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東京家政大学

東京家政大学ヒューマンライフ支援センター
「学生の学びで地域に応える」

「地域のニーズに学生の学びで応える」「地域に門戸を広げる」という方針のもと、コーディネート機関として大学構内に2002年に開設。学生の「学び」が地域や企業に貢献でき、かつ、学生にとっても経験やより深い学びとなるような取組をコーディネートしていくことが、ヒューマンライフ支援センターの役割である。地域との活動で中心的なテーマである「食育」を軸とし地域住人と大学という場、そこで学ぶ学生がつながり、活動の幅を広げている。

■取り組みの成果
学内にある子育てサロンは、地域の子育て世代に定着している。地域の方が食育に関連した相談をしてくれるようにもなり、地域に食育の意識が浸透してきていると感じている。食育を通じて、企業や地域とつながり、経験を積むことで、学生も学びが深くなっている。

■今後の取り組み
小学校への食育授業、高齢者に対する食育講座、フレイルの講座など、いろいろな世代に応じた切り口で取組を実施し、継続していく予定。開設のきっかけは地域のニーズに応えることだったが、「食育」が持つ「つながる」「広がる」ことを大事にして、地域や企業などとの縁を通じて課題を解決しながら、取組を進めていく予定。

団体・企業概要


組織名

東京家政大学ヒューマンライフ支援センター

本部

学校法人渡辺学園東京家政大学内(東京都板橋区)

設立

2002年10月
事業内容 ボランティアセンターでも生涯学習センターでもなく、地域や企業の産学官連携事業を実践的に進める役割を担うセンターとして、東京家政大学構内に設置されている。
「地域の要望に学生の学びで応える」ことを目的としており、本センターの主旨に賛同し登録した学生に対し、地域からの依頼を案内をして取組に参画してもらうほか、学生独自の取組もサポートしている。
全学生7,000人のうち約3割程度が登録していて、そのうち8割を栄養科の学生が占める。



【取組事例】「森のサロン」の運営

style="font-weight: normal;"大学内に子育てを支援する「森のサロン」を開設。3歳までの子どもと家族を対象とした屋内の子育て広場で、登録をすれば誰でも参加できる。学生が手作りした「食育おもちゃ」を豊富に置き、自由に遊ばせることができるほか、開設日には学生もボランティアで参加していて、離乳食に悩む親に対して栄養科の学生が答えたり、児童学科の学生が子供と触れ合う実践の場として活用している。
板橋区の子育て支援拠点事業の対象となり、平日は毎日開催している。大学の中に同様の常設施設を設ける例はほとんどなく10年以上続いているのは珍しいため視察も増えている。学生が食育講座や料理講座などを実施し、オリジナルの企画を数多く実施する場にもなっている。



【取組事例】「食リンピック」の開催

style="font-weight: normal;"子供から高齢者まで幅広い世代を対象に、五感を使った食育ゲームを競技形式で行うイベント「食リンピック」を、2019年までに14回継続して開催(2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止)。
学生たちが学部や学科の枠を越え、学生有志団体「食リンピック実行委員会」を組織して企画しており、「競う」という要素を取り入れ、効果的に食育を学んでもらうことを目指した。この取組を通じて、「東京家政大学=食育」というイメージが広がり、企業から食に関するイベントの協力要請も増えてきた。
2020年5月には、この取り組みにおいて第4回食育活動表彰「消費・安全局長賞」を受賞した。





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お問合せ先

消費・安全局消費者行政・食育課

代表:03-3502-8111(内線4601)
ダイヤルイン:03-3502-5723
FAX番号:03-6744-1974