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農林水産省

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更新日:令和4年11月29日
担当:農林水産省

令和4年産麦類(子実用)の作付面積及び収穫量

― 全国の4麦(子実用)の作付面積は、前年産に比べ3%増加、収穫量は、前年産に比べ8%減少 ―

調査結果の概要

  1. 作付面積
    全国における4麦(子実用)(小麦、二条大麦、六条大麦及びはだか麦)の作付面積は29万500ha で、前年産に比べ7,500ha(3%)増加した。

  2. 収穫量
    全国における4麦(子実用)の収穫量は122万tで、前年産に比べ11万2,000t(8%)減少した。

表1 令和4年産4麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量
令和4年産4麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量
注:1 「(参考)10a当たり平均収量対比」とは、10a当たり平均収量(原則として直近7か年のうち、最高及び最低を除いた5か年の平均値)に対する当年産の10a当たり収量の比率をいう(以下表6まで同じ。)。
2 「…」は事実不詳又は調査を欠くもの、「0」は増減がないもの、「x」は個人又は法人その他の団体に関する秘密を保護するため、統計数値を公表しないもの、「△」は負数又は減少したもの、「nc」は計算不能のものであることを示す(以下表6まで同じ。)。

注釈

  • 本資料の数値は概数値であり、今後の農産物検査結果によっては、収穫量等に変更が生じることがある。
  • 麦類(子実用)とは、4麦(小麦、二条大麦、六条大麦及びはだか麦)である。
  • 子実用とは、主に食用にすること(子実生産)を目的とするものをいう。

調査結果の主な利活用

  • 食料・農業・農村基本計画における生産努力目標の策定及び達成状況の検証のための資料
  • 麦類に関する生産振興に資する各種事業の推進のための資料
  • 経営所得安定対策の交付金算定等のための資料
  • 農業保険法(昭和22年法律第185号)に基づく農作物共済事業の適切な運営のための資料

累年データ

4麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量の推移

1 4麦計

資料:農林水産省統計部「作物統計」(以下5の統計表まで同じ。)

2 小麦
小麦

3 二条大麦
二条大麦

4 六条大麦
六条大麦
注:「-」は、事実のないものであることを示す。

5 はだか麦
はだか麦

調査結果

  1. 4麦(子実用)(小麦、二条大麦、六条大麦及びはだか麦)
    (1) 作付面積
    全国の作付面積は29万500ha で、前年産に比べ7,500ha(3%)増加した。
    このうち、北海道は13万2,400ha、都府県は15万8,200haで、それぞれ前年産に比べ4,100ha(3%)、3,500ha(2%)増加した。

    (2) 収穫量
    全国の収穫量は122万tで、前年産に比べ11万2,000t(8%)減少した。
    これは、小麦、二条大麦及びはだか麦の10a当たり収量が前年産を下回ったためである。

    図1 4麦(子実用)の作付面積の推移(全国)
    4麦(子実用)の作付面積及び収穫量の推移(全国)

    図2 4麦(子実用)の収穫量の推移(全国)
    4麦(子実用)の作付面積及び収穫量の推移(全国)

    注: 統計数値及び割合については、表示単位未満を四捨五入しているため、合計値と内訳の計が一致しない場合がある(以下図10まで同じ。)。

    表2 令和4年産4麦(子実用)の作付面積及び収穫量
    令和4年産4麦(子実用)の作付面積及び収穫量

  2. 小麦(子実用)
    (1) 作付面積
    全国の作付面積は22万7,300haで、前年産に比べ7,300ha(3%)増加した。
    これは、北海道や九州を中心に他作物からの転換等があったためである。

    (2) 10a当たり収量
    全国の10a当たり収量は434kgで、作柄の良かった前年産を13%下回った。
    これは、北海道において、登熟期の日照不足等により粒肥大が抑制されたことに加え、大雨・強風等による倒伏が発生したためである。
    なお、10a当たり平均収量対比は98%となった。

    (3) 収穫量
    全国の収穫量は98万7,600tで、前年産に比べ10万9,400t(10%)減少した。

    図3 小麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量の推移(全国)
    図3 小麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量の推移(全国)

    図4 令和4年産小麦(子実用)の都道府県別収穫量及び割合(全国)
    図4 令和4年産小麦(子実用)の都道府県別収穫量及び割合(全国)



    表3 令和4年産小麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量
    令和4年産小麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量


  3. 二条大麦(子実用)
    (1) 作付面積
    全国の作付面積は3万8,100haで、前年産並みとなった。

    (2) 10a当たり収量
    全国の10a当たり収量は396kgで、前年産を4%下回った。
    これは、九州において作柄が前年産並みとなった一方、関東・東山において登熟期の降雨等により粒肥大が抑制されたためである。
    なお、10a当たり平均収量対比は118%となった。

    (3) 収穫量
    全国の収穫量は15万700tで、前年産に比べ6,900t(4%)減少した。

    図5 二条大麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量の推移(全国)
    図5 二条大麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量の推移(全国)

    図6 令和4年産二条大麦(子実用)の都道府県別収穫量及び割合(全国)
    図6 令和4年産二条大麦(子実用)の都道府県別収穫量及び割合(全国))



    表4 令和4年産二条大麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量
    令和4年産二条大麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量


  4. 六条大麦(子実用)
    (1) 作付面積
    全国の作付面積は1万9,300haで、前年産に比べ1,200ha(7%)増加した。
    これは、北陸、近畿を中心に他作物からの転換等があったためである。

    (2) 10a当たり収量
    全国の10a当たり収量は336kg で、前年産を11%上回った。
    これは、北陸において天候に恵まれ生育が順調となり、登熟も良好であったためである。
    なお、10a当たり平均収量対比は113%となった。

    (3) 収穫量
    全国の収穫量は6万4,800tで、前年産に比べ9,700t(18%)増加した。

    図7 六条大麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量の推移(全国)
    図7 六条大麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量の推移(全国)

    図8 令和4年産六条大麦(子実用)の都道府県別収穫量及び割合(全国)
    図8 令和4年産六条大麦(子実用)の都道府県別収穫量及び割合(全国)



    表5 令和4年産六条大麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量
    令和4年産六条大麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量


  5. はだか麦(子実用)
    (1) 作付面積
    全国の作付面積は5,870ha で、前年産に比べ950ha(14%)減少した。
    これは、北海道や四国を中心に他作物への転換等があったためである。

    (2) 10a当たり収量
    全国の10a当たり収量は291kg で、前年産を10%下回った。
    これは、四国において、は種期の降雨による発芽不良等に加え、収穫期の降雨等による品質低下で規格外が多くなったためである。
    なお、10a当たり平均収量対比は106%となった。

    (3) 収穫量
    全国の収穫量は1万7,100tで、前年産に比べ5,000t(23%)減少した。

    図9 はだか麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量の推移(全国)
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    図10 令和4年産はだか麦(子実用)の都道府県別収穫量及び割合(全国)
    図10 令和4年産はだか麦(子実用)の
都道府県別収穫量及び割合(全国)



    表6 令和4年産はだか麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量
    令和4年産はだか麦(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量


お問合せ先

農林水産省 大臣官房統計部

<作付面積に関すること>
生産流通消費統計課
担当:面積統計班
代表:03-3502-8111(内線3681)
ダイヤルイン:03-6744-2045
  
<収穫量に関すること>
生産流通消費統計課
担当:普通作物統計班
代表:03-3502-8111(内線3682)
ダイヤルイン:03-3502-5687