担当:農林水産省
令和3年度野生鳥獣資源利用実態調査結果
調査結果の概要
1 野生鳥獣のジビエ利用量
食肉処理施設が令和3年度に処理した野生鳥獣のジビエ利用量は2,127tで、前年度に比べ17.5%増加した。
このうち、食肉として販売した数量は1,324tで、前年度に比べ11.7%増加し、鳥獣種別にみると、シカが947tで27.5%増加、その他鳥獣が20tで33.3%増加したものの、イノシシが357tで16.4%減少した。

脚注
食肉処理施設は、食品衛生法(昭和22年法律第233号)に基づき、食肉処理業の許可を有する食肉処理施設のうち、野生鳥獣の食肉処理を行っている全ての食肉処理施設である。
2 野生鳥獣の解体頭・羽数
食肉処理施設が処理した野生鳥獣の解体頭・羽数は14万4,896頭・羽で、前年度に比べ7.9%増加した。
鳥獣種別にみると、シカが9万9,033頭で15.4%増加、その他鳥獣が1万6,197頭・羽で18.6%増加したものの、イノシシが2万9,666頭で14.7%減少した。
3 食肉処理施設で野生鳥獣を処理して得た金額
食肉処理施設で野生鳥獣を処理して得た金額は39億3,700万円で、前年度に比べ12.6%増加した。
このうち、食肉の販売金額は34億800万円で、前年度に比べ9.7%増加し、鳥獣種別にみると、シカが20億5,600万円で41.6%増加、その他鳥獣が8,400万円で47.4%増加したものの、イノシシが12億6,800万円で20.7%減少した。
野生鳥獣資源利用実態調査結果の主な利活用
- 農林水産業・地域の活力創造プランに基づくジビエ利用拡大の目標(ジビエ利用量を令和元年度から令和7年度に倍増)に向けた毎年度の進捗を継続して的確に捉え、進捗を踏まえた毎年度の各種施策を講ずるための資料
- 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律(平成19年法律第134号)に基づき講ずることとされている措置の具体的な取組を検討するための資料
累年データ
関連データ
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