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農林水産省

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学校・保育所等での食育の推進

学校における食育

  • 学校給食を活用しつつ、給食の時間を始め、各教科、道徳、総合的な学習の時間、特別活動における食に関する指導を中心として行われている。
  • 栄養教諭を中心に、全教職員が共通理解の下に連携・協力しつつ指導を展開することが重要
  • 公立小・中学校等の栄養教諭については、全都道府県で6,324人が配置
公立小・中学校等栄養教諭の配置状況/資料:文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課調べ(平成27(2015)年度まで、各年度4月1日現在)、文部科学省「学校基本調査」(平成28(2016)年度以降、各年度5月1日現在)/注:公立小・中学校等とは、小学校・中学校・義務教育学校・中等教育学校・特別支援学校を指す。

栄養教諭とは?

児童生徒等の「栄養の指導及び管理をつかさどる」教員。

その専門性を生かし、食に関する指導の全体計画作成や実践等での中心的な役割や、学校給食の栄養管理や 衛生管理等を担うとともに、学校内における教職員間及び家庭や地域との連携・調整において要としての役割を果たす。

(事例)学校における家庭・地域・関係機関と連携した食育の実践

島根県・浜田市立三隅小学校

地域の食資源の1つである「魚」に焦点をあてた取組を行うことで、「魚食の推進」、「魚食を通した栄養改善」や「食事マナーの向上」を目指した。


浜田市水産課と県水産事務所の協力により、浜田漁港で水揚げされた「尾頭付きのアジ」を学校給食に提供してもらうことが可能となり、年に数回「丸ごとアジ1匹給食」を実施

丸ごとアジ1匹給食(写真)

丸ごとアジ1匹給食


また、三隅小学校の給食で提供している魚料理をまとめたレシピを作成し、地域全体に「魚食」を広げる様々な取組を行った。


保護者には、郷土料理についてアンケートをとり、毎月1回給食で地元産の食材を活用した郷土料理を提供して、地域に伝わる食への理解を深めている。


様々な取組により、児童や保護者が栄養バランスを考えた食事をしようする意識が高まり、食事マナーの向上など行動面でも変容があった。

もっと詳しく知りたいときは平成30年度「食育白書」P51

学校給食

  • 学校給食は、全小学校数の99.1%、全中学校数の89.9%で実施
    (出典:文部科学省「学校給食実施状況調査」(平成30(2018)年度))
  • 栄養バランスのとれた食事を提供することにより、子供の健康の保持増進を図るために実施
  • 食に関する指導を効果的に進めるために、給食の時間はもとより、各教科や特別活動、総合的な学習の時間等における教材としても活用することができるものであり、大きな教育的意義を有している。
  • 地場産物を学校給食に活用し、食に関する指導の教材として用いることにより、子供が、より身近に、実感を持って地域の食や食文化等について理解を深め、食料の生産、流通に関わる人々に対する感謝の気持ちを抱くことができる。

(事例)地域の関係者をつなぎ学校給食で地産地消を推進

愛媛県教育委員会

東予地域5市町で、学校給食を活用した「地産地消の推進」と「伝統的食文化の継承」に取り組んだ。


学校給食施設、生産者団体、行政等が意見交換を行ったり、県作成の「学校給食食材データベース」を活用したマッチング等を行ったりし、地場産物を学校給食に提供できる仕組みの構築や、近隣市町の地場産物を相互に学校給食に活用するための流通ルート・人的つながりを形成


各市町の地場産物を取り入れたオリジナル丼やかき揚げを新メニューとして学校給食で提供したこと等により、5市町の全てで学校給食における地場産物の活用率が増加


学校給食で提供した郷土料理を家庭でも簡単に作ることができるようアレンジし、親子料理教室で紹介する等、地域や家庭への郷土料理の普及啓発を行った。

郷土料理の親子料理教室(写真)

郷土料理の親子料理教室

とれとれ鯛入りつみれ(写真)

とれとれ鯛入りつみれ

もっと詳しく知りたいときは平成30年度「食育白書」P55

保育所における食育

保育所における食育活動(食事と健康の関わりについてのお話)(写真)

保育所における食育活動
(食事と健康の関わりについてのお話)

  • 保育所における食育は、「保育所保育指針」において、健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標としている。
  • そして、子供が毎日の生活と遊びの中で、食に関わる体験を積み重ね、食べることを楽しみ、食事を楽しみ合う子供に成長していくこと等に留意して実施しなければならないとしている。

幼稚園における食育

  • 幼稚園における食育は、平成30(2018)年度から実施されている新しい「幼稚園教育要領」において、「先生や友達と食べることを楽しみ、食べ物への興味や関心をもつ」ことがねらいを達成するために指導する内容として示されている。

認定こども園における食育

  • 認定こども園における食育は、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」に基づき、各園において食育の計画を策定し、教育・保育活動の一環として計画的に行うこととされている。

(事例)野菜作りって、たいへん!でも楽しいなあ
~「ぼくの畑・わたしの畑」で、自ら学び続ける食育~

鹿児島県・保育所型認定こども園つるみね保育園

自然豊かな環境をいかして保育士が食育について「教える」だけの活動ではなく、園児自らが体験し、考え、行動して、学びを深める食育活動を推進


「ぼくの畑・わたしの畑」の活動では、生産から消費までの食の循環を意識した食育活動を行っている。


園児たちは、草むしりや害虫の駆除の大変さ、酷暑や台風、長雨等により思い通りに作業ができなかった困難さ等を乗り越え、収穫した野菜を調理して食べる楽しさを通して、「食」に関する興味や知識を身に付ける。


園児は収穫した野菜を持ち帰り、家庭で調理した写真等を用いて、仲間の前でプレゼンテーションをしている。

「ぼくの畑・わたしの畑」での収穫(写真)

「ぼくの畑・わたしの畑」での収穫

プレゼンタイム(写真)

プレゼンタイム

もっと詳しく知りたいときは平成30年度「食育白書」P60

(事例)自然に触れ、多くの気付きや感動を生む食育への取組

福島県・鏡石町立鏡石幼稚園

鏡石幼稚園では、町の産業課からの声掛けにより、鏡石町が実施する「かがみいし田んぼアート」と同じ苗で、幼児たちが様々な色をしたアート米を栽培。一部は給食でも出され、お米への関心が向上


アート米以外にも、さつまいも、バケツ稲など、いろいろな作物を栽培

収穫したトマトを使ったパンケーキづくりを保護者と一緒に体験


園庭にある柿の木から収穫した柿で干し柿づくりにも挑戦


このような活動を通じて、幼児たちは食に対する興味・関心を深め、食べることの楽しさや大切さを学ぶことができた。また、保護者の食育への関心も高まっている。

田んぼアート米の苗植えの様子(写真)

田んぼアート米の苗植えの様子

パンケーキづくりの様子(写真)

パンケーキづくりの様子

もっと詳しく知りたいときは平成30年度「食育白書」P61

(事例)「食べられる園庭(The Edible playground)」の試み

広島県・認定こども園さざなみの森

さざなみの森は、ため池や田んぼ、畑に囲まれた自然豊かな里山の中にあり、その地形をいかし、「子どもたちが「里山で育つ」⇔子どもたちを「里山で育てる」」を理念とする活動を広げている。


取組の一つとして、園児が日々の生活や遊びの中で、意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べる楽しみを味わい、みんなで一緒に調理し食べ成長していくことを願う「食べられる園庭(The Edible playground)の試みがある。

園庭内に畑や実のなる樹、菜園やプランターを配し、園児が遊びの中で種を植え、水やりをしながら育てることで、芽が出て、花が咲き、実を付け、食べられるようになる様子を身近に体験


保護者の方々とは、保護者会の機関紙「MoRi モリ」を通して、子供たちの食に関する体験報告だけでなく、家族の食生活改善情報や園で開催される食文化講座を共有

プランターに種植え(写真)

プランターに種植え

保護者会の機関紙「MoRi モリ」(写真)

保護者会の機関紙「MoRi モリ」

もっと詳しく知りたいときは平成30年度「食育白書」P62


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お問合せ先

消費安全局 消費者行政・食育課

担当者:食育計画班
代表:03-3502-8111(内線4578)
ダイヤルイン:03-6744-2125
FAX番号:03-6744-1974