閣僚級会合)の結果概要について

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令和4年3月12日
農林水産省
3月10日(木曜日)から11日(金曜日)まで、「第36回FAOアジア・太平洋地域総会(閣僚級会合)」がハイブリッド形式で開催されました。我が国からは、宮崎農林水産大臣政務官が出席(ビデオステートメント形式)し、政府代表演説を行いました。    

1.開催日程・会議形式等

開催日程:令和4年3月10日(木曜日)及び11日(金曜日)
会議形式:ハイブリッド形式
議長国:バングラデシュ人民共和国

2.出席国・国際機関等

アジア・太平洋地域のFAO加盟国42ヵ国、FAO(国連食糧農業機関)、市民社会代表、民間セクター代表(3月14日修正)

3.概要

  • 本会合では、バングラデシュ人民共和国ハシナ首相が歓迎の辞を、屈FAO事務局長及びフーゲベンFAO理事会独立議長がそれぞれ挨拶を行いました。
  • 宮崎農林水産大臣政務官からは、国・地域レベルにおける我が国の優先分野について、(ア)イノベーションの推進による生産性向上と持続可能性の両立や、各国・地域の気候風土・食文化を踏まえたアプローチの重要性、(イ)「みどりの食料システム戦略」の着実な推進や、日本と同じく高温多湿なアジア・モンスーン地域の国々との連携・協力、(ウ)2021年12月に日本主催の下で開催された東京栄養サミット2021の成果を発信するとともに、各国・機関と連携の上、2030アジェンダの達成に貢献していく旨の政府代表演説を行いました。
  • なお、次回FAOアジア・太平洋地域総会は2024年、スリランカで開催することが決定しました。

4.閣僚ラウンドテーブル

(1)閣僚ラウンドテーブル1「コロナ後のよりグリーンかつより良い農業・食料システムについて」
本閣僚ラウンドテーブルでは、我が国代表の新井農林水産審議官を含め4名の政府代表パネリストが登壇し、コロナ後の強靱かつグリーンな農業・食料システムの再構築について演説を行いました。我が国からは、FAOとの連携による、より強靭な食料サプライチェーンに向けた行動方針の作成の支援、イノベーションによる生産力向上と持続性の両立を目指す「みどりの食料システム戦略」の推進、及び本年10月の世界食料デーに合わせ、FAOと連携し、アジア・太平洋地域の食料システムの変革を目的とするイベントを開催することについて発信しました。

(2)閣僚ラウンドテーブル2「レジリエンスと持続可能なための気候変動行動」
本閣僚ラウンドテーブルでは、気候変動に強靭な農業システムを達成するための行動について、各国政府代表が演説を行いました。我が国からは、「みどりの食料システム戦略」に基づくドローンの活用技術等の技術開発の取組や、アジア・モンスーン地域における持続可能な食料システムの構築を推進するための具体的な方策を議論する「持続可能な食料生産・消費のための官民円卓会議」の設置等について発信しました。

5.二国間会議等

会議に際して、新井農林水産審議官が、FAOの屈事務局長と食料システムサミットのフォローアップ会合の開催(令和4年10月予定)への参加の要請、邦人職員の増強等について議論した他、フィリピンのダール農業大臣、バングラデシュのラザケ農業大臣及びラオスのトンパット農林副大臣とアジア・モンスーン地域における持続可能な農業生産及び食料システムの実現に向けた協力・連携について議論しました。



屈FAO事務局長との会談


フィリピンのダール農業大臣との会談

お問合せ先

輸出・国際局国際戦略グループ

担当者:舟木、二見
ダイヤルイン:03-3502-8498