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農林水産省

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3  調査結果の詳細 (3.  家族等との食事,食文化の継承について)

3.家族等との食事,食文化の継承について

(1)家族との共食について

  家族と同居している者に,家族と一緒に朝食と夕食を食べる頻度について聞いた。

  『朝食』を家族と一緒に食べる頻度について,「ほとんど毎日」と答えた者の割合が54.5%,「週に4~5日」と回答した者の割合が4.8%,「週に2~3日」と回答した者の割合が10.1%,「週に1日程度」と回答した者の割合が6.7%,「ほとんどない」と回答した者の割合が23.8%となっている。
  『夕食』を家族と一緒に食べる頻度について,「ほとんど毎日」と回答した者の割合が64.0%,「週に4~5日」と回答した者の割合が10.7%,「週に2~3日」と回答した者の割合が13.5%,「週に1日程度」と回答した者の割合が4.3%,「ほとんどない」と回答した者の割合が7.3%となっている。
  「ほとんど毎日」食べると答えた者の割合は『夕食』(64.0%)が『朝食』(54.5%)より高く,一方の「ほとんどない」と回答した者の割合は『朝食』(23.8%)が『夕食』(7.3%)よりも高くなっている。(図3 - 1

  朝食または夕食について,「ほとんど毎日」又は「週に4~5日」と回答した者に,食事を一人で食べるより家族と一緒に食べることの良い点を聞いたところ,「家族とのコミュニケーションを図ることができる」を挙げた者の割合が78.2%と最も高く,以下,「楽しく食べることができる」(68.9%),「規則正しい時間に食べることができる」(36.7%),「栄養バランスの良い食事を食べることができる」(34.4%)の順となっている。(3つまでの複数回答,上位4項目)(図3 - 2

  性別に見ると,「ほとんど毎日」と回答した者の割合は女性で高く,「ほとんどない」と回答した者の割合は男性で高くなっている。
  性・年齢別に見ると,「ほとんど毎日」と回答した者の割合は男女ともに60代及び70歳以上で高く,「週に1日程度」と回答した者の割合は男性の30代から50代と女性の20代で高く,「ほとんどない」と回答した者の割合は男性の20代から50代と女性の20代で高くなっている。(図3-1-1

  性別に見ると,「ほとんど毎日」と回答した者の割合は女性で高く,「週に4~5日」,「ほとんどない」と回答した者の割合は男性で高くなっている。
  性・年齢別に見ると,「ほとんど毎日」と回答した者の割合は男性の70歳以上と女性の60代及び70歳以上で高く,「週に4~5日」と回答した者の割合は男性の20代で高く,「週に2~3日」と回答した者の割合は男性の20代から50代と女性の20代で高く,「週に1日程度」と回答した者の割合は男性の30代及び40代で高く,「ほとんどない」と回答した者の割合は男性の30代及び60代で高くなっている。(図3-1-2

  上位4項目について,性別に見ると,大きな差異は見られない。
  上位4項目について,性・年齢別に見ると,「家族とのコミュニケーションを図ることができる」を挙げた者の割合は男性の40代と女性の30代から50代で高く,「規則正しい時間に食べることができる」を挙げた者の割合は男女ともに70歳以上で高くなっている。(表3 - 2

(2)地域等での共食について

  地域や所属コミュニティー(職場等を含む)での食事会等の機会があれば,参加したいと思うか聞いたところ,『そう思う』と回答した者の割合が47.7%(「とてもそう思う」15.1%+「そう思う」32.6%),「どちらともいえない」と回答した者の割合が21.9%,『そう思わない』と回答した者の割合が29.8%(「あまりそう思わない」20.0%+「全くそう思わない」9.8%)となっている。(図3 - 3

  性別に見ると,『そう思う』と回答した者の割合は女性で高く,『そう思わない』と回答した者の割合は男性で高くなっている。
  性・年齢別に見ると,『そう思う』と回答した者の割合は女性の40代及び60代で高く,「どちらともいえない」と回答した者の割合は男性の30代と女性の30代及び40代で高く,『そう思わない』と回答した者の割合は男性の70歳以上で高くなっている。
  世代間別に見ると,若い世代(20~39歳)は「どちらともえいない」と回答した者の割合が高くなっている。(図3-3-1

  地域や所属コミュニティー(職場等を含む)での食事会等へ参加したいと思うかについて,「とてもそう思う」,「そう思う」と回答した者に,過去1年間の参加経験を聞いたところ,「参加した」と回答した者の割合は64.6%,「参加していない」と回答した者の割合は35.3%となっている。(図3 - 4) 

  過去1年間に,地域や所属コミュニティー(職場等を含む)での食事会等へ「参加した」と回答した者に,参加した際の感想を聞いたところ,「コミュニケーションを図ることができた」を挙げた者の割合が86.8%,「楽しく食べることができた」(76.8%)と高く,以下,「地域の状況を知ることができた」(38.2%),「食の知識や興味を増やすことができた」(24.8%)の順となっている。(複数回答,上位4項目)(図3 - 5

  過去1年間に,地域や所属コミュニティー(職場等を含む)での食事会等へ「参加していない」と回答した者に,参加する条件を聞いたところ,「友人や知人からの呼びかけ,誘いがあること」を挙げた者の割合が50.0%,「食事会等が参加しやすい場所で開催されること」を挙げた者の割合が49.0%,「食事会等が参加しやすい時間に開催されること」を挙げた者の割合が46.0%,「時間的なゆとりがあること」を挙げた者の割合が39.1%,「地域や所属コミュニティーからの呼びかけ,誘いがあること」を挙げた者の割合が32.5%,「安価で参加できること」を挙げた者の割合が32.5%の順となっている。(複数回答,上位6項目)(図3 - 6

  性別及び性・年齢別に見ると,大きな差異はみられない。(図3-4-1

  上位4項目について,性別に見ると,「楽しく食べることができた」,「食の知識や興味を増やすことができた」を挙げた者の割合は,いずれも女性で高くなっている。
  上位4項目について,性・年齢別に見ると,「楽しく食べることができた」を挙げた者の割合は女性の70歳以上で高く,「地域の状況を知ることができた」を挙げた者の割合は男性の60代で高く,「食の知識や興味を増やすことができた」を挙げた者の割合は女性の60代及び70歳以上で高くなっている。(表3 - 5

  上位6項目について,性別に見ると,「友人や知人からの呼びかけ,誘いがあること」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
  世代間別に見ると,若い世代(20~39歳)は「安価で参加できること」を挙げた者の割合が高くなっている。(表3 - 6

(3)食文化の継承等について

  郷土料理や伝統料理など,地域や家庭で受け継がれてきた料理や味,箸づかいなどの食べ方・作法を受け継いでいるか聞いたところ,「受け継いでいる」と回答した者の割合が60.0%,「受け継いでいない」と回答した者の割合が35.1%となっている。(図3 - 7

  郷土料理や伝統料理など,地域や家庭で受け継がれてきた料理や味,箸づかいなどの食べ方・作法を「受け継いでいない」と回答した者に,それらを受け継ぐために必要なことを聞いたところ,「親等から家庭で教わること」を挙げた者の割合が73.1%と最も高く,以下,「子供の頃に学校で教わること」(39.5%),「地域コミュニティーで教わること」(24.2%),「出版物やテレビ等のメディアで教わること」(23.1%),「食に関するイベント等で教わること」(19.4%)の順となっている。一方,「受け継ぐ必要はない」と回答した者は5.3%となっている。(複数回答,上位5項目)(図3 - 8

  性別に見ると,「受け継いでいる」と回答した者の割合は女性で高く,「受け継いでいない」と回答した者の割合は男性で高くなっている。
  性・年齢別に見ると,「受け継いでいる」と回答した者の割合は女性の50代から70歳以上で高く,「受け継いでいない」と回答した者の割合は男性の30代から50代で高くなっている。
  世代間別に見ると,若い世代(20~39歳)は「受け継いでいない」と回答した者の割合が高くなっている。(図3-7-1

  上位5項目について,性別に見ると,「食に関するイベント等で教わること」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
  上位5項目について,性・年齢別に見ると,「子供の頃に学校で教わること」を挙げた者の割合は男性の30代で高く,「地域コミュニティーで教わること」を挙げた者の割合は女性の40代で高くなっている。一方,「受け継ぐ必要はない」と回答した者の割合は男性の60代で高くなっている。
  上位5項目について,世代間別に見ると,若い世代(20~39歳)は「親等から家庭で教わること」,「子供の頃に学校で教わること」を挙げた者の割合が高くなっている。(表3 - 8

  郷土料理や伝統料理など,地域や家庭で受け継がれてきた料理や味,箸づかいなどの食べ方・作法を「受け継いでいる」と回答した者に,それらを次世代にも伝えているか聞いたところ,「伝えている」と回答した者の割合は69.3%,「伝えていない」と回答した者の割合は28.4%となっている。(図3 - 9

  郷土料理や伝統料理など,地域や家庭で受け継がれてきた料理や味,箸づかいなどの食べ方・作法を次世代に「伝えていない」と回答した者に,今後,受け継いでいくために必要なことを聞いたところ,「家庭で伝える機会を持つこと」を挙げた者の割合が70.2%と最も高く,以下,「学校で伝える機会があること」(38.4%),「一緒に活動する仲間がいること」(33.8%),「地域で伝える機会があること」(32.8%)の順となっている。一方,「伝える必要はない」と回答した者の割合は3.3%となっている。(複数回答,上位4項目)(図3 - 10

  性別に見ると,「伝えている」と回答した者の割合は女性で高くなっている。
  性・年齢別に見ると,「伝えている」と回答した者の割合は女性の60代で高くなっている。
  世代間別に見ると,若い世代(20~39歳)は「伝えていない」と回答した者の割合が高くなっている。(図3-9-1

  上位4項目について,どの層も回答の傾向が近く,大きな差異は見られない。(表3 - 10

 

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