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農林水産省

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第3節 専門調理師等の活用における取組


食事作法や伝統的な行事食等、我が国の豊かな食文化を普及、継承していくためには、高度な調理技術を備えた専門調理師等を活用しながら、料理教室や体験活動、各種行事等を推進する必要があります。

内閣府認定公益社団法人全日本司厨士協会は、各地の保育所・幼稚園・小学校での親子料理教室などのイベント開催や東日本大震災の被災地や各地の福祉施設での継続的な慰問活動など、総合的な食育の推進・普及を実施しています。また、世界のシェフ団体と連携し、毎年10月20日をシェフズディとしており、平成27(2015)年には本年のテーマ「Healthy Kids - Healthy Future」に沿った活動を各地で開催しました。

人材育成においては、若手の調理師を対象とした料理コンテストを各地で実施し、調理技術の向上のみならず、地産地消食材を使用するなど、広く日本における西洋料理の発展、食生活改善やその進展に寄与し、青年司厨士フォーラムや若い調理師対象の勉強会を多数開催するとともに、公邸料理人の育成のためにもその情報提供とともに和食団体との共催で講習会を開催するなど、多方面での食育推進に力を入れています。さらに、航空自衛隊の目黒基地内での調理スタッフとの意見交換会や協会会員が在籍する大型ホテルでの調理場見学会などを開催し、相互の食育への理解を進めています。今後は、世界のシェフ団体World Association of Chefs Societies(世界司厨士協会連盟)の加盟国の日本代表として、平成28(2016)年度は9月にギリシャ共和国での105か国の加盟国が集まる世界会議への参加、さらに、10 月にはドイツ・エアフルトで開催されるCulinary Olympics(世界料理オリンピック)にナショナルチームを編成しての参加を予定しています。これらの活動は、会報誌やインターネットを通じて広く調理師及び専門調理師の皆様にも情報を伝える予定です。

公益社団法人日本調理師会では、食を通じて親子の心の触れ合いを図り愛情を深めるとともに、地産品を主な食材とした手作り弁当により子供の味覚を育み、もって食育の推進に寄与することを目的に、平成27(2015)年度に「第6回全国こどものための愛情弁当コンテスト」を開催しました。本コンテストには、全国から、育ち盛りの子供たちに食べさせてあげたい地域の特産品を用いたお弁当レシピが多数寄せられました。

また、東海三県(愛知県、岐阜県、三重県)の各調理師会による合同展の他、千葉県、長野県の調理師会において地産の食材を使った伝統的な日本料理や郷土料理を主とし、その他西洋料理・中国料理等の部門を含めた料理コンクールを開催し、日本古来の伝統料理の伝承や地産地消の推進について広く普及啓発しています。

 
こどものための愛情弁当コンテスト最優秀作品
こどものための愛情弁当コンテスト最優秀作品
千葉県調理師会料理コンクール
千葉県調理師会料理コンクール
郷土・ヘルシー・創作部門
日本調理師会長賞
 

事例:子供たちに対する調理師による「つくる」ことを通じた食育の推進

内閣府認定公益社団法人 全日本司厨士協会

全日本司厨士協会総本部では、一般社団法人ニュートリション運動推進会議子どもの健康づくり委員会と共催し、東京都荒川区の小学校5年生148名を対象に、会長及び副会長による特別講演会と東京地方本部の協力により4クラス同時の体験授業を行いました。

東京地方本部では、東京都豊島区の勤労福祉会館にて東日本大震災の影響で豊島区に避難されている被災者の方々に昼食会「第6回としま地域交流のつどい」を開催しました。

関東総合地方本部では、千葉県富津市にて小学校6年生46名を対象に、シェフ17名が参加し、砂糖を使わないデザートの料理体験を行いました。メニューはフルーツポンチです。スイカ、梨、キウイフルーツの甘さとミネラルウォーター、メープルシロップを使いました。生徒は興味津々で、我先にと調理をしたがる姿勢が印象的でした。

北関東地方本部では、昭和45(1970)年から続く高崎市の児童養護施設への慰問活動を行い、クリスマスの食事会を通して食事の素晴らしさを伝えています。

また、西日本地方本部では、熊本市の保育園で園児108名分の料理を提供し、シェフと一緒にバター作り体験やケーキのデコレーション体験を行いました。料理を作る人や生産者への感謝の気持ちを忘れずに「ありがとう」「いただきます」をきちんと言いましょうとシェフから園児に話をするとみんな一生懸命聞いていました。

 
クッキングデモンストレーションの様子
クッキングデモンストレーションの様子
砂糖を使わないデザート作り体験授業
千葉県富津市の小学校での砂糖を使わないデザート作り体験授業



 

お問合せ先

消費・安全局
消費者行政・食育課
担当者:食育計画班
代表:03-3502-8111(内線4576)
ダイヤルイン:03-6744-1971
FAX番号:03-6744-1974