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農林水産省

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2.調製施設 ― 施設稼動上の留意事項 ―

(1)品質事故防止と施設の点検・整備

  1. 各作業段階において、事故原因の発生を未然に防止することが必要であることから、常に施設の適正な稼働に心がける。
  2. 施設稼働前には、穀温計・水分計の点検および補正を必ず行う。
  3. 施設の清掃を十分行う。

(2)他の作物と共用する場合の留意点

  1. ライスセンター・カントリーエレベーター内に大豆用機器を設置した場合、米麦での稼働時に塵埃が降りかかる。大豆調製終了後点検と防塵対策(シートで覆う等)が必要である。
  2. 既設の空きスペースに設置すると、通路部分が狭くなり通行時に機械装置に触れることが多くなり危険である。安全対策をするとともに、関係者以外の立入禁止も検討する。
  3. 大豆と他作物での稼働切り替え時、異種穀粒が混じらないよう十分な清掃を行い、特に籾乾燥前は籾殻を流す、次に飯米を受ける等対策を徹底する。
  4. 大豆の割れ防止用に取り付ける部品類(荷受ホッパーの莢雑物防止網等)があれば、その着脱を的確に行う。
  5. 大豆荷受時は破砕・割れ粒発生防止から、昇降機の回転数を20~30m/分に落して使用する。各部点検し確実に調整するとともに、稼働中の点検もおろそかにしてはならない。
  6. 荷受用自動水分計の測定レンジ、乾燥機の温度設定切り替え、張り込み量設定等各機器に大豆用・米用・麦用の設定基準があれば切り替える。

お問合せ先

農産局穀物課
担当者:豆類班
代表:03-3502-8111(内線4846)
ダイヤルイン:03-3502-5965