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農林水産省

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登録の公示(登録番号第103号)

更新日:令和2年11月18日
担当:食料産業局 知的財産課
下記の地理的表示について、登録の公示をしたのでお知らせします。

西浦みかん寿太郎

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登録番号
 第103号
2 登録年月日  令和2年11月18日
3 登録の申請の番号  第225号
4 登録の申請の年月日  令和元年8月30日
5 登録生産者団体の名称  南駿農業協同組合
6 登録生産者団体の住所  静岡県沼津市下香貫字上障子415-1
7 登録生産者団体の代表者の氏名  代表理事組合長  岡田 晃一
8 登録生産者団体のウェブサイトのアドレス  http://www.ja-nansun.or.jp/ 【外部リンク】
9 特定農林水産物等の区分  第1類 農産物類 果実類(うんしゅうみかん)
10 特定農林水産物等の名称  西浦みかん寿太郎(ニシウラミカンジュタロウ)、Nishiura Mikan Jutaro
11 特定農林水産物等の生産地  静岡県沼津市三浦(さんうら)地区(静浦、内浦、西浦)
12 特定農林水産物等の特性
 一般的なミカンに比べ、糖度(甘さ)とクエン酸(酸度)のバランスが良い食味が特徴である。果実は、青島温州よりひとまわり小さく、果皮はやや薄く、浮き皮が少ない。また、青島温州に比べ、糖度と酸度が高く、味が濃いのが特徴である。
 その中でも「西浦みかん寿太郎」は、静岡県沼津市三浦地区で生産される寿太郎温州である。南駿農業協同組合の西浦柑橘出荷部会が中心となって産地一体で寿太郎温州の普及に取り組んできた結果、平成28年産寿太郎温州の全国生産面積のうち静岡県が80.7%を占め(出典:平成28年産特産果樹生産動態等調査)、また、生産量は、静岡県全体のうち83.7%を「西浦みかん寿太郎」が占める主要産地となっている(出典:2018年度静岡県寿太郎温州実績)。また、品質の確保や栽培技術の向上に向けた地域の長年の組織的取組により、食味などの品質が良好で安定している。そして、市場向けにまとまったロットで出荷ができ、直近30年平均では年間2,116トンの出荷量である。
 市場関係者からも、「寿太郎みかんの産地といえば西浦」との評価を受けており、「甘味・酸味のバランス」、「他品種の出荷が少ない3月にも出荷される希少性」、「食味の良さ」、「小玉」、「味が濃い」といった点が高く評価されている。また、他産地出荷が少ない時期に出荷の最盛期を迎えられるように栽培及び貯蔵技術の向上に取り組み、品質の良さが高く評価されている。同時期に全国流通している青島温州と比べ、10年間(平成21年~30年)の平均販売単価が青島温州は243円/kg、「西浦みかん寿太郎」は351円/kgであり、4割程度の高値で取引されている。
13 特定農林水産物等の生産の方法
(1) 品種
 「寿太郎温州」を用いる。
(2) 栽培の方法
 生産地内で栽培する。
(3) 出荷規格
 収穫後は、風通しの良い冷暗所で貯蔵し、貯蔵期間7日以上を経て出荷する。ただし、収穫後出荷までに過熟が認められた果実は、貯蔵期間が7日未満であっても加工用として出荷できるものとする。。
(4) 最終品としての形態
「西浦みかん寿太郎」の最終製品としての形態は、青果(うんしゅうみかん)である。
14 特定農林水産物等の特性がその生産地に主として帰せられるものであることの理由
 寿太郎温州は、静岡県下で広く栽培されている「青島温州」の突然変異として、昭和50年に沼津市西浦久連で発見され、昭和59年「寿太郎温州」(第642号)として品種登録された。寿太郎温州の原木から接木した苗木を生産者に配付して産地形成を進めてきたほか、原木の高齢化に備えて苗木用の母樹園を作り、品種の維持に努めている。
 「西浦みかん寿太郎」の生産地である静岡県沼津市の三浦地区は、太平洋側に面しながら駿河湾越しに富士山を望む主に北側斜面に位置する肥沃な火山灰土壌で、表層腐食質黒ボク土、多湿黒ボク土に分類され、これらの土壌特性は透水性、通気性に優れている。
 沼津市の年平均気温は、15.9℃であり、園地の86%が標高150mまでの段々畑に位置することから、風通しが良く乾燥気味の気候条件は、温州みかんの栽培に適している。また、沼津市三浦地区の肥沃な土壌は、青島温州よりも樹勢の弱い寿太郎温州の生育に適しており、栽培技術の向上を併せて行うことで寿太郎温州の安定生産を実現した。
 「西浦みかん寿太郎」は、収穫期から一定の貯蔵期間、風通しの良い冷暗所で貯蔵することで、甘味と酸味のバランスを最適な状態に熟成し出荷されている。貯蔵期間中は、生産者が果実の状態を頻繁に確認し、出荷時にも機械による選果を行うことで高品質を維持している。貯蔵技術は、青島温州をはじめとする貯蔵みかんを古くから栽培してきた伝統に基づいている。
15 特定農林水産物等がその生産地において生産されてきた実績
 生産地における本格的なみかんの生産は明治初期より始まり、昭和50年、沼津市西浦久連において山田壽太郎氏が青島温州の枝変わりである「寿太郎温州」を発見し、その後、昭和52年には西浦柑橘出荷組合(現在の西浦柑橘出荷部会)が設立された。昭和57年、西浦柑橘出荷組合は、この品種を特産化することを決定し、各組合員に苗木1本を配付した。昭和59~61年度には、寿太郎の苗木を購入する組合員に対して、西浦柑橘出荷組合から補助金を交付して普及につとめた。
 昭和59年「寿太郎温州」が品種登録されたことを契機に、高品質みかんの生産技術と長期出荷体制を確立し、昭和60年2月の初出荷から現在に至るまで、その生産を継続している。
 平成22年には、「沼津ブランド」(沼津商工会議所)の認定を受けている。
 平成24年には、長年にわたる産地の取組が認められ、第61回全国農業コンクール全国大会で「農林水産大臣賞」を受賞した。また、平成28年には「沼津プレミアム」(沼津商工会議所)にも選ばれている。
 南駿農業協同組合及び西浦柑橘出荷部会は、毎年2月に沼津市内の小中学校に食農教育の一環として「西浦みかん寿太郎」を無償提供している。平成30年度の生産者は378名、生産量は2,356トンである。
16 法第13条第1項第4号ロの該当の有無  該当する
商標権者の氏名又は名称  静岡県経済農業協同組合連合会
登録商標  寿太郎/じゅたろう/JUTARO
指定商品又は指定役務  第29類 : 食肉,卵,食用魚介類(生きているものを除く。),冷凍野菜,冷凍果実,肉製品,加工水産物(「かつお節・寒天・削り節・食用魚粉・とろろ昆布・干しのり・干しひじき・干しわかめ・焼きのり」を除く。),かつお節,寒天,削り節,食用魚粉,とろろ昆布,干しのり,干しひじき,干しわかめ,焼きのり,加工野菜及び加工果実,油揚げ,凍り豆腐,こんにゃく,豆乳,豆腐,納豆,加工卵,カレー・シチュー又はスープのもと,お茶漬けのり,ふりかけ,なめ物
 第30類 : コーヒー豆,穀物の加工品,アーモンドペースト,ぎょうざ,サンドイッチ,しゅうまい,すし,たこ焼き,肉まんじゅう,ハンバーガー,ピザ,べんとう,ホットドッグ,ミートパイ,ラビオリ,イーストパウダー,こうじ,酵母,ベーキングパウダー,即席菓子のもと,酒かす
 第31類 : 食用魚介類(生きているものに限る。),海藻類,野菜(「茶の葉」を除く。),茶の葉,糖料作物,果実,コプラ,麦芽
 第32類 : 飲料用野菜ジュース
商標登録の登録番号  第2411403号
商標権の設定の登録及び存続期間の満了の年月日(当該商標権の存続期間の更新登録があったときは、当該商標権の存続期間の更新登録及びその存続期間の満了の年月日についても記載する。)  登録年月日:平成4(1992)年5月29日
 更新登録日 : 平成24(2012)年5月29日

 存続期間の満了年月日:令和4(2022)年5月29日
専用使用権者の氏名又は名称  専用使用権は設定されていない
商標権者等の承諾の年月日  令和元年(2019)6月11日
17 (11から13までに掲げる事項と明細書に定めた法第7条第1項第4号から第6号までに掲げる事項とが異なる場合)その内容  -
18 特定農林水産物等の写真  【西浦みかん寿太郎】産品画像

登録簿(PDF : 148KB) 明細書(PDF : 150KB) 生産行程管理業務規程(PDF : 108KB)

お問合せ先

食料産業局知的財産課
担当者:地理的表示保護制度担当
代表:03-3502-8111(内線4284)
ダイヤルイン:03-6744-2062
FAX:03-3502-5301

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