このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー
更新日:令和6年2月29日
 担当:農林水産省

令和4年漁業・養殖業生産統計

- 令和4年の漁業・養殖業生産量は391万6,946tで、前年に比べて5.8%減少 海面漁業の漁獲量は295万992tで、前年に比べて7.2%減少、海面養殖業の収獲量は91万1,839tで、前年に比べて1.6%減少 -

調査結果の概要

令和4年の漁業・養殖業の生産量は391万6,946tで、前年に比べて24万777t(5.8%)減少した。

  1. 海面漁業の漁獲量は295万992tで、さけ類、まあじ等で増加したものの、さば類、かつお等で減少したことから、前年に比べて22万8,333t(7.2%)減少した。

  2. 海面養殖業の収獲量は91万1,839tで、のり類、ぶり類等が減少したことから、前年に比べて1万4,802t(1.6%)減少した。

  3. 内水面漁業・養殖業の生産量は5万4,115tで、うなぎの収獲量が減少したものの、さけ・ます類の漁獲量が増加したことから、前年に比べて2,358t(4.6%)増加した。

図1 海面漁業主要魚種別漁獲量の推移

図2 漁業・養殖業生産量の推移

累年データ

1 生産量の推移

注釈

2 海面漁業主要魚種別の漁獲量の推移

関連データ

主要魚種別の価格の推移

調査結果

1 海面漁業・養殖業生産量

(1)海面漁業
令和4年の海面漁業の漁獲量は295万992tで、ほたてがい、さば類、かつお等が減少したことから、前年に比べて22万8,333t(7.2%)減少した。

ア 漁獲量の多い上位5魚種(まいわし、ほたてがい、さば類、かつお及びすけとうだら)の動向をみると、次のとおりである。
(ア)まいわしは64万1,797tで、茨城県、千葉県等で増加したことから、前年に比べて1,870t(0.3%)増加した。
(イ)さば類は31万9,744tで、茨城県、静岡県等で減少したことから、前年に比べて12万2,093t(27.6%)減少した。
(ウ)ほたてがいは34万40tで、北海道で減少したことから、前年に比べて1万5,910t(4.5%)減少した。
(エ)かつおは19万659tで、静岡県、三重県等で減少したことから、前年に比べて4万1,611t(17.9%)減少した。
(オ)すけとうだらは16万428tで、北海道で減少したことから、前年に比べて1万4,097t(8.1%)減少した。

図3 海面漁業魚種別漁獲量

イ 令和4年に昭和31年以降最低値となった主な3魚種の動向をみると、次のとおりである。
(ア)さんまは1万8,384tで、ピーク時の昭和33年の57万5,087tに比べて96.8%減少した。
(イ)するめいかは3万708tで、ピーク時の昭和43年の66万8,364tに比べて95.4%減少した。
(ウ)たこ類は2万2,285tで、ピーク時の昭和43年の10万2,718tに比べて78.3%減少した。

(2)海面養殖業
令和4年の海面養殖業の収獲量は91万1,839tで、のり類、ぶり類等が減少したことから、前年に比べて1万4,802t(1.6%)減少した。

ア 魚類養殖
魚類養殖の収獲量は23万7,428tとなり、前年に比べて1万8,771t(7.3%)減少した。
(ア)ぶり類の収獲量は11万3,863tで、鹿児島県、大分県等で減少したことから、前年に比べて1万9,828t(14.8%)減少した。
(イ)まだいの収獲量は6万8,088tで、高知県等で減少したことから、前年に比べて1,353t(1.9%)減少した。

図4 魚類養殖の魚種別収獲量

イ 貝類養殖
貝類養殖の収獲量は33万8,126tで、前年に比べて1万4,381t(4.4%)増加した。
(ア)かき類の収獲量は16万5,590tで、広島県等で増加したことから、前年に比べて6,801t(4.3%)増加した。
(イ)ほたてがいの収獲量は17万2,078tで、北海道で増加したことから、前年に比べて7,567t(4.6%)増加した。

図5 貝類養殖の魚種別収獲量

ウ 海藻類養殖
海藻類養殖の収獲量は32万5,037tで、前年に比べて1万807t(3.2%)減少した。
(ア)のり類の収獲量は23万2,490tで、福岡県等で減少したことから、前年に比べて4,765t(2.0%)減少した。
(イ)わかめ類の収獲量は4万6,929tで、宮城県で増加したことから、前年に比べて2,957t(6.7%)増加した。

図6 海藻類養殖の魚種別収獲量

2 内水面漁業・養殖業生産量

(1)内水面漁業
令和4年の内水面漁業の漁獲量は2万2,612tで、主にさけ・ます類の漁獲量が増加したことから、前年に比べて3,708t(19.6%)増加した。
ア さけ・ます類は9,902tで、前年に比べて4,655t(88.7%)増加した。
イ しじみは8,313tで、前年に比べて688t(7.6%)減少した。
ウ あゆは1,776tで、前年に比べて78t(4.2%)減少した。

図7 内水面漁業魚種別漁獲量

(2)内水面養殖業
令和4年の内水面養殖業の収獲量は3万1,503tで、主にうなぎの収獲量が減少したことから、前年に比べて1,351t(4.1%)減少した。
ア うなぎは1万9,167tで、前年に比べて1,506t(7.3%)減少した。
イ ます類は6,529tで、前年に比べて391t(6.4%)増加した。
ウ あゆは3,683tで、前年に比べて226t(5.8%)減少した。
エ こいは2,027tで、前年に比べて37t(1.8%)減少した。

図8 内水面養殖業魚種別収獲量

(3)観賞魚販売量
令和4年のにしきごいの販売量は243万511尾で、前年に比べて13万9,573尾(5.4%)減少した。

注釈

  • 本調査においては、海面漁業経営体の所在地に集計値を計上した。

統計表〔e-Stat〕

調査の概要(海面漁業生産統計調査内水面漁業生産統計調査

調査結果の主な利活用

  • 水産基本計画における水産物の自給率目標を策定する際の資料
  • 漁獲可能量(TAC)を設定する際の基礎資料

お問合せ先

大臣官房統計部生産流通消費統計課

担当者:漁業生産統計班
代表:03-3502-8111(内線3687)
ダイヤルイン:03-3502-8094