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農林水産省

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更新日:令和3年8月17日
担当:農産局農産政策部企画課

米に関するメールマガジン(第89号)(令和3年8月17日)


皆様、こんにちは。農林水産省農産局(米政策の担当部局)です。いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。

このメルマガは、生産者や集荷業者・団体の主体的な経営判断や販売戦略に基づき、需要に応じた米生産ができるよう環境整備を進めていく一環として、需給・価格情報、販売進捗・在庫情報等をきめ細かく提供しようと毎月配信しています。
ぜひ最後までお読みください!

米の価格、販売動向、民間在庫の状況

◯価格
(1)令和2年産米の相対取引価格(令和3年7月)は、全銘柄平均で14,057円/玄米60kg(前年同月比▲1,499円)です。出回りの9月からの令和2年産平均価格は14,682円(前年産比▲1,034円)です。
(2)先物取引価格は、期先限月の終値が以下の通りです。
     新潟コシ      令和4年6月限  13,230円/玄米60kg(令和3年7月30日)
     秋田こまち   令和4年6月限  12,090円/玄米60kg(令和3年7月30日)
     宮城ひとめ   令和4年6月限  11,880円/玄米60kg(令和3年7月30日)
     東京コメ      令和4年6月限  10,350円/玄米60kg(令和3年7月30日)
(3)小売価格(令和3年6月)は、5kgあたりの平均価格で、1,977円(対前月比▲12円、対前年同月比▲93円)です。
※(1)(3)は税込価格、(2)は税抜価格

◯販売動向
(1)令和2年産米の全国の集荷数量(令和3年6月末)は298万トン(対前年同月比+5.3万トン)、契約数量は270万トン(同▲7.7万トン)、販売数量は183万トン(同▲16.7万トン)です。
(2)米穀販売事業者における販売数量(令和3年6月末)の対前年同月比は100.9%(対前々年(R1)同月比では97.9%。以下括弧内は同様)です。うち小売事業者向けが98.9%(102.4%)、中食・外食事業者等向けが103.8%(92.4%)です。販売価格の対前年同月比は、小売事業者向けが95.0%、中食・外食事業者等向けが96.2%です。

◯民間在庫
令和3年6月末の全国段階の民間在庫量は、出荷及び販売段階で173万トン(前年同月比+19万トン)です。

詳細については、米に関するマンスリーレポート令和3年8月号より御確認ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html

令和3年産米等の作付意向について(令和3年6月末時点)

   令和3年産における各都道府県の主食用米、戦略作物等の6月末時点の作付意向を公表しました。
   2年産実績との比較による主食用米の作付意向では、減少傾向41県、前年並み傾向6県、増加傾向0県と見込まれており、減少傾向とした県のうち、「1~3%程度減少傾向」は17県、「3~5%程度減少傾向」は12県、「5%超の減少傾向」は12県と見込まれています。4月末時点に比べると「5%超の減少傾向」とした県は2県から12県と大幅に増加しています。
   また、6月末時点の作付意向を集計した結果、全国の主食用米の作付面積は、前年比で約6.1万ha程度減少すると見込まれます。一部の地域農業再生協議会で認められている期限後修正の特例措置や、水田面積の減少等も考慮すると、各都道府県における作付転換が計画どおりに進めば、最終的には約6.2~6.5万ha程度の減少が見込まれます。
   なお、加工用米は22県、新市場開拓用米(輸出用米等)は20県、飼料用米は41県が増加傾向と見込まれます。

(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/s_taisaku/210729.html

米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針について

7月29日(木曜日)に、食料・農業・農村政策審議会食糧部会を開催しました。そこで決定された「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」のポイントを御紹介します。
(1)全国の令和2/3年の需要実績(速報値)
   令和2年7月から令和3年6月までの1年間の需要実績(速報値)は、704万トンとなりました。
(2)全国の令和3/4年の需要見通し(推計値)
   1人当たり消費量(推計値)に人口(推計値)を乗じて算出することとしており、令和3/4年の需要見通し(推計値)は703万トンとなりました。
(3)全国の令和3/4年の需給見通し
   令和3年6月末の民間在庫量(速報値)は219万トンでした。令和3年産米の生産量が、令和3年2月の基本指針で設定した693万トンであれば、令和3/4年の主食用米等の供給量の計は912万トンとなります。
   この供給量と(2)で算出した需要見通し(推計値)703万トンから、令和4年6月末民間在庫量(供給量-需要量)は、210万トンと見通されます。

「基本指針」をはじめとする本部会の資料は、下記URLページに掲載しています。
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/210729/index.html

精米年月旬表示への切替えに取り組んでいる事業者名を公表しました

精米年月旬表示への切替えは、食品ロスの削減や管理コストの削減のほか、災害などへの対応能力の向上など効果が期待されます。精米年月旬表示への切替えを後押しするため、切替えに取り組んでいる(または予定している)事業者名を公表しました。
事業者名一覧への掲載は随時募集しておりますので、掲載を希望される場合は、フォームから応募してください。

(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/200414.html

(応募フォームはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/kansyusurvey.html

こども霞が関見学デーのオンラインイベント「マフ塾」を開催しています

令和3年度「こども霞が関見学デー」の一環として、夏休みの自由研究にも役立つ27のオンラインプログラムを掲載した特設Webサイト「マフ塾」をオープンしました。
当省初のライブ配信企画「官僚YouTuber電話相談室」をはじめ、全国どこからでも農・林・水を学べる多彩なコンテンツをご用意しております。
お米や米粉に関するプログラムもあり、8月20日(金曜日)まで開催しておりますので、子供はもちろん、御家族の方々もぜひ御覧ください。
詳細は以下のリンク先をご確認ください。

(プレスリリース)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/koho/210716.html

(特設Webサイト「マフ塾」)
https://www.maff.go.jp/j/kids/kodomo_kasumi/2021/index.html

ご炊こうチャレンジ!いただきMAFF! 

ごはんを炊く「コト消費」をテーマとした動画を投稿する「ご炊こうチャレンジ」に、農林水産省も全省を挙げて参加しています。
新たに、ライスボールプレイヤー(おむすび職人)によるおむすび秘話・職人技実演、農高生VS農水省職員のアイデアおにぎり対決、富山県知事へのドッキリなど、様々な動画が配信されていますので、ぜひチェックしてみてください。動画を参考に、美味しいごはんを炊いて、食べてみませんか。

(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/itadakimaff.html

今月のお米紹介~「亜細亜のかおり」~

第5弾として紹介させていただくのは、「亜細亜のかおり」(あじあのかおり)。多収品種の「やまだわら」と米麺に適した品種の「越のかおり」(こしのかおり)を交配して開発され、2018年に登録出願された品種です。アミロース含有率30%程度の高アミロース米であり、米麺に適しています。東南アジアで広く食べられている米麺が日本にも広まることを願って命名されたそうです。これから国産の米麺に「亜細亜のかおり」が使用されることが増えていくかもしれません。

「米に関するメールマガジン」のアンケートを実施しています

 読者の皆さまにより有益な情報配信ができるよう、「米に関するメールマガジン」のアンケートを実施しています。今後、米に関するメールマガジンで取り上げてほしい内容、メールマガジンに対するご意見ご感想等を募集しておりますので、宜しくお願い致します。
(回答はこちらから)
https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/seisaku_tokatu/kikaku/160815.html

お問合せ先

農産局農産政策部企画課

担当者:企画班 本木、向川
代表:03-3502-8111(内線4972)
ダイヤルイン:03-6738-8964

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